ダマスカスのスーク
Damascus Old Souq, 2001スークというのは市場という意味です。シリアでスークといえば世界遺産に指定されているアレッポが有名ですが、ダマスカスの旧市街にある古風なスークもなかなか味があります。
アレッポみたいにいかにも中世的といった感じはしないものの、やはり人口が多い都市だけあって規模が大きく、活気もあり、市場らしい様子はアレッポに引けをとらないと感じるほどです。
ダマスカスのスークの代表は旧市街の西部にあるアルハミディヤ・スークで、約500メートルもの直線のアーケード街となっています。二階建ての建物の上に近代的な屋根が取り付けられているので、見方によっては日本の商店街のようにも感じられます。もちろん石造りの建物や売っているものを見るとやっぱりアラブ的な感じがします。
このスーク・ハミディーエのメイン通りから脇道にもミッドハットパシャスーク、アルブズリヤスークなどのスークが続いていて、ウマイヤドモスクを中心に周辺では様々なスークを楽しむことができます。
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* シリア情景素写 *

Al-Hamidiyah Souq
天井が高く、幅も広いスークです。
歩行者天国となっていて、多くの人で賑わっていました。
(In Damascus, 31 Mar. 2001)

この付近は建物が石造りなので重厚な感じがします。
時間帯によっては天井の採光窓から日が差し込み、
幻想的な雰囲気になります。
(In Damascus, 2 Apr. 2001)

アラブって感じな光景です。
(In Damascus, 31 Mar. 2001)

Al-Buzuriyah Souq
ウマイヤドモスクの南にあるスークで、古くからの趣があります。
スパイスやハーブなどが売られているのも味わいがあります。
(In Damascus, 2 Apr. 2001)

車が通る場所もあります。
(In Damascus, 2 Apr. 2001)

昔は馬などに引かれた荷車が行き来していたのでしょうか。
そういう風景を期待してしまいます。
(In Damascus, 2 Apr. 2001)

隊商宿風のスークです。
衣類を中心に売られていました。
(In Damascus, 2 Apr. 2001)

元は屋根があったのでしょうか。
路上にも露店が並んでいました。
(In Damascus, 2 Apr. 2001)

水を入れる瓶の部分、煙草を載せる塔の部分、
吸うホースの部分を組み合わせて購入します。
(In Damascus, 2 Apr. 2001)

鳩や鶏が売られていました。
中東では伝書鳩は人気があります。
(In Damascus, 31 Mar. 2001)
ダマスカスの旧市街には様々な種類のスークがあり、その規模に驚きました。そして多くの店が並び、多くの人が歩くといった活気のある様子に感動しました。
場所によっては日本のアーケードの付いた古い昭和の商店街の雰囲気をどことなく感じ、日本だったらこうだろうな・・・みたいなアラブと日本の雰囲気の違いを感じながら歩くのも面白かったです。
ダマスカスのスーク
Damascus Old Souq, 2001 -風の旅人- (2019年12月更新)