多摩川 桜のコンサート
多摩川の宿河原堰の横にある二ヶ領せせらぎ館では、桜の時期に太鼓やダンス、楽器の演奏を中心とした「多摩川 桜のコンサート」が行われます。
・開催場所 : | 二ヶ領せせらぎ館(川崎市多摩区) |
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・開催日時 : | 4月第一土曜日 |
・行事内容 : | 音楽ステージなど |
・備考 : | 2011年訪問 |
*このページは過去の訪問記録です。
*日時、場所、行事内容が変更されている場合があります。
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* 多摩川桜のコンサート訪問記 *
・多摩川桜のコンサートについて
多摩川の小田急線の鉄道橋の少し南側に宿河原堰があります。多摩川で一番下流にある堰で、1611年に川崎地域の新田開発を目的とした開削された二ヶ領用水の取水口になっています。
もともとは水量が豊かだったので自然流入で取水していましたが、流域での人口増加や各地で取水が行われると、川の流量が少なくなり自然流入では安定した取水ができなくなりました。そこで簡易的に蛇籠で川の水を堰き止めて取水するのですが、管理の難しさやコストの面で問題がありました。
そこで大規模なコンクリート製の堰を設置する計画を立てましたが、利害関係や戦争でなかなか進まなく、実際に完成したのは終戦後の昭和24年です。
昭和49年の台風で破損し、平成11年(1999年)に現在の可動式の堰が完成しました。その際に河岸に宿河原堰と同じデザインの二ヶ領せせらぎ館が建てられました。
国土交通省の二ヶ領宿河原堰管理所で、一階が情報・展示ホール、二階に会議室があり、平常時は防災、環境、歴史、文化に関する情報発信拠点として活用されています。
二ヶ領せせらぎ館では季節ごとにイベントが行われていて、桜の時期、4月第一土曜日に桜のコンサートが建物前の広場で行われます。
主催は川崎市建設緑政局多摩川施策推進課とNPO法人多摩川エコミュージアムで、イベントでは地元の団体のダンスや太鼓、歌手による演奏などが行われます。また少しですが出店も並び、軽食を楽しむこともできます。
・行事の様子
・感想など
東日本大震災が起きてからまだ一か月経っていない時期だったので、祝い事の自粛といった雰囲気や電気不足などいろいろと大変な時期でした。
一番厄介だったのが放射能の問題で、北風の日は放射能を浴びるとか、なるべく外に出て活動をしないほうがいいとか、情報が錯綜し、人々の心が疑心暗鬼となっていました。
そんな中で開催されたイベントは少々ぎこちない雰囲気でした。でも、明るく過ごそうとか、小さいことでもやれることはやって日常を戻していこうといった少し前向きな気持ちを参加している人たちから感じることができ、私も少し前向きな気持ちになることができました。
多摩川桜のコンサート 風の旅人 - 2011年訪問広告
* 情報、アクセス等 *
・多摩川桜のコンサートの概要
・開催日時 | 2020年4月4日(土)中止 (例年4月第一土曜日) |
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・開催場所 | 二ヶ領せせらぎ館前広場 |
・行事内容 | コンサートなど |
・スケジュール | 11時~15時 |
・アクセス等 | JRと小田急線登戸駅より徒歩圏内。 |
・備考 | ーーー |
・関連サイト |
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*訪れる際には最新の情報を入手されることをお勧めします。
* 地図 *
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