リアルタイム旅行記 道標ない旅
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<2009年5月改訂版 Ver.3.0>
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第2部 逆風 ・・・ 島巡り編1  (2000年5月1日〜7月2日)
< シンガポール、マレーシア、インドネシア(スマトラ島、シベル島、ジャワ島) >
〜〜〜   第16週   〜〜〜
5月1日 (月) 晴
シンガポール
・決意を新たに
支出 19600円
  マレー半島の最南端というか、どん詰まり部分のシンガポールに到着しました。ひたすら香港から南下してきたわけで、シンガポール到着は今回の長い旅の中でも一応節目に当たる感じです。さてこれからどうしよう。旅を始めた中国からここシンガポールまではひたすらバスで移動してきました。といっても特にバスの移動にこだわっていた訳ではなく、予約が取れなかったり、安かったりと気が付けばバスになっていたわけで、これからもバスで移動しようといったこだわりはありませんでした。でもまあ振り返ってみると・・・、地球規模で考えるなら、バスでの移動はかなり地道な移動だったと思います。日本でいうなら各駅停車の旅といった感じで、飛行機で旅するよりも遥かに地球の大きさを認識できたし、その途中途中の文化の移り変わりを肌で感じることができました。こういった地道な旅こそがユーラシア大陸を横断するといった意義なんだろうな。これはとても実感している事でした。それをふまえて、これからはこのどでかい大地を自分の足で移動しようではないかと思い立ちました。それに旅を3ヶ月半ほど終え、観光地ばかりを周る旅に嫌気が差していました。そんな旅だったら年を取ってもできるのではないか。今しか出来ない事を全力でやろう。若さを武器に、少々無茶をやっても大丈夫だろう。そう決意して、バンコクまでのマレー半島縦断の自転車の旅を計画しました。

近くの道教寺院
  昨日シンガポールに到着してから宿の近くをぶらついていると、近所に自転車屋を発見しました。中国語の看板がかかっていたので華僑のお店・・・という事になるのかな。近くには中国寺院もあることだし、この辺りは中華街?って、シンガポールは中国系の人ばかりなので、町中が中華街といった感じもするけど・・・。それはさておき、中をのぞくとそこそこいい自転車が揃っていました。ちょっと見ていくか。中に入って色々と品定めをしてみると・・・、えっ、なんか安いぞ。さすがは買い物天国シンガポール。って、見た目は良くても中身がいい加減な中国製って事なのかな。でもどうなんだろう。う〜ん、自転車に関しては全くの素人なのでよく分からない・・・。そういえばフエで出会ったヤマさんは見た目がどうのこうのではなく、ベアリングが一番大事だとか言っていったな。外観は良くても安いものはペダルの付け根についているベアリングがすぐに駄目になり、走れたものではないとか。自転車で一番力の負荷がかかる部分だけに、いい加減な部品なものだとすぐに壊れてしまうそうです。実際ヤマさんが乗っていたものも中国製で、外観は良かったけど値段は安く、千キロ走るのにベアリングを何度か修理したとか言っていました。ここのも同じだろうか。でもここはシンガポールだし・・・。疑心暗鬼になりながら触ってみるものの、さすがにちょこっといらっただけではよく分かりませんでした。でもまあ高いものを買う気もないし、そんなにスピードとかも出さないだろうし、なんとかなるのかな。そう思いつつ、値段と形、色などを考慮して、数台めぼしを付けておきました。

  そして宿に戻って一晩よく考えました。そもそも自転車で長い距離を走った事がないので、いまいちどういう感じになるのかが分かりません。少なくとも肉体的にきついのは確かなのですが、それを根性だけで補えるレベルなのかどうかが最大の焦点です。本当に私にできるのだろうか。地図で見る限り、バンコクまでは途中に山脈があるという事はなく、比較的平坦な道が続いている感じだし・・・、時間を掛ければできるかな。そう何日で走ったかではない。走り抜くことに意義があるんだ。うんうん。あれこれ思っていると、なんだか私にもできそうに思えてきて、自転車の旅が楽しく思えてきました。よしっ、やってみようではないか。困難に挑戦すること。それこそが旅の楽しさの一つではないか。もし駄目なら自転車を捨てていけばいいし・・・って、おいっ。

