風の足跡 ~風の旅人旅行記集~

佐渡島一周ツーリング
#9 まずは金山蕎麦から

<2003年8月>

バイクに乗って友人と2人、1泊2日の行程で佐渡島一周を試みた旅行記です。(全22ページ)

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9、まずは金山蕎麦から

佐渡島の北側の内海府と外海府沿岸をぐるっと周ってきたので、これで佐渡の上側半分を走覇したことになる。今のところは順調すぎるぐらい順調な旅路で、ほぼ思い描いたとおりに旅が進んでいた。

地理院の地図
佐渡島の地図

国土地理院地図を書き込んで使用

ここからは一旦島の外周を通っている佐渡一周線から離れ、内陸部にある佐渡金山へ進路をとった。

佐渡といえば佐渡金山。多くの人がそう思い浮かべるに違いない。そういった佐渡の象徴である金山に行かなければ佐渡に行った事にはならないぞ!と、今回のツーリングの第二目標にしていた。

佐渡金山といえば・・・、何だろう。佐渡にある金山で・・・、金が採れる金山で・・・。って、知名度は抜群だけど、実は名前だけしか知らない。そういった意味では何か秘境的な雰囲気を感じ、探検といった気分を抱いてしまう。

知識豊富な状態で知ったことを確かめに訪れる旅も楽しいが、きっと凄いものがあるだろうといった期待や思惑で訪れる旅もまた楽しいものだ。

金山前の句碑 佐渡島一周ツーリングの写真
金山前の句碑

平井晩村の「佐渡が島」の句碑です。

海岸から山の方へ向かって走り、ちょっと登ったところに佐渡金山跡があった。ここは実際に使っていた坑道が資料館となっているので、洞窟探検のような気分で見学ができる。こういった施設はなかなかないので楽しみだ。

金山探検の前に、まずは腹ごしらえ・・・・。と、ずっこけるような展開になるのだが、どこかで昼食を食べたいと店を探しながら走っていたものの、ずっと気軽に入れそうな店がなかった。

で、ここには金山に付随している金山茶屋があり、気持ち金箔が浮いてる「金山そば」という名物がある。蕎麦だとあまり腹の足しにはならないが、ここでカレーとか、かつ丼では旅が盛り上がらないというもの。

値段を見ると、金山そばは普通の蕎麦よりもちょっと高い。金箔が入っているからといって味が変るわけでも、腹の足しになるわけでもでない。そう考えるとエビ天をのせたり、大盛にした方がいいというものだ。

でもここは佐渡金山。金山坑道の奥の方から人々を魅惑する金独特のオーラが漂ってきて、ケチケチするなよと金山そばを誘ってくる。他でこんな蕎麦があっても食べることはないだろうが、金の怪しい誘惑に負け、金山そばを注文してしまった。

金山そば 佐渡島一周ツーリングの写真
金山そば

頼むとあまり時間がかからずに蕎麦が出来上がってきた。蕎麦の上にはキラキラと光る金箔らしきものがほんのちょっとかかっていた。どっさりとのっていたらビックリするが、あまり少ないのもビックリしてしまう。

でもほんの少しでも金箔がのっかっていると、ゴージャスというか、結婚式のようなめでたい雰囲気がする。いや正月というのが一番しっくりくるか。正月の日本酒に金粉が入っているのが、すぐに頭に思い浮かんだ。

しかし蕎麦の上だと、いまいち金が金らしく輝いて見えない。海苔やそばの黒色で金が引き立っているとは思うけど、なんだか金紙っぽい感じ・・・。普通のどんぶりに入っているからか。せめて正月とか結婚式の高級感あるお椀みたいな器に入っていたら少しは違ったかもしれない。(*現在はそういう器に入っているようです)

本物か、いや偽物か。と頭を悩ませてもきりがない。そもそも実物をよく知らないのだ。でも実際に食べてみれば金の味がするので分かる・・・わけないよな。

まあこういうものは気持ちの問題。食べてみると、幾ばくか優越感という味がしたような気がした。それに金を食べたのでこれで金山の予習はバッチリ。金山見学にも力が入るというものだ。

佐渡島一周ツーリング03'
#9 まずは金山蕎麦から
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