深大寺 厄除元三大師大祭
厄除元三大師と深大寺そばで知られている深大寺では毎年3月3日と4日に厄除元三大師大祭が行われ、東京に春を呼ぶだるま市が開かれます。
・開催場所 : | 深大寺(調布市深大寺元町5丁目) |
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・開催日時 : | 毎年3月3日、4日 |
・行事内容 : | 雛めぐりなど |
・備考 : | 20年訪問 |
*このページは過去の訪問記録です。
*日時、場所、行事内容が変更されている場合があります。
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* 厄除元三大師大祭訪問記 *
・厄除元三大師大祭について
東京の調布市に厄除元三大師と深大寺そばで知られている深大寺があります。近くには植物園もあり、お寺や植物園を見学して歩き、そばを食べて帰るというのも健康的な小旅行といった感じでいいかもしれません。ちなみに深大寺の門前には多くの蕎麦屋に混じって鬼太郎茶屋があり、これも最近のブームに乗って結構流行っています。作者の水木さんは鳥取の境港出身ですが、調布に住んでいた事があったとかで、駅前の商店街には妖怪モニュメントもあったりします。
その深大寺において一年で一番大きな行事が3月3日と4日に行われる「厄除元三大師大祭」です。朝から多くの信者が集まり、大師堂では諸願成就の大護摩供が何度も行われます。この縁日にあわせてだるま市が行われているのですが、境内に100以上も縁起だるまを売る店がならび、とても規模が大きく、活気があります。東京に春を呼ぶ深大寺のだるま市といったキャッチフレーズも伊達ではないといった感じです。
ここのだるま市に多くの人が集まるのは、「厄除元三大師大祭」にあやかって縁起がいい事にあります。露店などで購入しただるまは、その場で目を書き入れてもらう事もできますが、元三大師堂の横にあるだるま開眼所で僧侶によって目を書き入れてもらう事ができます。やはり実際に大師堂の前でお寺の人に目を入れてもらえるというのは、御利益がモリモリと涌いてきそうな・・・気がします。時間帯や曜日などにも拠るとは思いますが、訪れた時にはかなり長い行列ができていました。目入れに値段は決まっていなく、志納金と書かれた器が置いてあるだけ。観光で来て思わず小さなだるまを購入してしまった人などはちょっと困るかもしれませんね。ここの目入れは少し変わっていて、だるまの左目に梵字の阿(あ)字を書き入れます。「阿」は物事の始まりを意味し、そして願いが成就したら物事の終わりを意味する「吽(うん)」を入れてもらって納めます。
厄除元三大師大祭のクライマックスは、慈恵大師御影供という天台宗に伝わる伝統法要になります。これは両日とも行われ、午後2時になると風情あるお練り行列が本坊より出発します。そして一度通りに出て、賑やかな参道を通り、境内、そして元三大師堂へ進んで行きます。行列は雅楽衆、木遣り衆、講中が先導し、御影供出仕の袍裳金襴七条袈裟に身を包んだ高僧が続きます。高僧の衣装の豪華さはなかなかのもので、境内を進む様子はうまく場面を切り取ればタイムスリップしたような感じを受けるでしょう。元三大師堂に到着すると、堂内で御影供が始まります。この時に比叡山以外では滅多に聞くことのできない天台宗に古くから伝わる御影供の聲明が、雅楽の調べとともに厳かに唱えられます。御影供とは大師像の掛け軸を掲げて香、華、灯明、諸々の供物を供え、報恩の誠を捧げるといった法会の事で、深大寺では百味講という江戸時代から続く講中により大師様の宝前に供物が奉献されています。ただ堂内は薄暗く、外からでは法要などの儀式の様子はよくわかりませんでした。
・行事の様子
期間中の土日には中心部が歩行者天国となり、出店も出て活気があります。人は多くなりますが、車に気を使わないでのんびりと散策を楽しむことができます。
・少し足を延ばして
真壁は筑波山を望む町。車ならドライブを兼ねて筑波山まで足を延ばすのがお勧めです。
・感想など
私の中で関東で一番と感じるひな祭りはここで、
厄除元三大師大祭 風の旅人 - 2009、2010年訪問広告
* 情報、アクセス等 *
・厄除元三大師大祭の概要
・開催日時 | 2019年2月9日(土)~3月24日(日) (毎年3月3日、4日) |
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・開催場所 | 深大寺(調布市深大寺元町5丁目) |
・行事内容 | 雛巡りと雛舟などの関連行事 |
・スケジュール | 9時から17時、14時からお練り行列 |
・アクセス等 | JR成田線佐原駅より徒歩圏内。有料、無料の駐車場有。 |
・備考 | 公式サイトでパンフレットや散策マップのダウンロードができます。 |
・関連サイト |
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*訪れる際には最新の情報を入手されることをお勧めします。
* 地図 *
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