電気屋が集まるビル
電気屋が並ぶ一階
コピーCD店
  で、今日の午前中は自転車を購入する為に銀行で両替をしたり、他にいい自転車屋がないか商店街を散策したりしました。そのついでにシンガポールの電気街というか、電化製品の店が集まっているビルに行ってみました。シンガポールでも名が知れているだけあって、中は電化製品の店ばかり。1〜2階部分は売れ筋のビデオカメラやデジタルカメラなどが店頭に並べられ、日本の電気屋さんと同じ感じ。売っている商品もソニーにパナソニックにニコン、キャノン・・・って、まるで日本と同じじゃないか。微妙に雰囲気は違えど、歩いていると秋葉原にあるビルにいる感じでした。更に上の階に行くと、怪しげな店が多いのも秋葉原と同じ。というよりもこれは世界共通なのかな。とりわけコピーのVCDやらパソコンソフトが堂々と売られているのには・・・やはりシンガポールも中国色が強いなと感じてしまいます。さすがにパソコンのソフトの日本語版はないだろうな・・・と思っていたら、ちゃんとあったりして・・・。需要があるのかな。それとも日本語版でもつかえればいいというやつなのかな。よく分かりませんでしたが、う〜ん、欲しい。これがあればホームページ製作も楽だろうな。そう思ったものの、実際に使うのはかなり先のこと。どの道今買っても使えないし、使うときには古くなりすぎていると思われるので、購入は見送りました。それにしても日本の映画やドラマが多い。中にはバラエティーまで・・・。しかも日本の放送のまんまに字幕をつけたものなどが売られていました。これってやっぱり・・・中国で製作したものを華僑ネットワークで流しているのだろうか。中国のシンセンにも同じものがあったし・・・。

  ビル内にはインターネットができる店があったので、久しぶりにインターネットをしておきました。まずはシンガポールで会う事になっている友人は・・・っと。なになにちゃんと補給物資を購入して、明日出発します。って、うむうむ、これは助かる。後は管理人代行殿にホームページの更新分の渡航履歴などを送っておこう。さすがにシンガポールともなると物価が高くなり、インターネット代も馬鹿にならない。早々に切り上げることにしました。そうだ。シンガポールの秋葉原ってことで、ビル内の写真でも撮っておくか。パシャ、パシャ。写真を何枚か撮っていると、店の人がすっ飛んで来ました。「お前、何してる!」「何者だ。」「何の写真を撮ったんだ!」とえらい剣幕。どうやら違法コピーの店の人のよう。まあやましい事しているからピリピリしているんだな。まあここは面倒なので、英語の分からない観光客の振り。「お〜私、英語分かりませ〜ん。単なる観光客です。」と言って去ったのですが、どうも腹の虫が収まらないようで、後ろから罵声らしき言葉を浴びせてきましたが、今度こそ本当に英語が分からなかったので、無視して立ち去りました。ちょっと冷や冷やした体験でした。

  午後になると覚悟を決めて、昨日の自転車屋に購入しに行きました。自転車は色んな種類のものが置いてありましたが、凡庸性のあるマウンテンバイクにしました。これなら少々の悪路でも大丈夫だろうし、雨が降っても、荷物を積んでいても大丈夫のはず。色は目立つ黄色。単に目立つから安全かなというか、目だっていいかなといった感じ。値段もそこそこ安く、見た目はなかなかのもの。でも中身は・・・ちょっと心配。とりあえず2000kmだし、大丈夫だろうってことで納得しておきました。自転車にはドリンクホルダーなどの色々とオプションが付けられるようでしたが、まあ今日のところはいいか。どの道まだ何日か滞在するわけだから後で必要なら買いに来ればいい。とりあえず今日のところはワイヤーロックのみを購入しました。これでマイ自転車が手に入ったぞ。なんだか退屈そうなシンガポール滞在が楽しくなってきた感じです。
5月2日 (火) 曇
シンガポール
・世界のオーチャード通り
支出 4500円
  昨日は自転車を夕方前に購入したのですが、整備しておくからと1時間後の引取りとなり、近所をチョロっと走っただけでした。で、今日は早速試運転を兼ねて朝から自転車でシンガポールの街を散策してみました。まずは・・・やっぱりシンガポール名物マーライオンかな。今までの行動は全て徒歩だったので、歩いて行くにはちょっと遠いマーライオンはまだ未訪問でした。シンガポールといえば誰がなんと言おうとやっぱりマーライオンだろ。そう思うのですが、実際に訪れた旅行者の評判は芳しくないようで、旅行者の間では世界三大がっかりの一つだ!などといった噂を何度か聞いていました。そう言われるとますます見てみたくなるのが人情・・・いや、これは単に私の性格かな。何やかんや言って一番シンガポールで楽しみにしていた場所でした。

