風の足跡 ~風の旅人旅行記集~

佐渡島一周ツーリング
#3 佐渡島への船旅

<2003年8月>

バイクに乗って友人と2人、1泊2日の行程で佐渡島一周を試みた旅行記です。(全22ページ)

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3、佐渡島への船旅

朝の新潟港 佐渡島一周ツーリングの写真
朝の新潟港

まだ夜が明けきらない中、新潟港に到着した。そしてまずはチケットオフィス前にバイクを停めた。

フェリーに積める車やトラックのスペースに限りがあるように、バイクにも限りがある。しかもバイクの方が積める場所が限られるので、載せられる数が少ないということだ。

8月終わりとはいえ土曜の朝一の便。どこかのツーリングチームが佐渡ツーリングを企画しているかもしれない。あるいは我々のような旅が大好きなバイク乗りがわんさかと来ている可能性も無きにしも非ず。

「前のお客様でちょうどバイク用のチケットは売り切れてしまいました。次の便にしてください。」ってな事になったら最悪だ。まずは先に乗船チケットを確保しておこう。その後にバイクに乗ってコンビニを探して朝食をとったり、ガソリンの給油をすればいい。

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チケット売り場を訪れると、特に混雑していなく、どちらかというとガラガラといった感じ。これなら問題なくチケットを買えそうだ。

窓口を訪れ、バイクを載せたい旨を伝えると、排気量を証明できる車検証を見せてくださいとのこと。運賃がナンバーではなく、細かく排気量で区分されているそうだ。

仕方なく一度バイクに戻り、シート下に収納している車検証を持って再び窓口に行き、無事に乗船券を購入することができた。

何はともあれこれで一安心。ただ、「バイクは一番先に積むから列の一番前で待機していてください。もうすぐ積み始めますよ。」と言われ、すぐに乗船の準備をしなければならなかった。

友人はタンクが小さいのでガソリンが少し心配な状態。見渡すかぎりではバイクは一台もいない・・・。ちょっと勇み過ぎてしまったかな。

張り切って何かを行っているときは、周りの人間も自分と同じように考えていたり、同じ方向に進んでいるように思えてしまうもの。我々と同じように多くのバイク乗りが佐渡に向かっているように思えてしまったのだが、全くそんなことはなかった。

この状況から推測するに、実際にバイクで佐渡を訪れる人は稀なのだろうな・・・。でもまあ無事に船に乗ることができたのだからよしとしよう。

それにしても・・・、バイクの乗船代というのは車に比べると安いものの、結構な値段がする。往復として考えるとそこそこの額になってしまう。

しかも排気量で料金が区切られているので、1100ccの私は250ccに乗る友人よりも多く払わなければならなかった。隣で友人が割引価格の様な値段を払っているのを見ると、ちょっと嫌な感じ・・・。

乗船待ちの写真 佐渡島一周ツーリングの写真
乗船待ち

桟橋の一番前にバイクを移動させ、しばらく写真を撮ったり、コンテナや荷物が船に積まれていく様子を眺めていた。

すぐ積み込むと言っていたわりには結構待つな・・・。こんなに待たされるなら、ちゃちゃっとガソリンスタンドとコンビニに行って来ればよかったかも。

そんなことを思っていると、ようやく係りの人が来て、「バイクを積みますから船に移動させてください。」と伝えてきた。ようやく乗船か。他にバイクはいなかったので我々が一番手で船に乗船した。

船に固定されるバイク 佐渡島一周ツーリングの写真
固定されるバイク

倒れないように壁に固定します。
(帰りに撮った写真です。)

バイクで船に入っていくのは変な感じだった。しかも「滑りやすいので、転ばないように注意してください」と係りの人が言っていた通りで、床がでこぼこしてとても走りにくかった。

フェリー内で転倒し、佐渡を走れなかった・・・なんていうのは、話のネタとして聞く分には面白いけど、本当に起きたらシャレにならない。慎重に走り、係の人に誘導する一番前の隅っこに向かった。

バイクを停めると、係員がテキパキとロープでバイクを固定していった。途中で倒れないように壁に固定するそうだ。その様子をちょっと眺めていたが、乗用車の乗船が始まったのでここにいては邪魔だ。上部の船室に上がることにした。

出航前の新潟港 佐渡島一周ツーリングの写真
出航前の新潟港

車は長い列ができていました。

客室に入ってみたものの、出航前のフェリーは上下に揺れるので落ち着かない。更に上層へ登って屋上の甲板で港の様子を眺める事にした。

しばらく眺めていると、乗船の為に並んでいた車の列が徐々に少なくなっていき、車がいなくなると乗船口が閉じられた。

そしてボォ~ンと汽笛が鳴って、出港。煙突から煙が一段と上がり、エンジンが勢いよく動き始めたようで、その振動が体に伝わってきた。

フェリーから見た新潟港 佐渡島一周ツーリングの写真
フェリーから見た新潟港

フェリーは岸からどんどん離れていき、徐々に新潟港のフェリーターミナルが小さくなっていった。

ちょうどタイムリーな日に来てしまったようで、お隣の貨物用埠頭は朝から物々しい状態だった。今日は制裁問題で揺れる北朝鮮船、万景峰が新潟港に入港するとかしないとか。パトカーや機動隊などの警備車両が沢山停まっている様子が見えた。

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港を出てしまうと特に代わり映えのしない風景となり、そのうち飽きて船内に入ることにした。

腹減ったな・・・。食堂に寄ってみたものの、営業は30分後とのこと。そんなに待てない。腹が減ったけど・・・、それ以上に眠い。昨夜から走りっぱなしだからな・・・、寝るか。

二等船室に降りてみると、そんなに混んでいなく、空いたスペースを見つけてごろんと床に横になった。最初のうちは何時もと違う感覚の揺れが気になったが、すぐに深い夢の世界へ旅立っていった。

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