リアルタイム旅行記 道標ない旅
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<2009年5月改訂版>
旅のトラブル帳
< 2000年5月〜8月の詳細 >
* 2000年5月の詳細 *
上旬  自転車を盗まれる! <ジョホールバル>
  人とは違う旅。何か挑戦するような旅をしようではないかと思い立ち、シンガポールで自転車を購入し、自転車でマレー半島を縦断する事にしました。そしてシンガポールで十分に足を慣らした後、マレーシアに向けて北上開始。そして第一関門のマレーシアとの国境を越え、ジョホールバルに到着しました。初日としては上々。いきなり無理をしては後が大変だ。とりあえず順調な滑り出しだし、今日のところは疲れを溜めないためにも宿を取ろうではないか。そう妥協し、疲れたと昼寝をしたのが不幸の始まりでした。昼寝の最中にまんまと自転車を盗まれてしまったからです。なんか宿の外で変な音がするなと思って外に出てみると、無残に切られたロックが落ちているだけで、自転車が消えていました。やられた〜!日本でもめったに物を盗まれる経験をしたことがないので一瞬目の前が真っ暗。めまいがしてしまいました。宿の前のガードレールにワイヤーロックをしっかりかけて置いていたのですが、予想だにしなかった白昼堂々の犯行。シンガポールの治安のよさに慣れきっていたのであまり用心していなかったのが失敗。警察に盗難届を貰いに行くと、当然というか、新しいのを購入した方がいいとあっさり言われてしまいました。確かにそうだ。自転車とは縁がなかったと諦め、身軽になった事だしと、この機にインドネシアに向かうことにしました。ちなみに後日保険で自転車の代金は戻ってきました。後から考えればシンガポール国内をレンタル自転車でサイクリングし、マレーシアで自転車を返却したような感じでしょうか。
下旬  レンタルバイクが故障! <ブキティンギ>
  半裸で暮らす原住民がいるシベル島への10日間のツアーに参加しました。原住民といっても観光客ずれしていていまいちといった感じ。しかしながら電気などのないジャングル暮らしは本物で、なかなかヘビーな体験でした。そのツアーを終えると、いまいち体調がすぐれません。マラリア危険地域なので、もしかしてマラリア?ちょっと心配になりつつも、気晴らしを兼ねてバイクを借りることにしました。ブキティンギ周辺は舟型の屋根が特徴の伝統的集落があり、それを訪れながら熱帯の空気を浴びながら走りました。インドネシアではガソリンが20円ほどと安いのがうれしい。しかし、今回も私にとって恒例となってしまったレンタルバイクの故障が起きてしまいました。今までバイクを借りてトラブルに見舞われなかったことがないから困ったものだ。おかげでもう慣れたもの。今回は乗っている最中にアクセルワイヤーが切れてしまったので、ワイヤーを手で引っ張りながら走行し、とりあえずは無事に宿に帰還しました。思えば昔トルコでも同じ事があったけ。これは私の運転が悪いのだろうか?それとも作為的に壊れるようにして、修理費を詐欺るとか?う〜ん。でも今回は宿の人の友人(一般人)のバイクを借りたので、なんか気の毒に思えたし、アクセルワイヤーを引っ張りながら帰還した私の走りを見て、お前はプロ並だとほめられて気をよくしたので、修理費はこちらで払うことにしました。修理費は130円程。きっと安い部品だから壊れやすいんだろうな。
下旬  バックパックがずぶ濡れ! <パダン>
