真岡・浪漫ひな飾り
真岡の浪漫ひな飾りでは、国の登録文化財に指定されている久保講堂に多くのお雛さんが飾られ、その様子に圧巻するとともにセンスのよさを感じます。
・開催場所 : | 真岡市久保講堂(真岡市田町1344) |
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・開催日時 : | 2月上旬~3月3日 |
・行事内容 : | 雛めぐりなど |
・備考 : | 2014年訪問 |
*このページは過去の訪問記録です。
*日時、場所、行事内容が変更されている場合があります。
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* 真岡・浪漫ひな飾りの訪問記 *
・真岡・浪漫ひな飾りについて
栃木県の南部に真岡市があります。真岡と言えば近年ではSLが走る真岡鉄道が脚光を浴び、SLの町として知られているのでしょうか。SLの博物館などもでき、多くの鉄道愛好家が訪れているようです。
その真岡には久保講堂という国の登録文化財に指定されている建造物があります。この講堂は昭和13年に真岡尋常高等小学校講堂として建てられました。久保講堂の名は久保氏が全額寄付を申し出て建てられたことに由来しています。
この講堂の建築者は建てた建物のほとんどが文化財となっているという遠藤新氏。水平線を強調した建築美が特徴です。正面バルコニーなどはその特徴が表れています。
その久保講堂では真岡・浪漫ひな飾りが2010年から地域活性化を目的に始まりました。講堂内には市民から寄付されたひな壇がずらっと並べられ、その様子は圧巻です。
・行事の様子
久保講堂内には、真ん中に巨大な盆栽なのか、生け花なのか、詳しくないのでわかりませんが、ドンと置かれていて、それを取り囲むようにひな壇が楕円形に並んでいました。
私が訪れたのは初期の頃なので、ただお雛さんが多く並んでいるといった印象だったのですが、その後の開催時の写真を見ると、つるし雛がずらっと飾られていたり、舞台に高くひな壇が設置されていたりとその趣向も年々進化しているようです。
久保講堂以外にも市内の商工会議所、真岡木綿会館、SLキューロク館、市役所や道の駅などにも展示されます。特にイベントなどはありませんが、SLや特産のイチゴ、久保会館の見学も兼ねて訪れてみるのもいいかと思います。
・感想など
ここで一番印象に残ったのは、広々とした講堂内に雛段が楕円形に置かれていたことです。
この講堂を設計したのは遠藤新氏。水平を強調した建物をデザインすることで知られる人物です。ここも建物の外観、そして内装に水平を強調した直線が見られます。
そういった目立つ直線がある広い空間に、大胆に曲線に並べられた雛段。視覚的に面白く、とても美しく感じました。並べた人はセンスがあるなと感心し、「センスのいいひな祭り」といった印象が強く残っています。
真岡・浪漫ひな飾り 風の旅人 - 2014年訪問広告
* 情報、アクセス等 *
・真岡・浪漫ひな飾りの概要
・開催日時 | 2020年2月1日(土)~3月3日(火) (例年2月上旬~3月3日) |
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・開催場所 | 真岡市久保講堂(真岡市田町1344)など |
・行事内容 | 雛巡りなど |
・スケジュール | 10時~16時(施設の開館日、開館時間内) |
・アクセス等 | 真岡鉄道真岡駅より徒歩圏内。無料の駐車場有。 |
・備考 | 公式サイトでパンフレットがダウンロードができます。 |
・関連サイト |
*訪れる際には最新の情報を入手されることをお勧めします。
* 地図 *
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