風の足跡 ~風の旅人旅行記集~

八丈島、三宅島卒業旅行記
#4 船旅の良さ

<1998年3月>

友人と卒業旅行に向かったのは離島の八丈島と三宅島。3泊5日の行程で旅をしました。(全21話)

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4、船旅の良さ

島国日本と言うものの、今では本州と九州、そして四国や北海道は立派な橋やトンネルで結ばれ、なかなか船に乗って旅をする機会がない。沖縄や離島にしても飛行機でスイスイ。いや~本当に便利な世の中になったものだ。

もちろん八丈島にも飛行機でスイッと行けてしまう。行けてしまうけど、せっかく船旅を行う数少ないチャンスを逃すのはもったいない。

旅は道連れ、世は情け。良き友は旅路を短くするとも言う。時間はかかってしまうが、船旅には船旅の良さや情緒があるというものだ。

それに船の中で語らいながら旅路の時間をつぶす。こういった学生らしい旅は今後できないかもしれない。そう考えると、船というのは卒業旅行にピッタリな移動手段に思える。

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色々と魅力満載な船旅だが、一番の魅力は何といっても飛行機よりも運賃が断然安いこと。色々と含めて飛行機の半値程度(*1998年時)と、お財布にやさしい。

飛行機だと高くて旅行に行けない。ってほど旅費に困っているわけではないが、飛行機よりも旅費が浮くと思うと、その分を他へ割り振り、せっかくだからあれをしよう。ちょっと背伸びして・・・といったことがやりやすくなる。少しお金の使い方に余裕ができるし、幅も広がる。

とはいえ、値段が安いというのは紛れもない事実だが、実際のところは時間や体力はその分かかってしまうので、トータルでみたら本当にお得かどうかは分からない。

でも旅費を節約しながら旅をすることは、例えるなら少し青臭い高校野球のようで、とても若者の旅らしい。なんていうか、「俺たちお金を節約しながら旅をしています。」「節約して旅するほど旅好きです。」「一生懸命頑張っています。」というような気分に浸れ、旅をしていて楽しく感じるのだ。

それに移動にこだわりや時間をかけることで、旅への本気度や真実味が増すというもの。移動するのが旅。移動にどこまでこだわれるか。やっぱりそこが旅の核心なんじゃないかなと思う。

八丈島、三宅島卒業旅行記98'
#4 船旅の良さ
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