  インドネシアの長距離バスでは、荷物はバスの腹の部分か、天井の上に載せるのが一般的です。ブキティンギからパダンへ向かうバスに乗ったとき、バックパックをバスの腹の中のトランクに入れたところ、目的地に着いてみるといつの間にか魚と一緒にされていて、バックパックが魚の腐った汁まみれになっていました。おかげでバックパックの臭い事。なんとも悲惨な状態。こんなバックパックは絶対に背負いたくありません。この後はバスの乗り継ぎがあり、乗り換えたジャンピ行きのバスではバスの屋根に載せられ、走るとすぐに大雨にあたってしまいました。屋根の上には一応ビニールシートが被せてあったけど、当然というか、到着してみると今度はバックパックがずぶ濡れになっていました。おかげで魚の臭いのは少しおさまったものの、今度は鞄がずぶ濡れになったので、中に入っていた薬などが濡れてしまい、幾つか破棄しなければなりませんでした。それにしても鞄自体は臭くなるし、中の服までも臭いが染み付いていて全て洗濯しなければなりませんでした。まったくもってとんだ災難でした。
* 2000年6月の詳細 *
上旬  第2回スリに遭遇(未遂)! <ボゴール>
  ボゴールの町を散策中、背中を押す感触がありました。そんなに混雑した場所ではないのにいったい・・・。振り向くと男の人が目を合わせずにすたすたと去って行きました。しばらくして鞄から物を出そうとすると、あっ・・・。鞄のチャックが開いていました。出かける前は間違いなく閉めたはず。というか、いくらなんでもチャックを開けたままで背負わないし・・・。やはりさっきの男はスリだったようです。中を確認すると、幸いな事に物は盗まれていませんでした。私のデイバッグは旅行用の内部が二重構造になっているしっかり物。そう簡単にはいかないのだよスリ君。でも、気をつけなければ・・・。
上旬  歯が欠ける! <バンドゥン>
  インドネシアの食事は安いし、そこそこうまい。特にご飯は安いし、そんなにパサパサ感がないのでご飯党として幸せです。何も考えずにがぶがぶと食べていたら、ご飯の中に石が混じっていて、それを思いっきり噛んでしまいました。ガリッと脳まで振動が響き、触ってみると、奥歯が少し欠けていました。昔虫歯になって銀歯を入れた所のすぐ横なので、今後ひどくならないかとちょっと心配。それ以降は石などが混じっていないか用心しながら食べるようになってしまい、少々ご飯がまずく感じるようになってしまいました。やはり食の安全は重要だな。
中旬  高熱、頭痛が続く! <ジョグジャカルタ>
  張り切って動き回っていたところ、疲れが溜まってしまったのか、一息入れる度に頭が重く感じ、額に手を当てるとめちゃくちゃ熱い状態になってしまいました。夜になると特にひどく、頭が割れそうに感じる事もあるほどです。ゆっくり休んでも一向に良くならず、かといって体がめちゃくちゃ辛いというわけでもありません。かえって動き回っている方が気がまぎれるせいか、気分的に楽でした。一体このよくわからない症状は何なんだ。もしかしてこれがデング熱というやつだろうか。原因が分からないと対処のしようがないので不安になってきます。とりあえず頭痛薬などを飲んでみるものの、改善されず。まあ倒れるほどでもないかとほっておくことにしました。結局、しばらくこの症状が続き、不安な日々を送ることとなってしまいました。
中旬  第3回スリに遭遇(未遂)! <プランパナン>
  今回も物を盗まれる被害はなかったのですが、混雑したバスから人混みをかき分けて降りようとした際に、デイパックが人ごみに引っかかり、無理に引き抜いてバスを降りてみると、鞄がナイフで切られていました。鞄は二重構造になっているし、素材も丈夫なものなので簡単には奥まで切ることは出来ないのですが、表面部分に大穴が開いてしまいました。昔のズボンといい、何だって人の物を切り刻むんだ。全く。ぼやきながら穴空きではみっともないので、針と糸を購入してきて補修しました。かなり強引に縫い合わせたのでキャプテンハーロックみたいなかっこいい鞄になってしまいました。傷の数は男の勲章?・・・っていうことで、私的には満足。でもそのうち物ではなく、自分が切られそうな気も・・・。
下旬  フィルムが駄目になる! <ソロ>
