佐渡島一周ツーリング記2003 タイトル

佐渡島一周ツーリング記
#17 さらば佐渡

2003年8月、友人と2人、1泊2日の行程で佐渡島一周を試みた時の旅行記です。(全17ページ)

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28、さらば佐渡

友人とは12時半に両津港にある例の佐渡おけさの電話ボックス、そう佐渡に来て最初に写真を撮った場所で待ち合わせをした。

早めに港に戻ってきたのだが、待ち合わせの時間までまだ20分ほどあったので、少し港付近を散策することにした。

港の建物 佐渡島一周ツーリングの写真
港の建物

古めかしい建物が立っていました。

港内 佐渡島一周ツーリングの写真
港内

まずは港付近を散策。といっても日曜日の真昼なので、港も桟橋も静かだった。平日の朝とかは活気があるんだろうな・・・、と想像しながらブラブラと歩いてみるものの、静かすぎて楽しくない。

両津大橋からの眺め 佐渡島一周ツーリングの写真
両津大橋からの眺め

古い建物と橋の風景は素敵です。

両津大橋のモニュメントの前で 佐渡島一周ツーリングの写真
両津大橋のモニュメントの前で

季節ごとのモニュメントが設置されていました。

フェリーターミナルへ行くか。向かっている途中に通ったのが両津大橋。この橋の両脇の歩道に4つのモニュメントが設置されていた。

そういえば両津にはモニュメントが多いな。佐渡の玄関なので少し観光を意識しているのかな。橋の上にあるのは「佐渡の春、夏、秋、冬」の4つの像。ちょうど今の時期だし、一番躍動しているしと、夏の像の前でバイクを入れて記念撮影。これで佐渡観光の締めくくりとした。

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時間通りに友人と合流すると、念のため先に乗船券を購入した。新潟行きのフェリーは船が到着した後に、直ぐに出航することになる。バイクは先に積み込むので、船が到着する時間には乗船の列の一番目にいてくださいとのこと。まだ時間があるので、港付近にある食堂で昼食をとることにした。

昼食を食べながら、「どこへ行っていたの?」と友人に尋ねると、少し照れながら「再び大佐渡スカイラインへ行ってきた。」と、告げてきた。どうやら最初は気ままに佐渡を走るつもりにしていたけど、やっぱりもう一度大佐渡スカイラインを走りたくなったとか。

照れ笑いするイメージ(*イラスト:poosanさん)

(*イラスト:poosanさん 【イラストAC】

彼にとっては佐渡での目的の一つだったからな。私に気兼ねなくのびのびと走ってみたくなる気持ちは分かる。分かるけど・・・、万が一、あんな辺鄙な場所で転倒でもしたら大変なことになっていた。

普段の運転を知っているので、その事実を告げられた時、おいおい、と、一瞬顔が引きつったのだった。ほんと無事に戻って来てよかった・・・。

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昼食後は、港にずらっと並ぶお土産物屋や水産品売り場を物色して歩いた。鞄の中には、朝、味噌工場で購入した味噌が入っている。自宅の土産はこれでいい。職場に何か買っておくか。小判クッキー・・・、いやトキの卵型饅頭でいいか。佐渡島らしいし、たくさん入ってる。これにしよう。

そう仲がいいわけでもない他人への土産は、土地や名物の名が入っていればなんでもいいというのが実際のところ。もう一つ言うなら、貰う方としてもそう大層なものを期待しているわけでもない。自慢話を聞く見返りにという程度のものだ。

トキの人形 佐渡島一周ツーリングの写真
トキの人形

20年後の写真です。汚れとほころびが目立ちます。

佐渡おけさの人形 佐渡島一周ツーリングの写真
佐渡おけさの人形

可愛らしい感じの人形です。

土産物屋には海産物や金山とかトキに絡めた商品が多いのは分かるけど、ここにはなぜかバター飴とか、バタークッキーだとか、バターの商品が多く並んでいる。佐渡ってバターが有名だったけ。あまりそういったイメージがない。

よくわからないけど、こうもずらっとバター関連のものが並んでいると食欲を刺激してくる。相乗効果ってやつか。我慢できずにバタークッキーを家用の土産と言い訳しながら追加で買ってしまった。

後は・・・、自分用にも何か買っておこう。もう佐渡へ来ることは・・・。どうなんだろう。もうないかもな。佐渡といえば金山。金は金山で掴み損ねたから、トキにするか。後は印象的だったのは佐渡おけさとかたらい舟、亀もだな。荷物にならない程度の小さな人形を幾つか購入した。

佐渡の一コマ劇場 佐渡島一周ツーリングの写真
佐渡の一コマ劇場

佐渡で印象的だったトキとおけさ、亀を購入しました。

土産を購入すると、もう佐渡に心残りはなくなった。さて行きますか。バイクは一番先に積むので早めに乗船乗り場へ行き、出航を待つことにした。

港で待っていると、遠くから汽笛が聞こえ、新潟からのフェリーがやってきた。港内に入ってきたフェリーは速度を落とし、ゆっくりと岸に近づいてきた。

そして巨大な船体を器用に転回させ、ピタッと岸壁に横付けすると、陸で待ち構える作業員がてきぱきと船を固定していった。

接岸するフェリー 佐渡島一周ツーリングの写真
接岸するフェリー

作業員がてきぱきと固定していきます。

乗客と車を降ろすと、すぐに新潟行きの乗船が始まり、往路同様に我々が一番手で船に乗船。この便でもバイクの乗船は我々だけだった。

フェリーに乗船すると、行きと同じように上部のデッキで外の様子を眺めた。佐渡ともお別れだ。どこの観光地に寄っても素朴、自然といった言葉がふさわしかったな。それに情報が少なく、行ってみるまで何があるのかわからないというのが、また面白かった。

少しなんちゃら岩には食傷気味になってしまったけど、やはり離島のツーリングはワクワク感が沢山あって楽しい。感慨にふけっていると、汽笛が鳴り、フェリーが出航した。さらば、佐渡。楽しかったよ。また機会があれば・・・。

29、エピローグ

新潟港到着 佐渡島一周ツーリングの写真
新潟港到着

出航すると、船室に入った。行きよりも船内は空いていて、くつろぎ放題といった感じだった。

疲れもあるし、心地よい揺れもあるし、昼食を食べた後だったのもあり、空いた場所にゴロンと横になれば、あっという間に爆睡。気が付いたら新潟港に到着のアナウンスが流れていた。

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新潟港に着くと、往路同様にしばらくは下道を走ってはみたものの、さすがに疲れはピーク。道が悪くなった辺りから高速の関越道に乗り、一気に東京に戻った。

友人はツーリングに不向きな前傾姿勢のレーシングバイクだったので、関越道では腰が痛いと途中からスロー走行。さすがに丸二日間のツーリングは体に堪えたようで、東京に戻ってからもしばらくはバイクに乗りたくないとうめいていた。

北海道のイメージ(*イラスト:ユースティティアさん)

(*イラスト:ユースティティアさん 【イラストAC】

でも、このツーリングはいい刺激になったようで、こういったツーリングというか、一人旅自体を滅多に行わなかった友人が、翌年には中古でツーリングバイクを購入し、一人で北海道に遠征して行った。

なかなか刺激的で、色々と楽しく、そして思い出深かった佐渡のツーリングはちょっとした副産物ももたらしてくれたようだ。

佐渡島一周ツーリング記03'
ー 完 ー
 
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