ビルカシュ ラクダ市場
Birqash Camel Market, 2001カイロの北西25km、ナイルデルタの端にあるビルカシュ村(Birqash)にエジプト最大のラクダ市場があります。
このラクダ市場では毎日何百頭ものラクダが販売されていて、午前中の早い時間帯、特に7時から9時ぐらいの時間帯が最も活発に取引が行われています。
多くのラクダが市場にいる様子、そして激しいやり取りでラクダの取引をしている様子に感動すると同時に、ラクダ使いが多くのラクダを扱う様子に少なからずカルチャーショックを受けるでしょう。
ここでは毎日取引が行われていますが、金曜日は特に活気があります。多くの取引が行われるだけではなく、青空市も開かれ、市場から強い活気を感じることができます。
ラクダ市場は観光客に少しずつ人気となっていますが、市場に入場するのに外国人は入場料を払う必要があります。
ここで取引されているラクダの多くはエジプトの南の国スーダンからやってきます。ラクダ使いとともに歩いたり、トラックに乗せられたりと、数か月かけてやってきます。ここへたどり着く前に、或いは到着しても衰弱して死んでしまう個体も多いようです。
観光客にとってラクダと言えばピラミッドなどでのラクダ乗りや、荷物や人を載せてる力持ちで素直な動物といったイメージが強いですが、取引されているラクダの多くは食用となっていてます。ラクダの肉???と、あまり一般的でないのは、脂身が多く、あまりおいしくないからです。
ラクダの価格は大きさや健康状態によって異なり、小さいものは200ドル程度で、大きなものは数千ドルします。当然、値段の付くラクダは、大きく健康的な体を持った個体で、光沢のある髪、傷のない体、強い脚、そしてラクダらしく長くて広い首や大きなこぶを持った個体です。
見学に関しては、ラクダは逃げ出さないように足を縛られていたり、鎖でつながれていますが、突然暴れだしたり、走りだしたりします。ラクダは大柄で力も強いので、ぶつかったり、蹴られたりすると大きな怪我につながることもあります。
ここはラクダを取引する市場で、ふれあい動物園ではありません。慌ててよけたらラクダの糞を踏みつけてしまうということもありますので、常にある程度周囲に注意を払っていないと危ないです。
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* エジプト情景素写 *
到着したらまずヤギに遭遇。
色んな柄のヤギがいて可愛らしかったです。
(At Birqash Camel Market, 4 or 7 May. 2001 *Same as Below)
大柄のラクダがどわっとした感じで市場の奥にいる様子を見て、身震いしました。
所有者の目印が体に付けられています。
また逃げ出したり、暴れないように、前足を結ばれているものもいます。
ターバンを巻き、ガラベーヤを着たラクダ使いが多くいて、
絵にかいたようなラクダ市といった雰囲気です。
アラブ人よりもアフリカ系の顔つきをした人が多いです。
どうだい、うちのラクダはこぶも大きく、毛並みもいいぞ。
といった感じでしょうか。
そりゃ高いよ。これなら買う。いやそんな値段では売れない。
値段交渉はすんなりと決まりません。
まだじっとしてなければならんの?といった様子のラクダ達です。
アラブでは大勢での交渉が当たり前です。
交渉の様子にも迫力があります。
多くの中から切り捨てていき、
2頭になったら本格的に交渉開始です。
交渉する人間の頭の上でラクダが悪口を言い合っていそうな雰囲気で面白かったです。
交渉にも熱が入ります。
日本人がエジプトのお土産物屋で歯が立たないのも分かる気がします。
交渉がまとまったようです。
何に使われるのでしょうか。
商談が終わり、外に出されていたラクダを厩舎に戻します。
太陽が高くなると、片付けなどで人とラクダが市場内を移動し、
バタバタと慌ただしい感じになります。
購入したラクダなどはトラックやピックアップトラックに載せられて運び出されます。
お母さんたちどこ行っちゃうの?
悲しきドナドナの時間です。
金曜日には会場内でガラクタ市が開かれていました。
ラクダを売りに来て、こういった品を買って帰るのでしょうか。
俺たちも撮ってくれと言うことで。
ギザのピラミッドの大きさに驚いたのと同じぐらい衝撃的だったのが、このラクダ市場です。こんな世界があるんだと。
市場内に多くのラクダがうごめいている様子、ラクダ使いの独特な雰囲気、ラクダの扱い、そして交渉の様子などなど、挙げたらきりがありませんが、とてもカルチャーショックを受けました。
当時は気持ち程度の入場料で、「日本人か、珍しいな、まあ入れ」、「入場料は・・・・」、「いい、いい、楽しんでいけ」といった感じの適当な感じでしたが、今ではそこそこ人気の観光地となったようで、入場料も結構な額を払わなければならないようです。
こっちはそれなりのお金を払っているんだといった観光客が増えると、よからぬ雰囲気になってしまわないかと心配ですが、ラクダの扱いなど色々と許容できるのなら訪れるといい経験になる場所だと思います。
次の章では市場にいたラクダの様子を紹介しています。
ビルカシュのラクダ市場
Birqash Camel Market, 2001 -風の旅人- (2020年1月更新)