  写真屋にフィルムを現像に出したところ、光を入れられたようで、一本フィルムの画像がほとんど消えてしまっていました。こうなってしまうと諦めるしかない。一体何が写っていたんだろう。このフィルムには。現地の人と一緒に撮った思い出の画像があったならショックだ。心配になって調べてみると、幸いなことにラーマヤーナ舞踊を鑑賞した時のフィルムだったので傷は比較的浅く、胸を撫で下ろした次第。しかし後日同じような事が起き、日本から持ってきたフィルムが暑くて湿気の多い気候の中で劣化していることが判明。なんてこった。とぼやいてもしょうがない。これからはフィルムの管理にも気を付けなければと反省しました。
下旬  体調不良! <ソロ>
  高熱、頭痛に苦しむ日々を送っているなか、更に風邪と疲労が重なったようで久しぶりに寝込んでしまいました。幸いなことに泊まっている宿の女将さんは親切な人で、寝込んでいる私を心配して夕食を作ってくれるなど色々と面倒を見てくれました。しかし、これを機に一ヶ月ぐらいどうも体がすっきりしなく、体調不良に苦しむ事になりました。とりわけ私の弱点である鼻が再びへそを曲げて、鼻水は再び1ヶ月ぐらい止まることがありませんでした。
下旬  バイクのマフラーで火傷! <ソロ>
  小雨の振る中バイクタクシーを利用して、交通の不便なソロ郊外の山の中の遺跡を見学して回りました。その時にバイクから降りようとして、バイクのマフラーで足を火傷してしまいました。頭がボーとしていたせいか、体勢が悪かったせいか、熱いとわかっていても体が条件反射をしてくれず、結構ひどい火傷となってしまいました。おかげで約2週間痛さとかゆさに苦しむこととなり、傷口がぐちゅぐちゅするので包帯が手放せない日々が続きました。それにしても条件反射をしない私の体は・・・なんか体調の方が心配です。それともインドネシアで鍛えられて精神がズブくなってしまったのだろうか。
下旬  長年使っていた物が壊れる! <ソロ>
  長い間使っていた物が壊れると不吉な事が起きる前触れのように感じるのですが、6年使っていたベルトの金具が壊れ、3年半使い続けている腕時計のベルトが壊れ、4年使い続けているバックパックがより一層壊れるということが立て続けに起きました。おまけに現在体調不良に、足は火傷を負って痛い状態。なんかとんでもない不幸の前触れのように思えて、ちょっと不安。いや、かなり不安。とりあえず、ベルトはないと困るのですぐに新しいのを市場に行き購入し、腕時計はベルトがなくても使えると懐中時計として使用。バックパックは針と糸で補修しておきました。人間もそうだけど、持ち物もだんだんとサバイバル戦になってきた感じです。
下旬  カメラ故障! <セロ>
  ムラピ山に登頂して、下山の最中に何度か滑って転んでしまいました。いくらなんでも転びすぎ。どうも体のバランス感覚がおかしい気がする。これも頭痛を伴う体調不良のせいなのだろうか。それはそうと、転んだときにカメラを少し岩にぶつけてしまいました。その時は問題なかったのですが、何枚か写真を撮った後、カメラのシャッターが全く動かなくなってしまいました。転んだ時の衝撃なのか、プラスチックが古くなってしまったのか、多分その両方だと思うのですが内部の部品が折れてしまい使用不能に。下山してから宿に戻ってあれこれといじっていたら、さらに壊れてどうしようもない状態になってしまいました。やっぱ素人では直せないよな。こりゃどうにもならないや。でもカメラがないとやる気が出ないので、これは必要経費だと新しいカメラをインドネシア第二の都市スラバヤで探し回り、カードで購入しました。
下旬  歯痛発生! <スラバヤ>
  急に歯が痛くなりました。鏡で見てみると虫歯を発見。それとバンドゥンで欠けてた部分がやたらと痛い。気休めで歯を良く磨くようになったのですが、出来てしまったものは治るものではないのでどうしようもない。あまりに痛くなったら歯医者へ駆け込むしかないよな。でも海外の歯医者って・・・不安。できれば行きたくないし、行くならバンコクなどの日本語が通じるところがいい。バンコクまでこのまま痛くならないことを願うのみ。
* 2000年7月の詳細 *
上旬  極度の悪寒(マラリア症状)! <タワウ>
