九十九里町 元旦祭
(初日の出遥拝)
雄大な初日の出を見ることで有名な九十九里。その中でも多くの人が訪れるのが、九十九里町の片貝中央海岸で、初日の出に合わせて元旦祭が行われます。
・開催場所 : | 九十九里町片貝中央海岸 |
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・開催日時 : | 1月1日 |
・行事内容 : | 初日の出イベント |
・備考 : | 2011年訪問 |
*このページは過去の訪問記録です。
*日時、場所、行事内容が変更されている場合があります。
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* 九十九里町 元旦祭(初日の出遥拝)訪問記 *
・九十九里町 元旦祭(初日の出遥拝)について
関東で初日の出といえば九十九里浜が有名です。九十九里浜はご存じの通り房総半島の東側、外房に広がる長い浜です。そのほとんど場所で太平洋の大海原から昇ってくる初日の出を見ることができ、毎年九十九里地域には3万5千人を超える人が訪れているそうです。
その九十九里地域の中心は九十九里町になり、片貝中央海岸やふるさと自然公園センターでは初日の出に合わせて元旦祭が行われます。
またこの他の地域でも匝瑳市の八日市場海水浴場(吉崎浜)では初日の出にあわせてよさこいが行われていたり、山武市蓮沼海浜公園ではけんちん汁を配布していたり、そのほかの幾つかの浜でも餅の配布を行っていたりと、九十九里浜地域では大勢で初日の出や新年を祝う風潮があります。
九十九里浜は名前の通り99里ある浜で、1里は約4キロなので、×99で全長396キロの長い浜・・・、って、これでは東京から名古屋よりも長くなってしまいます。
なんで九十九里なの・・・、と調べてみると、なんでも古くは玉浦(玉の浦)と呼ばれ、源頼朝の命で6町を1里として、1里ごとに矢を立てたところ99本に達したという伝承から九十九里浜と言われるようになったという説が有力となっているようです。
その頃使われていた1里は6町(1町は約109m)で、109m×6町×99里で計算すると約64.7キロとなり、現在の全長が約66キロとだいたい一致します。
話がそれてしまいましたが、九十九里浜の中心の九十九里町片貝中央海岸では、元旦の朝、初日の出に合わせて元旦祭が行われています。
・行事の様子
元旦祭ではまだ暗い時間から浜には大きなたき火が幾つか炊かれ、訪れる人が暖をとれるようになっています。寒い中で初日の出を待つのはなかなかしんどいもので、特に私のようにバイクで来た人間はとても助かります。
会場内には巨大鏡餅が供えられていますが、これは元旦祭の一環で、日本一の大鏡餅に挑戦という事で年末に地域の人達が餅つき大会でついたものです。
元旦には大鏡餅重量あてクイズ、 年頭メッセージボードを楽しむことができ、年明け、成人式の日に鏡開き式が行われ、来訪者にお雑煮、お汁粉がふるまわれるそうです。
朝五時半になると、甘酒・いわしの丸干し・町婦人会の手づくりいわしの団子汁が無料で配布されます。(*年によって違うかもしれません)
九十九里は江戸時代からの「いわしの町」と知られていました。地域の特産品のふるまいというやつです。
長い列ができていましたが、毎年恒例となっているのでご婦人方の手際がいいこと。どんどんと列が進んでいったのがとても印象に残っています。もちろんこの熱々のいわしの団子汁のおいしかったこと。この団子汁のためだけでも訪れる価値があります。
また地元の黒潮太鼓・西の下獅子舞の披露も行われ、退屈になりがちな初日の出までの間をもてなしてくれます。
初日の出時間が近づくと、自然と海岸に人の壁ができます。少しでも前で見たいという気持ちの表れでしょうか。浜に大勢の人が並んで日の出を待つというのは面白い光景です。
・感想など
大勢の人が浜に並び、今か今かと日の出を待っている光景はとても美しく、感動しました。
初日の出を待つ人、そして広々とした空間、みんなで一体となり迎える日の出の雰囲気。初日の出がこれほど神秘的に感じたことはありません。
ただ残念なことにこの2か月後に津波が押し寄せることになり、この時の思い出は私の中ではあまりいい思い出になっていません。一期一会を信条にしていますが、またいつか思い出を塗りかえに訪れたいです。
九十九里町 元旦祭(初日の出遥拝) 風の旅人 - 2011年訪問広告
* 情報、アクセス等 *
・九十九里町 元旦祭の概要
・開催日時 | 2020年1月1日(祝) (毎年1月1日) |
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・開催場所 | 九十九里町片貝中央海岸(千葉県山武郡九十九里町片貝) |
・行事内容 | 初日の出イベント |
・スケジュール | 午前6時45~50分頃に日の出 |
・アクセス等 | 早朝なので車などでのアクセス。無料の駐車場有。 |
・備考 | ーーー |
・関連サイト |
*訪れる際には最新の情報を入手されることをお勧めします。
* 地図 *
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