風の足跡 ~風の旅人旅行記集~

佐渡島一周ツーリング
#11 大佐渡スカイライン走破

<2003年8月>

バイクに乗って友人と2人、1泊2日の行程で佐渡島一周を試みた旅行記です。(全22ページ)

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11、大佐渡スカイライン走破

地理院の地図
佐渡島、金山付近の地図

国土地理院地図を書き込んで使用

佐渡の北側の山間部を「大佐渡スカイライン」というとても立派な名がついた道が横切っている。佐渡金山の前を走っている道がそうで、金山見学の後はそのままこのスカイラインを山へ向けて登っていった。

NSR(レース用バイク)でやってきた友人は、この大佐渡スカイラインを攻めきらないと佐渡島を制覇したことにならないとの事。彼にとってこの道を走ることが佐渡での第三目標になっていた。

完全に普段よくツーリングに行く伊豆スカ(伊豆スカイライン)のノリだが、佐渡の地図を見た時にこの道を見つけ、佐渡ではここへ行きたい!この道を走りたい!と決めていたようだ。

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いよいよ来たぜ、佐渡のスカイライン。これからが俺の本番だ!とばかりに、アクセルを吹かせて張り切っている友人を先に行かせ、私は後からゆっくりと追いかけることにした。どうせ頑張って走っても離されていくだけだし・・・。

走り出してみると、道は2車線で比較的まともな感じ。これなら飛ばして走っても大丈夫そうだ。そう思って少しスピードを上げたら、コーナー3つ過ぎると道は細くなり、強烈に曲がりくねり始めた。

おまけに途中から坂の勾配が強烈になり、カーブを曲がるのも大変。乗っているのが重たく、排気量のあるバイクなので、コーナーの途中で超低速になってしまうと、バランスが取るのがとても難しい。

大佐渡スカイラインと立派な名がついているので、観光客でも比較的走りやすい道路になっているのかと思っていたのだが、まさか転ばないように走るのが精一杯な悪路とは・・・。名前とのギャップに苦笑いするしかない。

展望台からの眺め 佐渡島一周ツーリングの写真
展望台からの眺め

もう秋の気配を感じられました。

慎重に坂を上り続け、ある程度標高が上がるとカーブや坂の勾配が緩くなった。少し走りやすくなったものの、今度は道の舗装が悪い。外周道路の状態が比較的よかったので、ここも同じだろうと勇んでコーナーに侵入すると、道に補修跡や窪みがあちこちにあり、うゎ~大変ってな状態。

さすがにこれではバイクを倒しこんで攻めるわけにはいかない。いや、バイクだと普通に走っていても危ない。コーナーの途中に穴が開いているし・・・。

だいたいこんなとこで転んだりしたらバイクの修理もままならなく、輸送にもお金が掛かり・・・・って、冷静に考え始めたら心のブレーキが強烈に効いてきた。

白雲台の展望台からの眺め 佐渡島一周ツーリングの写真
白雲台の展望台からの眺め

佐渡の平野部や海がよく見えました。

このスカイラインには幾つか展望台が設置されていた。友人がスカイラインを往復している間になん箇所か寄ってみたが、一番最後に立ち寄った白雲台にあるレストハウス白雲荘の展望台からの眺めが素晴らしかった。

佐渡は大きな島なので、走っていても島ということを実感する場面は多くなかった。でもここからは海を含めてよく見渡せたので、佐渡は島なんだな。島に来ているんだなというのを改めて実感できた。幸いなことに他に観光客がいたので、写真を撮ってもらうことにした。

白雲台の展望台での記念撮影 佐渡島一周ツーリングの写真
白雲台の展望台での記念撮影

この白雲台からは佐渡の真ん中の国仲平野へ下っていったのだが、この下りが、また強烈で、ジェットコースターか!というぐらいの強烈な傾斜になっていた。

道は滑り止めの凸凹舗装となっているのはいいが、バイクだと振動が多くなるので走りにくい。勾配がきつく体が思いっきり前につんのめるので、体の体重がずっしりと腕にのしかかり、まるで腕立て伏せをしているかのようできつい。

何よりも崖下に吸い込まれるような視界となるので、登りよりも何倍も怖く感じる。怖く感じるとバランスをとるのも大変なわけで、転ばないようにと手に汗を握りまくり、ブレーキは握りっぱなしってな状態で、ゆっくりと慎重に坂を下っていった。思えば今回の佐渡ツーリングで一番怖かった場面だ。

新保川ダム 佐渡島一周ツーリングの写真
新保川ダム

ダムから山間部を眺めた様子です。

その恐怖の下り坂がひと段落したところに新保川ダムがあった。腕の疲れやだるさを感じたので、休憩がてらちょっと寄ってみた。

ここはダムの上を歩けるようになっていたのだが、柵の高さが異常に低く、ダムの下を見ると、ちょっと・・・、いやけっこう怖い。

山の方を見ると佐渡の山がよく見える。ひときわ高いのは標高1176mの金北山。スカイライン沿いにあった妙見山が1042mと、佐渡は意外と高い山がそびえている。

大佐渡スカイラインにしても最高地点は900mもある。島にある山道。実際に走るまでは大したことはないと思っていたのだが、一気に登って一気に下る山道は難易度が高く、攻略のし甲斐のある道だった。

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ダムからは佐渡の中心部である国仲平野に下りた。そして再び海岸沿いへ戻るために国仲平野を横切る国道に合流した。この辺りは結構賑やかで、道の両脇は店が並び、大型の量販店も幾つかあった。

意外と交通量が多く、道はちょっと流れが悪い状態。佐渡で渋滞にはまっている・・・。なんだか普通の地方都市に来たみたいだ。

今まで海とか山ばかりを訪れていたのであまり実感がなかったが、佐渡島は日本で三番目に大きな島であり、人口も6万5千と、それなりに多くの人が暮らしている島だ。それをちょっと実感できたひと時だった。

佐渡島一周ツーリング03'
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