  走り出してみると、道がでこぼこしていなく平坦なので、走りやすいこと。歩道も広くてこれは快適だ。さすがはシンガポール。あのカンボジアの悪夢のようなダンシングロードとは大違いです。おまけに徒歩と違って自転車の速いこと。あっという間に町の中心部へ着いてしまいました。しかしここからがちょっと大変でした。今までは歩道があり、道も広くて走りやすかったのですが、さすがに繁華街は歩道に無駄に階段がついていたりと、自転車では走りにくい事。って、自転車で走るなということなのか。では車道を・・・と思ったのですが、車道は交通量が多く、おまけにガードレールが隙間なく続いているから、これもまた走りにくい。というか、慣れないので、車がどういう動きをするのか分からなく、結構怖い。車道を走るぐらいなら階段があっても歩道の方がましかも・・・。やっぱり走りなれている日本のほうがましかなという結論になってしまいました。

マーライオンの像
戦争のモニュメント
川沿いのカフェ
橋と自転車
オーチャードストリートのバス停
オーチャードストリート
  繁華街のごちゃごちゃした場所で少し迷ったものの、無事に港へ到着。この辺りはモニュメントやら立派なイギリス調の建物やらと色々と並んでいました。そして肝心のマーライオンは・・・。あった。なんとも小さい像でした。もっと大きいものを期待していたのですが、う〜ん、やっぱり世界三大がっかりの一つに数えられるのも分かる気がする。というよりも、背景のビルが高すぎるから小さく見えるのか。対岸から見ると明らかにビルに埋まっている状態です。製作されたのが・・・1972年か。製作者もこうなるとは予想していなかったのでしょう。もし今の状況で製作を頼まれたら、きっともっと大きなものを作るのではないかな。そう考えると、がっかりの原因の一つはマーライオン自体ではなく、周りのビルを含めた環境の変化ということになるような気がします。でもまあこれはこれでいいか。白色がきれいだし。私の場合は予めがっかりするかもと教えられていた分と、自転車で気分よく来たので満足できました。というよりも、どっちかというと自転車でシンガポールの象徴マーライオンに到達した事に感動していたような気がします。

  付近は公園のようになっていて、色々とモニュメントなどがあったのでついでに訪れてみました。今までの国では決まってえらい人の像が置いてあるというパターンだったのですが、ここではアート的なものが多く、これもまた久しぶりに新鮮な感覚でした。そして中でも一番目立っている塔のように高く聳えたモニュメントを訪れると、その碑の中心部に何やら書いてありました。第二次世界大戦で日本から独立を・・・って、あいたたぁ・・・といった感じ。大雑把な東南アジアというガイドブックにはそんな事は書いていなかったので、いきなりの展開にちょっと胸が詰まってしまいました。シンガポールも日本が占領していたんだよな。まあ戦争を知らない世代の人間、しかも二世代前のことを今更言われても困ってしまうのが実際のところ。といっても無視できないので、ちょこっと手を合わせて後にしました。

  マーライオンはシンガポール川の河口にあるのですが、少しだけ遡ると両岸にカラフルな建物が建ち並んでいました。なんかお洒落だな。近くまで行ってみると、ほとんどがカフェというか、レストランというか、飲食店でした。河岸にテントを張り、オープンカフェといった感じになっていて、なんだか暑いシンガポールでもここは少し涼しそう。でもまだ午前中なので、人はほとんど居ませんでした。休日の午後とか、夜には多くの人が訪れているんだろうな。雰囲気がいいし・・・と想像するのは容易でした。それにしてもこの辺りの橋のきれいなこと。イギリスの影響を受けているのでしょうが、ロンドンの橋なんかよりもよっぽどきれいではないかな。

  その後は適当に町を走ってみましたが、高いビルが聳えていることぐらいで日本とそう変わらないといったところ。都市なんだな。バンコクでも都会と感じたのですが、やはりこっちの方が洗練されているといった感じを受けました。それはビルなどの建物にしても、道路の構造にしても、看板や案内板にしても、さりげない部分がやはり経済力があるときちんと作られていたり、設置されているからです。なるほどな。経済力があるとこうなるんだ。よく分からないことに感心してしまいました。

