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風の祭事記 ~祭り、イベント訪問記~

鶴岡八幡宮 左義長神事

大勢の初詣出客でにぎわうことで知られる鶴岡八幡宮では、正月の締めくくり、小正月の15日早朝に縁起物を焼くどんど焼きが行われています。

・場所 : 鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下2-1-31)
・開催日時 : 毎年1月15日
・スケジュール : 午前7時から
・備考 : 2010年訪問
*開催場所、日時、内容等は年によって異なる場合があります。

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*** 鶴岡八幡宮 左義長神事の写真 ***

鶴岡八幡宮の左義長神事の写真
早朝の鶴岡八幡宮

静寂といった雰囲気でした。

鶴岡八幡宮の左義長神事の写真
神事

午前7時から神事が始まります。

鶴岡八幡宮の左義長神事の写真
点火

御神火をしめ縄の隙間に点火します。

鶴岡八幡宮の左義長神事の写真
燻製状態

なかなか外側が燃えません。

鶴岡八幡宮の左義長神事の写真
上から燃えていく様子

面白い燃え方をするどんど焼きです。

鶴岡八幡宮の左義長神事の写真
下が残る様子

ろうそくというか、大きなお灸のようでした。

* 鶴岡八幡宮 左義長神事について *

1月15日といえば昔の成人式の日・・・といった印象が強い日ですが、正式には正月に家々を訪れた歳神様がお帰りになる日となるようです。その時に神々を送る火となるのが左義長神事(どんど焼き、お焚き上げ)となります。本来だと14日の夜か、15日の朝に行うのが正式のようですが、成人の日が変わってしまったので1月の中旬付近を中心に日本各地の多くの神社でどんど焼きが行われています。小さな神社では境内でこじんまりと、大きな神社や地域を挙げてのイベントといった場合には河原や浜辺で盛大にといった感じで、大小はありますが全国的に行われている行事です。ちなみにどんど焼きというのはお焚き上げの火を「どんどや」と囃す事から名付けられたようです。

ごくありふれた日本の年中行事でも今なお古式神事を厳格に行っている鶴岡八幡宮のどんど焼きは少し興味深いものがあります。まず古式に則って朝早いこと。午前7時に祭事が始まります。そして円錐形に積み上げられたお焚き上げの櫓(さいと)がとてもきれいなこと。ある意味芸術的なぐらいびっしりとしめ縄で覆われています。普通に考えたら、いや見たままにかなり贅沢などんど焼きです。でも実際に燃やしてしまえば同じ事。いやいや、実はしめ縄はなかなか燃えにくいのです。しめ縄の中にある正月飾りなどはすぐに燃えていくのですが、周りのしめ縄は燃えるのが遅く、点火して最初の頃は大きな藁の蒸し焼きといった感じで、燻製でも造っているような感じでもくもくと煙を吹き出していました。そして徐々に上から火が出てきて、頂上が燃えていきます。そのうち上部が崩れ落ちていきますが、底辺部分は燃えずに残ったまま。しめ縄パワー恐るべし。そう感じたどんど焼きでした。

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<2010年訪問 - 2019年2月更新>

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