丸子どんど焼き
日枝神社と保存会によって丸子橋近くの河川敷で行われるどんど焼きです。多摩川下流域では一番大きなどんど焼きで、夕暮れ時に行われます。
・開催場所 : | 多摩川第一広場(丸子橋下流)(川崎市中原区) |
---|---|
・開催日時 : | 1月第二日曜日 |
・行事内容 : | どんど焼き |
・備考 : | 2010年、2011年訪問 |
*このページは過去の訪問記録です。
*日時、場所、行事内容が変更されている場合があります。
広告
* 丸子どんど焼き訪問記 *
・丸子どんど焼きについて
中原街道の多摩川に架かる橋が丸子橋です。川崎側の南の河川敷は多摩川第一広場になっていて、この広場で丸子地域の氏神である丸子山王日枝神社と丸子どんど焼き保存会によって毎年1月第2日曜日に丸子どんど焼きが行われます。
色々と検索してみると、どうやら東横線沿線で盛大に行われているどんど焼きはここだけのようです。多摩川沿いでは大田区の六郷や世田谷区の鎌田、狛江市で行われていますが、集まる人数を含めてここが一番大がかりになるでしょうか。
近年都会から消えつつある行事の一つがどんど焼きです。広い場所がなければ行うことができないし、大きな火を扱う場合は消防団の協力など多くの人手が必要だし、灰が結構飛ぶので近隣の苦情等にも対応しなければならないしと、なかなかやり辛い行事となってしまいました。
とはいえ神社やお寺にしてみれば正月にまとめて返納される縁起物をゴミ扱いで処分するとお金がかかるわけで、どんど焼きの名目で焼却するのが一番効率がよかったりします。
・行事の様子
ここのサイト(櫓)は結構大がかりで、中に入れるようになっています。これは多摩川沿いで多く見られるスタイルです。
その他にここの特徴を挙げるならサイトに新春の予祝行事、日枝神社のおびしゃで使った的が目立つところに取り付けられていることと、書き初めが多く貼られていることでしょうか。
地域の占い行事に使用したものや地域の子供達の書き初めが貼られたサイトを見ると、地域の生活感を感じられ親近感がわいてきます。
訪れたときは夕焼けがきれいな午後4時に式典が始まりましたが、どうやら現在は3時からに変更されているようです。
サイト(櫓)の前に設けられた祭壇で神事が行われた後、代表によって点火されます。火が入れられると、燃えやすいものが山積みになっているので一気に燃え上がり、火柱が上がるといった感じでなかなかの迫力です。
ある程度燃えて、火が落ち着いてくると、消防団の人たちがサイトを崩し、慣らしていきます。
サイトの周りに張られていた規制のロープが取り除かれると、火の周りを取り囲んでいる子供達が福餅を付けた竹竿を勇んで火に入れようとしますが、大人達にまだ早い!焦げる!と止められる光景があちこちで繰り広げられます。
周辺にマンションが多いのもあってここでは竹竿を持った子供の多いこと。その数にちょっとびっくりしました。
・丸子橋の上から(2011年)
丸子橋の上から見たらきれいでは?と思い立って翌年にもう一度訪れてみました。
橋の上からビル群や新幹線などを含めて見ると下から見るのとではまた違った印象です。それに火の粉が飛んでこないし、服が煙で臭くならないのもいいですね。
・感想など
現在では開始時間が1時間早くなったので、少し様子が違うとは思いますが、夕暮れ時に行われるどんど焼きはとても素敵でした。
夕暮れの中でシルエットとなる武蔵小杉のビル群、河川敷を長い編成で通り抜ける新幹線、そして火を囲む多くの人々、様々な事が混じりあってとても美しいどんど焼きの情景となっていました。
丸子どんど焼き 風の旅人 - 2010年、2011年訪問広告
* 情報、アクセス等 *
・丸子どんど焼きの概要
・開催日時 | 2020年1月12日(日) (例年1月第二日曜日) |
---|---|
・開催場所 | 多摩川第一広場(川崎市中原区) |
・行事内容 | どんど焼き |
・スケジュール | 15時から神事 |
・アクセス等 | 新丸子駅、武蔵小杉などから徒歩圏内。 |
・備考 | 雨天中止 |
・関連サイト |
|
*訪れる際には最新の情報を入手されることをお勧めします。
* 地図 *
広告