  そして昼も過ぎ頃に有名なオーチャード通りに自転車で乗り付けてみました。ここもまた走りにくいこと。車道は車だらけだし、歩道は人だらけ。どっちを走ればいいんだといった感じ。でもゆっくりと歩道を走っていると、不思議と涼しく感じる。なんか外気が一気に下がった感じです。これは気持ちいい。って何でだ。辺りを見渡すと、この通りはデパートやらショッピングセンターだらけ。そしてドアが開いているので、冷気が外まで流れ出し、通り全体が冷えているようです。さすがは世界に名だたるオーチャード通りだ。素直に感心してしまいました。

  適当に自転車を置いて・・・、といっても日本と一緒でその辺のガードレールにチェーンロックでくくりつけただけですが、オーチャード通りを散策しました。昨日も自転車を探しに来ているので、そう目新しさはないけど、今日は時間もあるし、涼しいしとゆっくりと銀ブラならず、オーブラ?を満喫しました。ここには日系のデパートが多くあります。ソゴウ、伊勢丹、パルコってなんだかバンコクと同じような感じだな。日本のブランド力というか、文化力は東南アジアでは侮れないものなんだな。ちょっと感心しつつ、そして鼻が高かったりして・・・。我輩は本家本元の日本人だぜ!といわんばかりに胸を張って歩いてみても、残念ながら周りと顔立ちが変わらないので日本人だと分かる人はいないはずです。

  さて、まずは空腹を満たさないと。さすがに朝から自転車をこいでいるのでお腹がすいた。ここはやっぱり日本食か。これだけ日本のものを見せられると日本食の誘惑には勝てませんでした。そしてデパートの地下を訪れると、牛丼の吉野家を発見。う〜ん、よだれが・・・。引き寄せられるように店内に入っていました。結構シンガポールでも人気があるようで、そこそこ地元の人らしき客が入っていました。ここはやっぱ大盛りだな。う〜ん、なんか懐かしいというか・・・きっとアメリカ人が海外でマックに入る気持ちがこうなんだろうな。地元の客に混じり、しみじみとカウンターで久しぶりの牛丼を平らげました。なんとも幸せ。きっとこんなに感激して食べていたのは店内でも私だけだったはず。その他にも日本でいうデパ地下を歩くと、たこ焼き、お好み焼きなど日本の食べ物がなんでも揃っていたりして・・・。うぉ〜これは素晴らしい。シンガポールに来て、このデパ地下が一番感動しました。日本のものの豊富さはバンコク以上かもしれない。日本から直接来たら面白くないだろうけど、長旅の末にやってくると涙ものでした。
5月3日 (水) 雨
シンガポール
・サイクリング
支出 1700円
  昨日の夕方、再び購入した自転車屋を訪れ、パーツを買い足して少し走りやすいように自転車を強化しました。後、長距離を走るのに欲しいのはサドルバックぐらいかな。一応ショッピングセンターを訪れたときなどに探してみてはいるものの、これはいいものが見つかっていません。まあそのうち何とかしよう。なくても何とかなるだろうし・・・、それに結構高いし・・・。それよりも問題はエンジン部分。動力源がちゃんと動かない事には前に進まないってなもので、今日は足を慣らす為に島の東の方へ遠出のサイクリングをする事にしました。目的地はどこでもよかったのですが、北はマレーシアへ行くときに通るし、西は地図には何も目的地になりそうなものが書いてなかったし、で、東になってしまいました。東も特に何もないけど、空港があるのでとりあえずそこまで行ってみる事にしました。

  が、朝起きてみると、あいにくの空模様。う〜ん、どうしよう。雨の中を走りたくないな。うだうだとしていたら昼になってしまいました。昼頃、外に出るとようやく雨が上がっていました。でもこの空模様だとまた降ってきそうだな。今日は止めておこうかな。でもな〜・・・ちょっと億劫でしたが、明日は待ちに待った救援物資が届く日。そして友人にも会える日。そう思うと、今日は頑張ろう、今日頑張っておかなければといった気になってきました。よしっ、気合を入れるか。この程度で根を上げていてはマレー半島縦断なんてできやしないぞ。