  インドネシアから長い船旅を経てマレーシアに入国した最初の夜、急に体調が悪くなってしまいました。ここのところ体調があまりよくなかったので風邪がひどくなったのかなと思ったものの、ちょっとすると全身が日焼けした後のように熱くなり、特におでこ、首筋、吐く息が今まで経験した事のないぐらい熱くなってしまいました。一体どうなってしまったんだ。これではおでこでお湯が沸かせるかも。こんな状態ってもしかしてやばい病気になってしまったのでは・・・。あたふたとしていると、今度はひどい悪寒に襲われました。寒い。寒気がする。何なんだ。赤道直下の平地の夜、普通ならシャツ一枚で十分なのに、シャツ、Tシャツ、半袖の服、長袖の服、セーターを着てもまだ寒い。これはマジでやばいかも。タオルケット二枚にくるまり布団へ倒れ込みました。それでもまだ寒く布団の中で凍えている私は一体・・・。明日の朝ちゃんと目覚める事が出来るのだろうか?寒さと色々な不安が頭をよぎりなかなか寝付けませんでした。しかしいつのまにか寝付いたようで、夜中暑くて目が覚めました。全身汗だく。やっと体の体温調整機能が正常になったようだ。これでとりあえずは一安心。再び寝始めました。それにしても今考えてもかなり怖い体験でした。後で聞くとこによるとマラリアの症状によく似ているとの事。本当にマラリアだったのだろうか。今でも謎のままです。
上旬  体調不良のフルコース! <サンダカン>
  寒気に襲われた次の日、悪寒や全身が熱くなる症状は治ったものの、今度は発疹、関節痛、めまい、頭痛、吐き気、咳、鼻水、喉痛、くしゃみ、食欲不振、下痢、虚脱症状等々の体調不良のフルコースを味わうことになってしまいました。体はだるいけど何の病状かも分からないし、経験上病院に行くなら大都市の方がいい。そう思ったので大都市へ向けて少しずつ移動していきました。でも移動しては休む事の連続。原因が分からないだけに精神的にもかなり参ってしまいました。結局大都市に着いた時には体調は大分よくなってきたし、あまり病院は好きではないので、これはそのうち治るだろうと病院には行かず仕舞い。もしマラリアに似た症状だとわかっていたら間違えなく直行していたのですが、無知とは怖いものです。しばらく原因不明の体調不良に苦しむことになりましたが、1週間後に何とか回復しました。さすがにもう二度と体験したくない症状です。
中旬  時々起こる発疹! <ムカー>
  体調の悪いのは表面的には治り、時々鼻水がでる程度まで回復しました。しかしたまに夜に発疹が起きることがあるのが、不安なところです。といっても部分的なもので、朝起きると治っているのですが、ちょっと前の体調不良と合わせて考えると何とも不安な状態。単なる疲れや、精神的な発疹ならいいのですが、悪い病気が継続しているならまずいぞ。もしかして変な病原菌が体の中で繁殖しているとか・・・もう一ヶ月もすると体を突き破って出てくるとか・・・あはっ。そう考えるとかなり恐怖です。でもそんなにひどい症状ではないのし、昼間の生活には支障ないので、しばらく様子を見ることにしたのですが、いつしか発疹はおさまっていました。
下旬  洞窟内で立ち往生! <ニア>
  サラワク州のニア国立公園の洞窟を訪れた際、さほど大きくないし、歩道も整備されているので、ライターの光で出口まで抜けられるだろうと入ったものの、途中でライターが壊れてしまい、真っ暗闇の中で立ち往生してしまいました。大声で叫んでみても当然効果なし、逆に辺りに音が乱反響して余計に気が滅入ってきます。しばらく他の旅行者がやってくるのを待っていたのですが、人が来る気配がない。いやライトの光のようなものが見えるのですが、すぐに消えてしまう。これって幻覚?さすがに真っ暗闇の中というのは精神的に参ってきました。段々このまま誰も通らないのではと不安になってきて、最後の手段として仕方なく手探りで真っ暗の中引き返すことにしました。歩道から落ちないように慎重に這いつくばって進んでいると、やっと旅行者がやってきて助かりました。生死に関わる危機感はあまりなかったものの、真っ暗闇の中、頭上で飛び交う鳥達と、たまに見える幻覚と過ごすのはかなり滅入る体験でした。やっぱり過信は禁物ですね。
