宿河原桜まつり
川崎地域で屈指の桜の名所となっている宿河原の二ヶ領用水では、4月第1日曜日に宿河原桜まつりが古くから行われています。
・開催場所 : | 二ヶ領用水(多摩区宿河原) |
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・開催日時 : | 4月第一日曜日 |
・行事内容 : | パレード等 |
・備考 : | 2012年訪問 |
*このページは過去の訪問記録です。
*日時、場所、行事内容が変更されている場合があります。
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* 宿河原桜まつり訪問記 *
・宿河原桜まつりについて
多摩川の川崎側には二ヶ領用水が流れています。1611年に新田開発を目的とした灌漑用水として開削されました。川崎領と稲毛領の2つの領域を縦断したことから、二ヶ領用水と呼ばれています。
多摩川の東京側には六郷用水が流れていますが、どちらも徳川家康に抜擢された用水奉行小泉次大夫が携わった用水です。同時に工事が進められたというから、二ヶ領用水と六郷用水は二子の兄弟といった関係です。合わせて四ヶ領用水という言い方をする場合もあります。
二ヶ領用水は多摩川の上河原堰と宿河原堰から取水されていますが、宿河原堰から取水されている宿河原用水は少し後の1629年(寛永6年)に造られました。
現在では用水路の周辺地域は宅地で埋まり、用水としての役割はありませんが、護岸工事がされた後に親水化が行われ、町の小さな小川といった憩いの場を提供しています。
宿河原堰から東名高速道路付近にわたって約2kmの区間はソメイヨシノなどの桜が約400本が植えられています。桜の季節になると美しい桜のアーチが用水路を覆い、多くの花見客でにぎわいます。
川崎地域で屈指の桜の名所となっている宿河原地域では、毎年4月の第1日曜日に宿河原桜まつりが行われています。古くからの行事となるようで、2012年に訪れたときで38回目を数えていました。
桜まつりは13時から宿河原八幡宮境内で式典が行われた後、小学校の鼓笛隊や各種団体の音楽パレードが桜並木の下をパレードしていきます。
・行事の様子
・少し足を延ばして
宿河原の桜並木は東名高速付近で終わりますが、それよりも少し下流、平瀬川と合流する付近に久地円筒分水があります。サイフォンの原理を使って水量が変わっても公平に水を分割する装置で、昭和16年に造られました。当時としては画期的な装置だったようです。
この久地円筒分水にも桜が植えられていて、桜の時期はちょうっと変わった風景を見せてくれます。
・感想など
毎年4月第一日曜日開催の祭りなので、年によっては散ってしまってということもあるようですが、訪れた年はあまりにも寒く、ほとんど咲いていない状態でした。
桜が咲いていないと気温以上に寒々しく感じるもので、日は照っていてもいつもよりも厚着している人が多いような・・・気がしました。
宿河原桜まつり 風の旅人 - 2012年訪問広告
* 情報、アクセス等 *
・宿河原桜まつりの概要
・開催日時 | 2020年4月5日(日)中止 (例年4月第一日曜日) |
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・開催場所 | 二ヶ領用水、宿河原八幡宮(川崎市多摩区宿河原) |
・行事内容 | 花見、パレードなど |
・スケジュール | 13時から |
・アクセス等 | JR南武線宿河原駅より徒歩 |
・備考 | ーーー |
・関連サイト |
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*訪れる際には最新の情報を入手されることをお勧めします。
* 地図 *
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