* 情景素写 *
エトワール広場はベイルートの中心部にあり、周囲には政府機関などの施設や銀行、高級ホテル、宗教施設が集まっています。現在ではネジメ広場(Nijmeh Square)の方が名の通りがいいような感じです。
アル・アベド時計塔のある中心部付近は車両の通行が禁止されています。この時計塔は1930年代に建てられたもので、ブラジル移民ミシェルアベドからレバノン政府への寄贈されました。
ジェイタ洞窟(Jeita Grotto)は、ベイルートから北へ約15kmほど行ったジェイタにあります。1836年にアメリカ人によって発見され鍾乳洞で、巨大な洞窟は山の中腹で上下2層に分かれているといった珍しい構造をしています。
下部は大きな地底湖になっていて、洞窟内を電動式のボートに乗って見学することができます。きれいに、そして幻想的にライトアップされている洞窟をボートで進んで行く様子は、まるで遊園地のアトラクションのようで、一生の思い出となるでしょう。
* 感想など *
私の中でベイルートといえば泥沼化した内戦の印象が強い町でしたが、復興も進み、人々も穏やかな感じで、建物が所々壊れている以外はあまり内戦があったことを意識することはありませんでした。
かつての「中東のパリ」と形容するにはまだ早いですが、近いうちにかつての賑わいや美しい町並みが戻ってきそうだと感じました。