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風の祭事記

風の祭事記 ~祭り、イベント訪問記~

湯河原梅林 梅の宴

湯河原の北にある幕山の斜面には紅梅・白梅が4千本植えられていて、山が梅の服を着ているかのようになります。開花時期には梅の宴という梅まつりが行われ、ライトアップもされます。

・場所 : 幕山公園(湯河原町鍛冶屋951-1)
・開催日時 : 2月中旬~3月上旬(2019年2月2日~3月10日)
・スケジュール : 9時~16時、ライトアップ時は18時~20時半(入園料200円)
・備考 : 2009年訪問
*開催場所、日時、内容等は年によって異なる場合があります。

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*** 湯河原梅林 梅の宴の写真 ***

湯河原梅林 梅の宴の写真
幕山公園

梅まつりの会場となります。

湯河原梅林 梅の宴の写真
下から見た幕山

山のふもとが梅で彩られます。

湯河原梅林 梅の宴の写真
斜面の梅林

多くの観光客が途中まで登っていました。

湯河原梅林 梅の宴の写真
イベント会場

太鼓などの演奏などが行われます。

湯河原梅林 梅の宴の写真
ライトアップのようす

山を丸ごとライトアップしているかのようです。

湯河原梅林 梅の宴の写真
梅林内の様子

闇に浮かぶ梅の花もいいものです。

* 湯河原梅林 梅の宴について *

関東のバイク乗り、と言ってもちょっと飛ばしたがる系のバイク乗りにとってバイクの聖地は大観山になるのでしょうか。五月の連休ともなると大観山の展望台の駐車場はバイクで埋め尽くされてしまいます。もちろんお目当ては大観山からの雄大な富士山の眺め・・・ではなく、カーブがきつくて関東屈指の難コースで有名な椿ラインです。この椿ラインは湯河原の温泉街から大観山までの道で、ひたすらカーブが続き、一応名前の通り椿が有名なのでしょうか。気にしたことがないのでよく分かりませんが・・・。それよりも所々道ばたに花束があちこちで置かれているのが、何時も気になってしまいます。

それはさておき、バイク乗りには湯河原は馴染みの深い町だといえます。しかし、素通りする人が多いので、湯河原に湯河原大仏とか、西村京太郎博物館とかがあるのを知っている人は少ないです。それとともにちょっとわかり辛いところにあり、また時期が限られる湯河原梅林を知っている人も少なかったりします。平成8年に初公開されたので、梅祭りの歴史としては新しく、古くからのライダーなどに認知されていないのもその一因かもしれません。大観山に登っていくバイクの数は多いのに、こっちへ登ってくるバイクが少ないこと・・・。

湯河原梅林は幕山の斜面に広がる梅林で、幕山公園内にあります。他の梅林と違うのは、幕山登山を兼ねて訪れる人が多いので、登山の格好をしている人を多く見かける事でしょうか。幕山は標高626m。実質450mぐらいの登山になるようです。さすがに目の前に聳える幕山を見上げると、登山をするつもりで来ないときびしそうです。梅林に関しては、約4000本の紅梅、白梅が植えられています。近年では入場料を徴収する事で梅林の手入れや拡張を行っているので、まだまだ増えていくようです。

ここの一番の観梅場所は一番下のイベント会場付近ではないでしょうか。下から見上げると幕山は断崖絶壁のような岩山になっています。それ故に幕山なのでしょうが、その岩山と麓付近の梅の対照が面白いと思います。もちろん斜面を登っていくと展望台みたいな場所もありますが、私が訪れた時はまだ満開ではなかったせいか、梅の絨毯と呼ぶには寂しい状態でいまいちな感じでした。

梅祭りはだいたい2月中旬から3月の中旬までの1ヶ月間行われています。入場料は200円。バイクなら駐車場は無料だし、一番近い駐車場に停めることが出来てお得です。期間中のイベントとしては、湯河原温泉を控えている場所柄、オープニングセレモニーで行われる芸妓の舞が興味を引かれるところでしょうか。それ以外は関東で名が知られている相洋高校和太鼓部の演奏などが舞台で行われるようです。その他、多くの出店や物産展が出店していて、ハイキング良し、弁当を食べるのも良し、梅の写真を撮るのも良し、買い物をするのも良しと訪れる人が楽しめるようになっています。ただ車で訪れる場合には駐車場待ちの渋滞が恐ろしい事になります。

また期間中の満開時の約二週間はライトアップもされます。幕山に広がる梅林のライトアップされた様子はなかなかスケールがでかく、また幻想的でもあります。夜の時間帯は入場料が無料というのも好印象。寒い中頑張って訪れる価値があると思います。

風の祭事記 湯河原梅林 梅の宴

風の旅人
<2009年訪問 - 2019年2月更新>

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