鵜の大群と路面電車
(新己斐橋など 2017年1月4日)正月の三が日が終わった翌日、太田川放水路に珍客がやってきました。それは尋常ではない数の鵜の大群で、群れを成して川を移動する光景は凄まじいものでした。ちょうど夕暮れ時とも重なり、その印象的な様子を路面電車と絡めて写真に収めてみました。
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* 情景素写 *
着水と離水は上手ではなく、バサバサと凄い羽根音をさせて行います。
数羽でもうるさく感じるのに、群れともなるとその音は凄まじく、かなり不気味に感じます。
広島で鵜といえば三次の鵜飼やお隣の岩国の錦帯橋の鵜飼がよく知られているでしょうか。鵜飼を見たことのある人なら魚を捕るのが上手とか、可愛らしいとか、人と仲良しといったイメージがあるかもしれません。
実際、潜って魚を捕まえるのが得意なのですが、困ったことに大量の魚を食べます。数羽なら問題ないのでしょうが、群れを成して日常的にやってくるとなると、川の資源が食いつくされてしまいます。黒い色をしていることから海や川の烏とも呼ばれ、害鳥に指定されていたりします。
新幹線から見えたのかわかりませんが、群れが塊となって太田川放水路に架かる橋をくぐったり、飛び越えたりしていました。
鵜には川鵜(カワウ)と海鵜(ウミウ)がいて、多分この群れはカワウです。
頭が白く、足元付近に白い斑点があるのは婚姻色のオスになるようです。
川が鵜に占拠されてしまいました。
潜って魚を取ったり、飛んでみたり、他の鵜にちょっかい出してみたりと思い思いに過ごしているといった感じでした。
日常的に鳥を見下ろして観察することはないので、橋の上から鳥を見るというのが面白かったです。
鵜が着水する時は足で水面を蹴ってスピードを落とします。
そしてザブンと水に飛び込みます。
体に無理な力がかかり、関節などを傷めてしまいそうと思ってしまいますが、鵜にとってはこの方法が一番なのでしょう。
いつも見慣れた路面電車が通る風景でも、鵜がいるとちょっと違った雰囲気に感じます。
川の真ん中なので路面電車が轟音を立てて通ろうがお構いなしといった感じでした。
実際は進行方向と逆ですが、飛んでいる鳥と一緒だとスピード感のない路面電車にも躍動感が加わります。
いつもとは違う川の様子に驚き、立ち止まって眺める人も多くいました。
なかなか鵜が思い通りに飛んでくれません。
今だと思ったときに路面電車が来てくれません。
こういう写真は難しいですね。
単車が橋の上ですれ違いました。
鵜が飛んでいなかったほうがシャッターを押すタイミングに集中できたかな・・・。
珍しく連接車の乗客がバランスよく影になっていました。
これぐらいの羽数ならいつもの光景といった感じです。
羽をばたつかせる鵜と路面電車、そしてさりげなく背景に宮島が映っているところが好きです。
ネッシーが沢山いるといった面白い絵です。
ネッシーってなに?若い人には分からないかもしれませんが・・・。
群れで羽を広げている様子は結構迫力があります。
日が沈んだ後もバサバサと不気味に羽根音をたてながら太田川放水路を行き来していました。
鵜の大群と路面電車 -風の旅人- (2019年7月更新)
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