高幡不動の初不動大祭
高幡不動として親しまれている高幡山金剛寺では初不動の大祭に合わせて稚児練り行列が行われ、境内ではだるま市が開かれます。
・開催場所 : | 高幡山金剛寺(日野市) |
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・開催日時 : | 毎年1月28日 |
・行事内容 : | 雛めぐりなど |
・備考 : | 2010年訪問 |
*このページは過去の訪問記録です。
*日時、場所、行事内容が変更されている場合があります。
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* 高幡不動の初不動大祭訪問記 *
・高幡不動の初不動大祭について
東京の日野市にある高幡不動は関東でも名が知られる不動尊の一つです。正式には高幡山明王院金剛寺といい、その草創は今から1100年前の平安時代初期、慈覚大師円仁が清和天皇の勅願によってこの地を東関鎮護の霊場と定め、山中に不動明王を祀る不動堂を建立したのに始まるようです。境内には古刹にふさわしく文化財の建物が多く、関東地方屈指の大寺院だったことが伺えます。江戸時代には関東十一檀林に数えられ、火防の不動尊として広く庶民の信仰を集めたそうです。本堂の脇では元旦から節分まで「厄除ほのほうちわ」が売られています。また高幡不動といえば新撰組のイケメンとして名高い土方歳三の菩提寺としても知られています。境内には土方歳三の像があり、命日のある5月には高幡不動を始めとした日野市内で「ひの新選組まつり」が行われます。
不動さまといえば毎月28日が縁日になります。「縁日」とは特定の神様や仏様に縁があり、祭りや供養をする日。天神様が25日、えんま様が16日というのも同じ事で、簡単に書くならその日にお参りするといつも以上に御加護が得られると考えられています。その中でも新年が明けて最初の縁日の日、初不動は一年の内でも一番大きな縁日となり、高幡不動でも「初不動大祭」が盛大に開催されます。曜日にもよりますが、一年で一番御利益が得られる日となれば訪れる人も多く、駅から山門までの参道には露店が並び、境内も大混雑します。多いときは十万人の人出でがあるとかいうので驚きます。
14時ころから着飾った子どもたちが境内を練り歩く稚児練供養が行われます。行列は不動堂で法要が行われた後、奥殿までの短い区間を練り歩きます。初不動の縁日に華を添える稚児さんの行列とあって、いっそう混雑がまし、場合によっては身動きがとれなくなります。
また初不動に合わせて「だるま市」も開かれます。広い境内の至る所にだるまの露店が並ぶ様子はなかなか風情のあり、その規模はかなりのものです。そして達磨を買い求める人と売り手のやりとりがあちこちで繰り広げられているといった活気のあるだるま市です。そのため境内を歩いていると、火伏の不動様の初不動というよりもだるま市といった風情の方が強く感じられました。
・行事の様子
期間中の土日には中心部が歩行者天国となり、出店も出て活気があります。人は多くなりますが、車に気を使わないでのんびりと散策を楽しむことができます。
・少し足を延ばして
真壁は筑波山を望む町。車ならドライブを兼ねて筑波山まで足を延ばすのがお勧めです。
・感想など
私の中で関東で一番と感じるひな祭りはここで、
高幡不動の初不動大祭 風の旅人 - 2010年訪問広告
* 情報、アクセス等 *
・高幡不動の初不動大祭の概要
・開催日時 | 2019年2月9日(土)~3月24日(日) (毎年1月28日) |
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・開催場所 | 高幡山金剛寺(日野市高幡699) |
・行事内容 | 雛巡りと雛舟などの関連行事 |
・スケジュール | 14時から稚児行列 |
・アクセス等 | JR成田線佐原駅より徒歩圏内。有料、無料の駐車場有。 |
・備考 | 公式サイトでパンフレットや散策マップのダウンロードができます。 |
・関連サイト |
*訪れる際には最新の情報を入手されることをお勧めします。
* 地図 *
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