キャメルマーケットのラクダたち
(ビルカシュ)
Camels At Birqash Camel Market, 2001
カイロの北西、ナイルデルタの端にあるビルカシュ村(Birqash)にあるエジプト最大のラクダ市場、ビルカシュキャメルマーケットのラクダ使いやラクダの様子です。
ラクダ市場では多くのラクダが取引されています。その様子はとても感動的で、異文化を体験できる訪れるべき場所として人気がある一方、ラクダの扱いが酷いとか、動物好きは訪れるべきではないとも言われています。
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* エジプト情景素写 *
ラクダは暑さに強い生き物です。
少し厚ぼったい感じの顔つきをしています。
(At Birqash Camel Market, 4 or 7 May. 2001 *Same as Below)
まつげが長く、目が下に飛び出ています。
下から見るとナマズ系の魚のようにも見えます。
鎖でつながれ、引っ付いているので仲良く見えます。
鳥が背中にとまっていて可愛らしく感じましたが、
ひどく衰弱が見られるラクダでした。
こういう動物園的な風景は和みます。
子どもラクダは可愛らしく、ヤギみたいです。
お手伝いをする小さなラクダ使いも多く目にします。
ガラベーヤを着て、いっぱしに棒を振り回している様子は、
憎めないというか、微笑ましい存在です。
子どもラクダでもロバぐらいの大きさがあります。
散髪をしていないと、リャマのような雰囲気です。
母親にべったりのようで、紐や鎖で繋がれていませんでした。
ラクダもお手入れが必要です。
気持ちいいのか、嫌なのか、複雑な表情をしています。
散髪が嫌いなようで、子ラクダがわめいていました。
一生懸命お手伝いをする子供と怖がっている子供とが
対照的で微笑ましく感じました。
ラクダに囲まれたおじさんがいました。
釈迦の説法のように見えます。
ラクダにとても愛情を感じる人です。
人それぞれアプローチの仕方が違うのはしょうがないことです。
ここのラクダは服というか、布を被せられていました。
それぞれ区切られた厩舎があり、管理されています。
何か用?
厩舎を覗くと、多くのラクダに見つめられました。
なんだか心でラクダと会話できるような雰囲気を持った老人でした。
この老人は大型のラクダを一人で2頭も引いていました。
ラクダとのしっかりとした信頼関係が築かれているのでしょう。
きれいに棒に反応してのけ反っていました。
ペットを飼育している人はあまり見たくない光景です。
ラクダの移動はトラックで行います。
頭を出して荷台に乗っている様子はかわいらしいです。
実はここに来る途中で道に迷ってしまい、
この種の車に拾われ、私も荷台に乗ってラクダ市にきました。
懐かしい思い出です。
長距離を移動するのでしょうか。
このラクダは背中に草をかけてもらっていました。
どことなく日本の祭りでの藁や茅で造った大蛇を思い浮かべてしまいます。
ラクダ市場を訪れた人は、ラクダが逃げないように前足を縛られているのにまず驚くことでしょう。足の速いラクダが逃げ出さないことも大事ですが、大型のラクダが本気で暴れだすと怪我人が出たり、他のラクダを傷つけたりします。檻に入れずに放しているので、これは仕方のないことです。
また、必要以上に鞭で叩かれたりと、時としてひどい扱いを受けていると感じることもあります。でもここは動物園ではなく、家畜の取引の市場です。取引されているラクダは農作業などの使役用であったり、荷物や人の運搬用、そして食用です。
ラクダを高く売るためにどうしたらいいのか。健康でいい状態だと値が上がるし、傷がつけば値が下がるし、死んでしまえば損失になります。
人それぞれの価値観、地域の価値観、ラクダを売るためのアプローチはそれぞれあるわけで、彼らは伝統的に、また経験的にそうやってラクダを扱っているので、あまり外野の人間がどうこう言うべきではないことのように感じます。
動物園やふれあい牧場感覚で訪れると酷い場所と感じるかもしれませんが、市場としてみるなら比較的ラクダも伸び伸びと過ごしているし、ラクダ使いの人も気さくな人が多く、言うほど悪くないところのように感じました。
キャメルマーケットのラクダたち(ビルカシュ)
Camels At Birqash Camel Market, 2001 -風の旅人- (2020年1月更新)