エジプトの情景#1
ナイル川沿いの景観(カイロ)
Cityscape along the Nile River in Cairo, 2001エジプトの首都カイロは、中東、アラブ、そしてアフリカ大陸を代表する都市で、多くの人が暮らしています。
古代エジプト文明が栄えことで知られるナイル川は、河口に肥沃なデルタ地帯が広がっていますが、カイロはそのデルタ地帯が始まる南端といった水利の要所に位置しています。ナイル川を中心に町は広がっていますが、ナイル川の東がカイロ、西がギザと行政上では分かれています。
現在のナイル川沿いには高級ホテルを中心に多くの建物が建ち並び、川では観光船など多くの船が行き来し、両岸を結ぶ橋は通行する多くの車と人で混雑しています。
川に大きな中州があるのもカイロの特徴的な川の風景で、比較的大きなゲジーラ島にはホテルやカイロタワーなどが建ち並び、北のローダ島にもびっしりと建物が建ち並んでいます。
川沿いや中州に建物が建ち並ぶ景観や多くの車や人が橋を通過する様子、そして多くの観光客が観光船に乗っているといった様子は、現代のカイロを象徴するような風景です。
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* エジプト情景素写 *
* 感想など *ナイル川には橋が何本も架けられていますが、さすがは中東を代表する大都市だけあって、ラッシュ時にもなると橋を行き来する車や歩行者で非常に混雑します。
その反面、夕時の川では地元の人や観光客を乗せた伝統的な帆掛け船のファルーカがのんびりと行き来しています。喧騒と悠久が隣り合わせになっている様子がいかにもカイロらしく感じました。
夕方ともなると多くの人が憩いを求めて川沿いで涼んでいます。地元の人に交じりながらナイル川やカイロの町並みを眺め、古代文明にも思いを馳せてみるのもいいものです。ツアー客の人ならホテルから川がよく見えるのかもしれませんが・・・。
ナイル川沿いの景観(カイロ)
Cityscape along the Nile River in Cairo, 2001 -風の旅人- (2020年1月更新)