下旬  カメラのレンズを落として破損! <クチン>
  国立公園に世界最大の花といわれるラフレシアを見に行きました。しかしあいにくと途中から雨が降り出してきました。これは参った。早々に写真を撮って帰ろう。早足に公園を歩き回り写真を撮っていました。そして、ぬかるんで滑りやすい足場ばかりに気を取られていたところ、鞄からレンズを取り出す際にうっかり落としてしまいました。そして運悪く落ちたのが岩の上。やばい。大慌てで拾ってみると、とりあえずレンズが割れていないので一安心。が、ホッとしたのは束の間、装着してみると焦点がちっとも合いません。これではピンボケ写真になってしまう。落としたときにレンズがずれてしまったようだ。これは修理に出さないと直りそうにない。とりあえずは予備のレンズがあるのでそれを使えばいいのだが、それにしてもカメラのトラブルが多い。修理代のことを考えると全く持って憂鬱だ。もっと扱いには気をつけなければ・・・。
* 2000年8月の詳細 *
上旬  大量の虫さされ! <シンタン>
  今まで蚊やノミ、ダニ等に刺された跡が累計で大量にあったことはあったのですが、今回は一度に数えるのが嫌な程足首から下を刺されてしまいました。実のところ、かまれたのがいつなのか、何に噛まれたのか不明。地元の人と一緒に川で水浴びをして丘に上がった時に異様に足がチクチクした時なのか、民家に泊まった時なのか、その時外に置いた靴にノミ等が侵入してそれを履いてかまれたのか、そのどれかだと考えられるのですが、いまいちはっきりしません。それにしてもかまれた場所が足だけに、歩くとすぐに血行がよくなるのでかゆくてしょうがありません。とりあえず悪いばい菌が入ってこなければいいのだが・・・。一度マラリアの症状を体験すると、小さな虫刺されもちょっと怖く感じてしまいます。
上旬  歯に穴が開く! <ナガピノ>
  二ヶ月前に歯が欠けた所が痛み始めました。なるべく反対側で物を噛むようにしていたのですが、煎餅のような物を食べた時に欠けた方で噛んでしまい、歯に激痛が走りました。舌で触れてみると穴が開いている感じ。虫歯になり歯が脆くなっていて、今回穴が開いてしまったのか。それ以前に開いていたのか不明ですが、とにかくまずい状態です。もはや右の歯で固い物を噛めないのでは不便でしょうがありません。これは近いうちに歯医者に行かなければならないな。しかしながら今滞在しているのはカリマンタン島の内陸部。お世辞にも近代的と言えない場所です。この辺の医者に行くと有無も言わせず歯を抜かれてしまいそうなので、とりあえず大都市へ行くまでは我慢することにしました。
上旬  耳が折れる! <プツッシバウ>
  カリマンタン島奥部の道はジャングルや湿地の中を走るので道路状況は最悪です。小刻みにアップダウンが続き、舗装もでこぼこ。いたるところに穴が開いているので、道はまっすぐでもバスは蛇行して走らなければならなかったりします。高温多湿に多雨といった過酷な気候なので、安っぽい舗装ではしょうがないこと。おかげで上下左右によく揺れ、まるでジェットコースターに乗ってるような感じでした。そんな中疲れが溜まっていて熟睡。首が固定されないので、バスの急激な揺れと共に窓やフレームに頭や耳をぶつけまくり、到着してみると眼鏡のフレームは曲がり、頭には大きなたんこぶが三つ、耳が痛いと思ったら耳の形を形成している柔らかい骨のような物が折れていました。外見上なんの問題もなく、大した事ではないのですが、こんな状態の中寝続けていた私は・・・根本的な体の疲れの方が心配になってしまいました。
上旬  再び大量の虫刺され! <シウット>
