風の足跡 ~風の旅人旅行記集~

佐渡島一周ツーリング
#1 行きたい時が行き時

<2003年8月>

離島を自分のバイクでツーリングするというのは、冒険的で楽しそうではないか。と、友人と2人、1泊2日の行程で佐渡島一周を試みた旅行記です。

*この旅行記は全22ページで構成されています。2003年8月の旅行記です。現在とは状況が異なっている部分もあるかと思います。

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1、行きたい時が行き時

バイクの納車日の写真
バイクの納車日

赤い男爵さんで程度のいい中古を購入しました。

6月の終わりに中古ながら愛車3号となるブラックバード(HONDA CBR100XX)を購入し、約3年半ぶりにバイクのある生活が戻ってきた。そして今まで乗れなかった憂さを晴らすように、この夏は一週間の夏休みを利用して九州へ遠征するなど、バイク乗りらしい休日や余暇を過ごした。

お盆の頃、暇をしている大学時代のバイク仲間と集まって飲む機会があった。その時に仲のいい友人と「せっかくバイク乗りに復活したんだから、久しぶりに泊りがけでツーリングに出かけようではないか」という話になった。

友人はバイクを走らせるために箱根付近にはよく行くものの、それ以外へは滅多に行かない典型的な走り屋系のバイク乗り。夏だし、たまには違った場所をバイクで旅をしたい。でも一人では・・・と思っていたようで、再びバイクに乗り始めた旅好きの私にツーリングの話を持ち掛けてきたようだ。

地理院の地図
日本地図

国土地理院地図を書き込んで使用

「そりゃいいな。どうせ泊りがけで行くなら普段行かないような場所にしよう。バイク復活記念だし。」とほろ酔い気分でどこか面白そうな場所は・・・と検討し、私の中でいつか行ってみたい旅行プランの一つ「佐渡島を一周っていうのはどう?」と提案してみた。

船に自分のバイクを載せて離島をツーリングする。なかなかできないからこそ魅力的だ。佐渡はちょっと遠く、手間や時間がかかるけど、その分、頑張って訪れるだけの価値があるはず。それに一人じゃなく、連れがいればその道のりも短く感じるはず。

友人は佐渡という話を聞くと、すぐに「新潟の沖に浮かんでいる島だよね。それは面白そうだ。ぜひ行こう。」と言ってきた。そして前向きにツーリングの話が進んでいった。

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とはいえ、いきなり「佐渡へ行こう」と思いついてもスケジュールが・・・。夏休みはもう消化してしまったし、この時期は他の人との兼ね合いで有給が取りにくいもの。それは友人も同じだった。

休みが長く取れる別の機会にするか。秋には連休があるし・・・。それとも目的地をもっと手軽な場所、日光とか、飛騨高山にするとか・・・。いや、一度思い立ったら無性に行きたくなってしまうのが旅人の性(さが)。

次に佐渡へ向かって風が吹くのはいつになるかわからない。それに時間を空けると面倒になってくるというもの。特に友人の方が「やっぱり遠いから・・・」などと言いかねない。

「鉄は熱いうちに打て」「欲しい時が買い時」というように、行きたいと思った時が行き時というものだ。この機を逃してはならない。飲んで気が大きくなっているのもあって、来週末の土日をフル活用して佐渡へ行こうと、この場で決定した。

後で友人に聞くと、地理には疎いので距離感がいまいち分からなく、遠そうな感じがするけど、そこまでではないかな・・・。船に乗るのが楽しそうだし、まあ何とかなるだろう・・・。と、酔っぱらっているのもあって、OKの返事をしてしまったらしい。

家に帰ってから地図を見たら、新潟まで遠いし、新潟からも船で時間がかかるし・・・と、こんなに遠いとわかっていれば「うん」とはその場で返事をしなかったよ・・・とのこと。

この時はまだスマホがなく、適当感が溢れていた時代だった。その場で東京~新潟を地図で見たり、距離で検索などしていたらその数字におののいてこの話は実現しなかったかもしれない。

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せっかくなので他のバイク仲間にも「来週、佐渡行くことにしたけど一緒に行く?」と声をかけてみるものの、「えっ、佐渡。ちょっと遠すぎる。」、「急に言われても土曜日出社だし・・・。二日間のツーリングはちょっと無理です。」と手を挙げる人はいなかった。今度の週末に行こうと誘うには佐渡は少々遠すぎるようだ。

ということで、8月の終わりの週末に、友人と二人で佐渡ツーリングを行うこととなった。念願の離島ツーリング。楽しみ8割、準備期間があまりないので心配や不安が2割といった感じだった。

佐渡島一周ツーリング03'
#1 行きたい時が行き時
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