江戸崎の雛まつり
霞ケ浦の水運と醤油醸造業で栄えた江戸崎には今でも古い建物が残っています。そういった町並みを利用して雛めぐりのイベントが行われています。
・開催場所 : | えどさき笑遊館(稲敷市江戸崎2711)など |
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・開催日時 : | 2月上旬~3月3日 |
・行事内容 : | 雛めぐりなど |
・備考 : | 2013年訪問 |
*このページは過去の訪問記録です。
*日時、場所、行事内容が変更されている場合があります。
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* 江戸崎の雛まつりの訪問記 *
・江戸崎の雛まつりについて
土浦の南東、霞ヶ浦の南側に江戸崎の町があります。以前は江戸崎町として存在していたのですが、平成17年(2005年)に新利根町、東町、桜川村と合併して稲敷市となり、江戸崎町は消滅しました。
江戸崎は18世紀半ば以降に、霞ケ浦沿岸の水運と周辺の小麦と大豆を原料に醤油醸造業で栄えた町です。町には近江商人による問屋や小売店が並び、この地域の中心として各種機関や銀行の支店が置かれました。今でも稲敷市役所が置かれています。
ちょっと気になるのが江戸崎の名前。なぜに江戸の名が入っているのか。これは諸説あり、由来についてはっきりしていないようですが、特に江戸時代や江戸の町には関係ないようです。
その江戸崎では毎年2月上旬から3月3日まで「えどさき笑遊館」をメイン会場に「江戸崎の雛まつり」が開催されます。
平成20年から始まった雛巡りを中心としたひな祭りで、現在では江戸崎商店街を中心に80店舗ほどの店や公共施設などで雛人形やつるし雛が飾られています。
規模は大きくないものの、江戸崎はかつて醤油醸造業で栄えた町、まちなか地区には古い商家などが幾つか現存していて、ひな人形と共に町の散策も楽しめるようになっています。
最近では日にち限定ですが、不動院の仁王門裏手から本堂に繋がる「長寿坂階段」で階段飾りが行われています。
・行事の様子
江戸崎の雛まつりのメイン会場となっているは、江戸崎商店街の情報ステーションや様々なイベントの拠点として利用されている笑遊館です。
この笑遊館は昭和初期に建てられた老舗旅館を改装したものなので、味わい深い建物です。変った名前がついていますが、これは「醤油の産地としての江戸崎」をしのんで、笑遊館(しょうゆうかん)と名付けられたとか。
ここにはひな人形や商工会の力作「つるし雛」「創作人形」が展示してあり、老舗旅館の風情と相成っていい雰囲気です。とりわけかぐや姫を題材にした人形などはなかなか面白味と暖かみがあり印象に残っています。
この他、お勧めと紹介されたのが、川口邸や人見家具・美容室。ここには階段を利用したお雛様や和楽倶楽部による多くの吊し雛や雛飾りが展示してあり、なかなか見応えがありました。
ひな人形自体は特に古いものとか、珍しいものが揃っているわけではありませんが、楽しい感じの吊し雛や創作人形が多く、人形劇の一コマといった見ていて楽しい展示が多かったです。
・感想など
古い建物もありましたが、全体的には昭和風情が漂うノスタルジックな商店街の散策と雛巡りといった感じでした。
パンフレットには「出会いほのぼの」江戸崎の雛まつりと書かれていました。その言葉通りのほのぼのとした感じのひな祭りだったのですが、もう少し町に元気があればなと感じてしまいました。
江戸崎の雛まつり 風の旅人 - 2013年訪問広告
* 情報、アクセス等 *
・江戸崎の雛まつりの概要
・開催日時 | 2020年2月10日(月)~3月3日(火) (例年2月上旬~3月3日) |
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・開催場所 | えどさき笑遊館(稲敷市江戸崎2711)、江戸崎商店街、大日苑など |
・行事内容 | 雛巡り |
・スケジュール | 展示時間は施設、店舗の営業時間内 |
・アクセス等 | JR常磐線牛久駅、土浦駅などからバス。無料の駐車場有。 |
・備考 | 公式サイトでパンフレットや散策マップのダウンロードができます。 |
・関連サイト |
*訪れる際には最新の情報を入手されることをお勧めします。
* 地図 *
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