  マンコックのロングハウスで知り合った女の子に連れられて、彼女の祖父母の住むシウットのログハウスに泊まりに行きました。なんかお宅のお嬢様をお嫁にくださいといった雰囲気で、少々気まずいというか、面白い体験というか、変な感じのホームステイでした。それはそうと、そこで一泊して朝起きてみると、再び足を大量に噛まれていました。直に床に寝るので噛まれる覚悟はしていたのですが、前回の虫刺されの跡と合わせて足が大変な事になってしまいました。靴なんて履くと非常にかゆく、長ズボンも熱が内部にこもるのでご法度。サンダルに半ズボンで歩いていると、足をどうしたんだと地元の人に時々話しかけられる始末。おまけによくかいていたので、所々膿んでしまうし、足が大変なことになってしまいました。治るまでしばらくは足がかさぶただらけでみっともなかったです。
上旬  差し歯が取れる! <ウル・パイリン>
  とうとう今回の旅で一番恐れていた事が起きてしまいました。食事中に物を噛んでいた時にフニャっと変な感じがして、口の中に硬いものが転がる感触。もしかして・・・口から取り出してみるとやっぱり前歯の差し歯でした。これは困ったことになったぞ。今後のことを考えると少々青ざめてしまいました。さてどうしよう。前歯がないのは不便だし、冷たい物や熱い物を飲んだり食べたりするとむき出しになった神経に染みて痛い。それに剥き出しになった歯が虫歯にでもなったら大変です。ただこっちの人は若い人でも前歯がない人が多いので、外見上はそうみっともなくはないのは幸い・・・なのかな?それにしても抜けた差し歯は左側、穴の開いた奥歯は右側と、食事が大変な状況。早いところ腕のいい歯医者に行かなければ。一体どこに行けばいいのだろう。下手にいじられると困るし、言葉が通じないしと、一旦帰国した方がいいんだろうかと考えてしまいました。
中旬  第4回腹痛! <ランジャック>
  ここのところ体調不良は何度か経験していたけど、ここ何ヶ月も腹痛らしい腹痛がなかったので自分の腹の強さには自信を持っていたのですが、久しぶりに腹の調子が悪くなり、滝のような下痢が続きました。ここのところ水道に関して全く復旧していないカリマンタン島の奥地での生活が続いていて、茶色く濁った川の水や雨水を沸騰させた水を飲む生活を送っていました。とうとうそのツケが体にきたに違いない。第3回腹痛と同じで頭痛や体のだるさはなく、ひたすらひどい下痢。きっとちょっとした食中毒なんだろう。この程度ならほっておけばそのうち治りそうだ。段々小さな下痢や病気に動じなくなってきた自分に心強く思えてきました。しかし頻繁にトイレに駆け込みながら、透明で泥の味のしない水が恋しく思えました。
中旬  まぶたが腫れる! <ポンティアナ>
  カリマンタン島の奥部の旅を終え、カリマンタン島の西部の州都ポンティアナに戻りました。いや〜疲れたな。でもここはそこそこ大都市なので、今までのように生活にストレスを感じることがないので安心。そして最初の朝を迎えたのですが、目が覚めて目を開こうとしてもまぶたが重い。疲れが溜まっているからしょうがないのかな。でもなんか変だ。いくらなんでもまぶたが重たすぎ。慌てて鏡の前に行くと、右のまぶたが殴られた跡のように腫れ上がっていました。一体どうなっているんだ。私の目は。ものもらいにしては大きすぎるし、ちょっと痛痒い。わからないまま一日を過ごしました。でも、歩いているとかなり目立つし、みっともない。話しかけてくる人には必ず目をどうしたんだと言われるほどでした。翌日目が覚めると腫れはほとんど治っていて、よく見ると、まぶたの先端部分に蚊に刺されたような跡が残っていました。全く人騒がせな。それにしてもこっちの蚊にまぶたを刺されると、目が開かなくなるほど腫れ上がるんだと驚きました。
下旬  歯医者へ行く! <デンパサール>