交差点で
サルタンモスク
バスを待つ学生達
  宿を出て東に向かってこぎ出しました。宿があるのも中心部からみると東側なのですが、ここよりも更に東側にはイスラム教徒の多いアラブ人街があります。走り出すと早々に大通りをスカーフを巻いた女学生が多く歩いていました。これってイスラム教の学校の制服ということなのかな。よく分からないけど、シンガポールにしては珍しい光景だ。絵になっていないのか、いるのかよく分からないまま写真に収めておきました。でもこの感じだと名前だけのアラブ人街ではなく、本格的なのかもしれないぞ。まずはちょこっと道をそれてアラブ人街の中心であるアラブストリートへ向かってみる事にしました。

  シンガポールは案内板がしっかりしているので、アラブストリートはすぐに分かりました。この通りに入ると、早速目の前にデンッとイスラム教の象徴である大きなモスクがありました。う〜ん、でかい。おまけに黄色のドームが目立っているぞ。でも目立つには目立つのだが・・・、なんか光っていないな。私の中ではこういうのって金ピカに光っているイメージがあったのですが、ここのはそうでもないのが妙に気になってしまいました。中には入れるのだろうか。ふと思ったものの、いや〜、これは入り辛い雰囲気満点。やめておこう。観光地ではないちゃんとしたモスクのようだ。ただ、このモスク以外は墓地ぐらいしか特に目を引いてアラブ人街といった雰囲気はなかったので、すぐに本線に戻りました。

  ここからはひたすらビーチロードという通りを東へ進みました。海岸通りというやつで走りやすいのですが、なんか変わり映えがしないというか、整然とした風景が続いていました。でも初心者には走りやすくてちょうどいいか。信号も少ないし。おかげで最初の遠出にしては快調でした。しかし順調に走っていると、パラパラと雨が降ってきました。う〜む、やっぱり降ってきたか。でもこれぐらいなら。どうせ汗で濡れていることだし・・・。小雨なので構わず進んで行くと、雨は本降りになる事はなく、すぐに止みました。頑張っている人は神様もちゃんと見てくれているんだな。うむうむ。勝手に解釈すると気分がいいものです。しかも若干雨で体温が下がったこともあり、恵みの雨となりました。

  順調に空港付近までたどり着きました。空港手前からはなんか自動車専用道路みたいな感じだったので、中に入るのはやめました。空港の手前の海外沿いに公園があったので、とりあえずここをゴールとしよう。ちょっと手前でスーパーを通り過ぎたのを思い出して、そこへ戻り弁当を買ってちょっと遅いランチにする事にしました。スーパーではなんと鉄火巻きが安く売っていました。サンドイッチよりも安いではないか。これは買いか・・・。以前ロンドンのスーパーで売れ残った寿司が激安で売っていて、それを食べて食中りを起こしている身としては、海外の安い寿司はちょっと抵抗があったのですが、でもシンガポールなら大丈夫か。たぶん。安さと寿司の誘惑に負けて購入してしまいました。もちろん今回は中る事はなかったです。

南国の雰囲気が漂う道
運動施設
  いつまた雨が降ってくるか分からないといった空模様なので、のんびりとピクニック気分に浸っているわけにはいきませんでした。目的は達成したことだし、町の中心に戻るとするか。もと来た道を戻り始めました。途中からは更に海岸沿いの道に入ってみると、大きなスタジアムやプールがあったり、海ではボートの練習をしていたりと、なんか総合運動公園といった感じでした。どうもこの付近の海岸沿いはそういった施設などが建ち並んでいるようです。

