人力の遊園地と子供たち
Amusement park and Children in Hama, 2001ハマの滞在中は犠牲祭(イード・アル=アドハー)にあたりました。犠牲祭は肉を食べることに感謝する祭りで、やれ祭りだ、パレードだ・・・といった祭りではなく、観光客としてはほとんどの店が閉まっているので、むしろ色々と不便だな・・・といった感じでした。
せっかくの犠牲祭だし、何か面白いことでもないかなと町を散策していると、子供たちが楽しそうに遊んでいる遊園地を発見しました。子供たちはしっかりと休みを楽しんでいて安心しました。
でも遊園地の遊具をよく見て唖然としました。なんと人力で遊具を動かしているのです。ビックリ仰天です。
でも一生懸命遊具を動かしている大人と、楽しそうに遊んでいる子供たちを見ていると、子どもが楽しむだけならわざわざ高価な入場料を払う遊園地でなく、こういった素朴な遊園地でも十分なのかなと思ってしまいました。
シリアでは歩いているとよく写真を撮ってくれと大人にも子供にも頼まれます。この日はちょうど犠牲祭の日とあって、多分モスクへ行った帰りだと思いますがきちんとした格好をしている子が多く、いつも以上に「フォト、フォト」とよく声をかけられました。
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* シリア情景素写 *

Amusement park for Children in Hama
歩いていると住宅地の一角に楽しげな遊園地を発見。
子供たちが楽しそうに遊んでいました。
(In Hama City, 5 Mar. 2001)

子どもを載せた遊具がぐるぐると回っています。
(In Hama City, 5 Mar. 2001)

回しているのは俺だぜ!とセナ似のお兄さん。
なんと動力は1人力です。
(In Hama City, 5 Mar. 2001)

小型の観覧車もあります。
これは人気で子供たちが順番待ちをしていました。
(In Hama City, 5 Mar. 2001)

みんな乗ったか。そろそろ動かすぞ。
さてこれはどうやって動かすのでしょう。
(In Hama City, 5 Mar. 2001)

なんと1人が上に上がって体重をかけて下に回します。
それを交代で繰り返します。
3人で交代して回していたので、観覧車の動力は3人力となるでしょうか。
(In Hama City, 5 Mar. 2001)

これは非常に回すのが難しく、回す人の呼吸が合わないと、
カックンカックンと大きくかごが揺れます。
それはそれで「きゃ~」と叫びながら子供たちは楽しんでいるみたいでした。
(In Hama City, 5 Mar. 2001)

子供たちが楽しそうです。
その反面、回す大人は必死の形相です。
カッコ良く撮ってくれよと頼んできたので、
この回はめちゃくちゃ気合を入れて回していました。
(In Hama City, 5 Mar. 2001)

今日は犠牲祭なのでお洒落な格好をしている子が多いです。
きっとモスクでお祈りした帰りなのでしょう。
(In Hama City, 5 Mar. 2001)

ブランコも人気で順番を待ちができていました。
ブランコは結構な高さで設置されています。
3つのかごが設置されていて、強度が少し心配です。
でもここではこれが普通なのでしょう。
遺跡の崩れそうで崩れない石組を見慣れてくるとそう思えてきます。
(In Hama City, 5 Mar. 2001)

お姉さんにこいでもらい、小さな子供がとても楽しそうです。
(In Hama City, 5 Mar. 2001)

こちらは大所帯。
って、定員オーバーでは・・・。
日本基準で見ると心臓に悪いです。
(In Hama City, 5 Mar. 2001)

ここからは子ども遊園地やその周辺の子供たちです。
(In Hama, 5 Mar. 2001)

(In Hama, 5 Mar. 2001)

(In Hama, 5 Mar. 2001)

(In Hama, 5 Mar. 2001)

犠牲祭らしくお肉の前で。
(In Hama, 5 Mar. 2001)

上の写真のお父さんたちと。
(In Hama, 5 Mar. 2001)

(In Hama, 5 Mar. 2001)

(In Hama, 5 Mar. 2001)

キリがないし、フイルムがなくなりそうなので、撤収。
スークを抜けて帰ろうと思ったら、また捕まってしまいました。
写真を撮った後はダッシュ・・・・はしなかったけど、
今度こそ速足で退散しました。
(In Hama, 5 Mar. 2001)
犠牲祭で色々と店が閉まっているし、バスの便とかなかったり、遺跡を訪れても休館だったりする可能性があるので、休養日に充てることにしました。
昼頃から何か面白いことでもないかなと町を散策していると、楽しそうな子供たちの声が聞こえ、その声に誘われて赴くと、この質素で楽しい遊園地に到着しました。
犠牲祭の帰りの様で子供たちは正装をしていて、かわいらしい姿で楽しんでいました。少しの間だけでしたが、人懐っこいハマの子供たちと一緒に犠牲祭という良き休日を過ごすことができました。
人力の遊園地と子供たち
Amusement park and Children in Hama, 2001 -風の旅人- (2019年12月更新)