風の足跡 ~風の旅人旅行記集~

御前崎、初日の出ツーリング
#3 登呂遺跡とガスト

<2006年1月>

友人から初日の出を見に行こうと誘いがあり、御前崎へ人生初の初日の出ツーリングに出かけました。(全5ページ)

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3、登呂遺跡とガスト

地理院の地図
御前崎付近の地図

国土地理院地図を書き込んで使用

御前崎からは隊列を組んで、海岸沿いの150号を静岡市方面に向かって走った。右手に見える駿河湾からは時々太陽が雲の合間から出てきて、まぶしく感じる。

すがすがしい朝の道行だったが、あまりすがすがしくないのは我々のお腹の中。深夜から活動しっぱなしだし、寒いので体の中での燃焼も盛んなようで、日の出を見ているときからみんなのお腹がグゥ~グゥ~と鳴っていた。

途中でファミレスがあれば休憩を兼ねて寄ろうということで、探しながら走るものの、元旦の朝に開いている店があちこちにあるはずもなく、結局静岡市内に入ってしまった。

静岡市内に入ると、ファミレスよりも先に登呂遺跡の案内板を見つけてしまった。

「あっ、登呂遺跡がある。教科書に載っている遺跡だ。」これは寄ってみなければ。みんなに聞いてみると、「登呂遺跡は知ってる。行ってみよう。」とのこと。

お腹の空き具合も気になったが、滅多に来ない静岡市まで来たことだし、ちょっとだけ遺跡に寄ってみることにした。

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バイクを停めて敷地内へ入っていくと、元旦の朝だけあって遺跡内は閑散としていた。遺跡内の公園では地元の人が散歩していたり、羽根突きをしていて、遺跡というよりは普通の公園といった雰囲気だった。

登呂遺跡は、弥生時代の集落と水田が復元されていることで有名な遺跡だ。付属の資料館で遺跡の解説や発掘品の展示が行われているけど、本日は休館日。

公園となっている部分はいつでも見学可能となっていて、園内を歩いてみるものの、復元住居の扉は締まっているし、自慢の水田もこの時期は何もない。ふむふむと竪穴式住居や高床式倉庫のあるエリアを一回りしたらあっけなく見学は終わってしまった。

登呂遺跡で 御前崎、初日の出ツーリング06'の写真
登呂遺跡で

あまり見ごたえがあったとは言えないが、教科書に載るような日本を代表する遺跡を訪れたという事実だけでよしとしよう。

一年の計は元旦にありって事で、今年は勉学向上の年になるかな・・・。などと思いつつ記念写真を撮って、遺跡を後にした。

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さすがに静岡市の中心部には営業しているファミレスがあるだろうという事で、登呂遺跡から駅方面に向かって走ると、ようやく営業しているガストを発見。

入店すると、「あと10分でモーニングメニューから一般のメニューに変わりますが、どうします?」と聞かれ、迷わず「待ちます」と返答した。

お腹がすいているので腹いっぱい食べたい。ということでドリンクバーで時間をつぶし、メニューが変わるとハンバーグのセット大盛りを頼んだ。

やっと食事にありつける。でもよく考えると、元旦早々、いや今年の食べ初めがガストでハンバーグというのもなんだかなぁ・・・といった感じ。

いやいや、こうやって元旦から営業してくれて、暖かい場所でお腹いっぱい食べられる事を考えれば、文句を言ったら罰が当たるというものだ。

御前崎、初日の出ツーリング06'
#3 登呂遺跡とガスト
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