  雨さえ降らなければ急いで宿に戻る必要もないので、町の中心が近づいてくると、同じ道を走るもの面白味がないので道をそれてみましたが、特に目新しいものはない代わりにというか、かなり強い雨に降られることになってしまいました。さすがにこれでは走れないので、バス停で雨宿り。シンガポールではバス停にきちんと屋根がついているのがうれしいところ。やっぱりこういう細かいところに行き届いているのが先進国だよな。都会といえども乗用車などの交通マナーがいいのもそうです。車の運転手が笑顔で道を譲ってくれ、ありがとうとばかりに手を上げて返すのも気持ちがいいものです。今までの国だったら・・・、田舎ではそうでもないかも知れないけど、どけっとばかりんにクラクション攻撃にさらされるだろうな。う〜ん、シンガポール最高!などと思っていたのですが、市内に入り、自転車の走るスペースがないのでバスレーンを走っていると、時々バスがわざと思いっきり幅寄せしてきて、何度か転びそうになりました。やはり世界はどこも一緒ででかい乗り物は思いやりがないよな。それだけが納得いきませんでしたが、今日は満足のいくサイクリングができました。
5月4日 (木) 曇
シンガポール
・浦島太郎症候
支出 3000円
  今日は待ちに待った救援物資を友達が届けてくれる日です。全く持っていい時にシンガポール旅行を企画してくれたものです。どうやら今日の朝食後に少しだけツアーの自由時間があるようなので、それに合わせて友人に会いに行く事にしました。しかしながら、なんとホテルがあるのはシンガポールの沖に浮かぶセントーサ島でした。というのはちょっと大袈裟な表現で、シンガポールとは橋でつながっているほどの距離ですが、何にしても市内のホテルではありませんでした。このセントーサ島は小さな島全体が観光用というか、レジャー用になっています。ですからこの島にあるホテルというのは町中の騒々しさとかがなく、南国のリゾートといった感じがしていいのでしょう。そういった意味では日本からのツアーにはもってこいなのでしょうが、私としてはできれば交通の便のいい町中のホテルに泊まってもらいたいものです・・・。って、贅沢は言っていられないか。荷物を持ってきてもらっていのに・・・。

朝のシンガポール駅
ロープウェイとセントーサ島
  という事で、朝早く起き、張り切ってセントーサ島へ向かいました。もちろん今日も自転車での移動です。昨日のサイクリングの疲れはほとんどなく、若干いつもより足が重い程度でした。この調子で毎日走っていれば足も慣れてくるに違いありません。島は町の中心部の西側から橋でつながっています。直線距離にしてみるとそんなに距離はないのですが、中心部を横切るのでルート的にはちょっと大変。繁華街の大通りなどを通ると、またバスに幅寄せされるかもしれないので、ちょっと繁華街を外したルートで向かう事にしました。バスなどでは乗換えとかが面倒なんだろうなと考えると、自転車はなんて便利な乗り物なのでしょう。乗り物の時間や路線を気にしないでいいし、お金もかからないしと、シンガポールのような物価水準の高い都市では自転車は便利なものです。

  朝なので道もすいていてスイスイと島の入り口まで行くことができました。ここからは長い橋がかかっていて、その向こうにセントーサ島がありました。しかし橋の途中に料金所があるではないか・・・。これって自転車で通っていいのだろうか。う〜ん、分からない。ちょっと様子を見るものの、誰も自転車や徒歩で渡っていませんでした。料金所まで行って引き返すのも嫌だしな・・・。これ以上時間をロスしたくないしな・・・。そもそも歩いて渡れるならロープウェイがある必要がないような気もするしな・・・。うだうだ考えていてもしょうがありません。小心者なので、これは仕方ないと、頭上を行き来するロープウェイに乗る事にしました。

シンガポール市街
セントーサ島
  で、自転車を停めて、ロープウェイ乗り場へ行きました。それにしても見上げるように高い位置をゴンドラが運行しています。乗り場も煙突のように聳えるタワーだし・・・そもそもこのロープウェイ、セントーサ島とつながっているのですが、こちら側の始発は背後にある山の上でした。ですから現在地はちょうど中間地点といったところ。高いチケットを買うと、エレベーターに乗り、一気に高い位置にある乗り場へ到着。なかなか眺めがいい。暇そうにしていた係りの人にチケットを渡すと、山側へ向かうゴンドラに乗せられました。どうやら乗り降りは一方通行となっているとか。それにしてもこのロープウェイはガラガラだけど大丈夫なのだろうか・・・。私一人のために動かしているような感じで気分はいいのだけど・・・、やっぱり心配になってしまいます。

  ゴンドラはどんどんとセントーサ島から離れていきましたが、山の方が標高が高いので、どんどんとセントーサ島が鳥瞰図のようになっていきました。これはいい。高い料金を払った分の価値があるようなパノラマでした。山側の駅に着くと、ここで一組の家族が乗ってきて、一人で独占していたゴンドラがちょっと賑やかになりました。今度は段々とセントーサ島へ向かっていくというか、どんどんと島へ向かって下っていくので、降り立って行くといった感じでした。本当に眺めがいい。シンガポールの繁華街のビル群もよく見えるし、すぐ下は港になっているのか。って、よく見ると、ひどい藻。シンガポールは町はきれいでも海の方はそうでもないようだな。

