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谷保天満宮 梅まつり

国立にある谷保天満宮では梅の時期に神社の梅林で梅まつりが行われ、稚児によって紅わらべの舞いが舞われます。

・開催場所 :谷保天満宮(国立市)
・開催日時 :2月下旬頃の週末
・行事内容 :雛めぐりなど
・備考 :2009年訪問

*このページは過去の訪問記録です。
*日時、場所、行事内容が変更されている場合があります。

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* 谷保天満宮 梅まつり訪問記 *

・谷保天満宮 梅まつりについて

真壁のひなまつり 真壁を代表する潮田家の写真
真壁を代表する潮田家

真壁には登録文化財の建物が多いです。

国立市にある谷保天満宮は、社伝によると菅原道真公が太宰府に左降された際に道真公の三男、道武は武蔵国のこの地に配流せられ、後に父を祀る廟を建てたことに始まるそうです。東日本における天満宮としては一番最初に府社の格を持った神社で、関東でも一目置かれる天満宮となるでしょうか。

谷保天満宮は旧甲州街道沿いにあります。現在では日野バイパスができたので、車の通行量は以前よりは少なくなりましたが、車の通りの多い場所にある神社です。ここの神社の面白いのは、街道沿いの入り口、鳥居のある場所が高台になっていて、神社の本殿や社務所があるのは少し下った低地部分にあることです。そのため一の鳥居をくぐって参拝する場合は、どんどんと階段を下っていかなければなりません。普通は逆のことが多いのですが、これは元々甲州街道が社殿のある低地の方にあったのが、洪水によって流路が変わり、現在の高台の方へ道が移設されたからだそうです。

菅原道真公といえば梅の木。ここには約350本の梅の木が植えられていて、2月中旬~3月上旬頃にさわやかな匂いとともに花を咲かせます。梅林があるのは街道沿いの高台と社殿のある低地の真ん中ぐらいにある広場です。ここは特に美しい庭園になっているとかではなく、普通の公園にある梅林といったような感じです。それでも多くの梅が咲いている様子は美しく、開花時期には参拝ついでに多くの人が訪れます。

天神さんといえば25日が縁日。月末にイベントが多いです。ここでも2月下旬から場合によっては三月頭の週末に梅まつりが行われます。梅まつりの日には野点や琴演奏、紅わらべの舞、お囃子、天神太鼓などのイベントが行われます。天神様での梅祭りらしいと感じたのが「紅わらべ」という稚児舞です。これは祭神の菅原道真公が5歳の時に詠んだとされる和歌「美しや 紅の色なる 梅の花 あこが顔にも つけたくぞある」を作曲・作舞した巫女舞で、小さな女の子たちが梅林の中で舞う姿は愛らしかったです。関東ではあまり見ない稚児神楽なので梅まつりに合わせて訪れてみるといいでしょう。

・行事の様子

谷保天満宮 梅まつりの写真
紅わらべの舞

稚児さんによって舞いが行われました。

谷保天満宮 梅まつりの写真
琴の演奏

地元の社中によって演奏が行われました。

谷保天満宮 梅まつりの写真
天神太鼓の演奏

地域の人に見守られてといった感じの演奏でした。

谷保天満宮 梅まつりの写真
お囃子

甲州街道沿いはお囃子が盛んです。

真壁のひなまつり 村井醸造の雛飾りと琴の演奏の写真
村井醸造の雛飾りと琴の演奏

真壁には2つの酒蔵があり、公明や花の井など有名な清酒があります。

期間中の土日には中心部が歩行者天国となり、出店も出て活気があります。人は多くなりますが、車に気を使わないでのんびりと散策を楽しむことができます。

・少し足を延ばして

筑波山山頂の写真
筑波山山頂

山頂付近までケーブルカーで行くことができます。

真壁は筑波山を望む町。車ならドライブを兼ねて筑波山まで足を延ばすのがお勧めです。

・感想など

真壁のひなまつり 旅籠ふるかわの写真
旅籠ふるかわ

ここは建物の2階部分にお雛様が展示されます。

私の中で関東で一番と感じるひな祭りはここで、

谷保天満宮 梅まつり 風の旅人 - 2009年訪問

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* 情報、アクセス等 *

・谷保天満宮 梅まつりの概要

・開催日時2019年2月23、24日(土日) (例年2月下旬頃の週末)
・開催場所谷保天満宮(国立市谷保5209)
・行事内容雛巡りと雛舟などの関連行事
・スケジュール10時~15時
・アクセス等JR成田線佐原駅より徒歩圏内。有料、無料の駐車場有。
・備考公式サイトでパンフレットや散策マップのダウンロードができます。
・関連サイト

*訪れる際には最新の情報を入手されることをお勧めします。

* 地図 *

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