  奥歯に穴があき、前歯の差し歯がとれてしまいと、歯に関しては散々な状態です。これでは食べるのにも苦労してしまいます。こんな不便な状態では旅ができないぞ。意を決して歯医者へ行くことにしました。ただ、同じ行くにしても大都市の腕のいい歯医者の方が安心です。そう思って歯の治療をしながら観光もできるバリ島を選びました。ここなら国際的な観光地なので、何とかなるだろう。早速観光案内所で紹介してもらった歯医者へ行くと、設備が整っていてほっとしました。しかし安心できたのは束の間。その治療のひどいこと。私の差し歯を見て、これはここにささっていなかったと言われ、無理やり差し込んでつけるものの、斜めになっているし、奥歯は麻酔もせずに少し削り、ちょっとつめ物をしただけ。歯医者へ2年間通った私の方が腕がいいのではと思ってしまうほどでした。とりあえず食べるのには苦労しなくなったものの、再び悪化することは間違いありません。やはりこういうのは日本のかかりつけの医者に行くのが一番だな。つくづくと感じました。
下旬  頭痛で寝込む! <デンパサール>
  地元の小さな祭りに出かけ、夜中の3時まで伝統芸能を鑑賞して宿へ戻ると、疲れたのかガンガンと痛む頭痛がしてきました。寝れば治るだろうと安易に考えていたのですが、朝起きても少し頭痛がしていました。でもまあ一ヶ月前も似たような状態だったし、大して気にもせずにその日を過ごしました。しかしその翌日からは頭痛が悪化してしまい寝込んでしまいました。これは一体・・・最近よく虫に刺されたしな。もしかしてマラリア?という最悪の文字が浮かんできましたが、2日間ゆっくりと過ごすと体調は良くなり、他の小さな街へ移動する事にしました。病院へ行くほどの病気ではなく、ただの疲れからの風邪だろうと思っての移動だったのですが、その夜から発疹が現れ再び体調が悪化。そういえば似たような症状は今回で3回目だ。バリ島にいる間に病院にいっておけばよかったな。保険が効く病院があったはず。ちょっと後悔しましたが、後の祭り。でも大事をとって2日間のんびりすると良くなってきました。そしてスラバヤへ移動。しかしまだ少し頭が重く、あまりで歩くのもなんだしと、本屋へ行き今後の旅行のために新しく洋書のガイドブックを購入したのですが、何気なく病気のページを見ると、私の症状はデング熱にぴったりあてはまるではないか。少し心配になってきて、やっぱり病院へ行こうと保険会社へコレクトコールで電話を試みたのですが、どこの電話所へ行っても断られてしまいました。結局手軽な方法として薬局へ行き薬を買う事にしたのですが、デング熱の薬はなく、マラリアと同じだからと言われマラリアの薬を渡されてしまいました。薬代は4錠で20円程。安すぎ。せめて値段が高ければ気分的にも効くのだろうけど・・・。飲んだらむしろ体調不良を起こしそうな気がしたので、一回だけ飲んで後は捨てました。2袋買ったので、もう一つは日本で風邪を引いている管理人代行に原稿と共に送っておきました。どうやら即効で消去されてしまったらしい・・・。
下旬  カメラの故障! <シツボンド>
  レンズは相変わらず壊れたまま。予備のレンズを使って写真を撮っていたのですが、今度は本体の調子が悪くなってしまいました。地元の人と一緒に写真を撮ろうと思ったら、何時の間にかセルフタイマー等のいくつかのボタンが作動しなくなっていました。今回の旅は本当によくカメラが壊れる。(多分私の扱い悪いのだが・・・) このカメラは6月の終わりにスラバヤで購入したばかりの新品。まだ保証が効くはずだし、ちょうどスラバヤに戻るところ。セルフタイマーは無くても何とか写真は撮れるけどあったほうが便利な機能。いいタイミングなので買ったカメラ屋に行き、レンズとともに修理を頼む事にしました。しかし修理にはジャカルタに送らなければならないから2週間はかかると言われました。自分がジャカルタに行ったほうが速いかも。ふと思ったけど、ジャカルタは治安が悪い事で有名な町。できれば行きたくないので、ここで頼むことにしました。この機会にちゃんとカメラを直しておけば安心だ。カメラがないとやる気の起こらないのが私の旅だからこの2週間は割り切って考えよう。まったくもって今回の旅はカメラの故障に振り回されすぎだ。カメラの故障は今回で終わりにして欲しいものです。これではカメラが旅をしているのだか、私が旅をしているのだか分からない。
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