巨大なマーライオン
ホテルで
友人達と
  セントーサ島の象徴のようなでかいマーライオンの像が段々と大きくなっていき、セントーサ島へ到着しました。降りるとホテルの位置を確認して歩きました。先ほどよく見えたマーライオンの横を通ったのですが、こっちのマーライオンはオリジナルの物と違ってなんともでかい。比べてしまうとこっちの方は化け物のような大きさです。おまけに夜になるとレーザー光線を発射するそうだ。まるで怪獣映画みたい。などと感心しながら歩いていると、ホテルに到着しました。そして中に入ると、ホテルの庭に設置されているテーブルで友人とその友人がくつろいでいました。

  「よっ、久しぶり。」と声をかけると、第一声が「やつれていないね。」って返ってきました。当たり前じゃ!!そう簡単にへばってたまるかい。ホームページに今回の旅のあらすじを載せているし、時々絵葉書を書いているので、ベトナムで1ヶ月もホームステイをしてしまったことなどを考慮しての発言だったのと思うのですが、やつれていなく見えるのは旅人として名誉なことなのかな。それにしても・・・ちょっとホームページに大袈裟に書きすぎたのかな。でも些細なことでも海外で一人だと深刻に思えてしまうことも多いのも事実。これからは程々にしておこう・・・かな。そして頼んでおいたガイドブックなどの補給物資を受け取り、気兼ねなくしゃべりました。しかし、久しぶりの友人同士の会話なのですが、どうもすこしテンポが悪い。なんだろ話題に付いていけていないというか、話題に困ってしまうというか、変だな。

  10時になるとツアーの行程が始まってしまうので、すぐにお別れ。溜まっているフィルムなどを持って帰ってもらえる事になったので、夜再びホテルを訪問する約束をしました。で、聞くと、今日の夜のホテルは町の中心付近にあるとか。それならわざわざここに来る必要がなかったような・・・。高い入場料の事を思うとそう考えてしまうのですが、でもまあ友人が泊まっていなければこの島になど来なかったと思われるので、それはそれでよしとするか。ホテルの名前を聞き、夜にまた会う約束をして別れました。

  友人と別れた後は、することがなくなり、まあせっかく来たことだしと、セントーサ島を歩いてみました。といっても何があるわけでもなく、でかい公園といった感じ。いや、あるにはあるのだけど、水族館は入場料が高いし、巨大なマーライオンは展望台になっているけど、お金を払ってまでといったところ。なんか島全体がビルだらけの中心部と一転して南国リゾート庭園といった感じにまとめられていました。幾つか工事をしている場所もあったので、今後はもっとそういった雰囲気になるのかな。日本からの観光客を呼び込むのに、南国リゾートあり、買い物天国ありとそういったことを狙っているのかな。いかにもといったシンガポール旅行のパンフレットを想像してしまいました。

カラフルなマンション?
  ブラブラと散歩した後は、来たときと同様にロープウェイに乗ってセントーサ島を後にしました。そして自転車に乗って町の中心部へ戻りつつ、町の西側へ来たのは今回が初めてだったので、ゆっくりと辺りを眺めながら走りました。走っていると、面白いビルを発見。なんかとってもカラフルだ。日本にはないセンスかも。シンガポール駅にも通りがかったので寄ってみましたが、これはいまいちでした。あまり鉄道の本数がないようで、かなり閑散とした構内だったからです。町の中心部に着くと、再びオーチャードストリートに寄ってみました。何気にここのところカメラのレンズが欲しくてたまらない。いいレンズで写真を撮れば腕ももっと上がるはず。もっと写真にもこだわれるはず。そう思うと、ぜひともいいものが欲しいところです。幾つかカメラ屋を回って良さそうな物の目星をつけておきました。さすがに衝動買いはまずいので、これは明日までゆっくり考える事にしました。

ホーカーズ
  宿に戻る前にお腹がすいたので、ホーカーズに寄って昼食をとりました。このホーカーズというのは日本でいうなら屋台村とでも言うのでしょうか。ビルの中に屋台が沢山並んでいて、その中から適当に注文してその辺においてあるテーブルで食べれるようになっています。って、早い話がデパートやショッピングセンターにある簡易食堂のようなものですね。どうやらシンガポールでは路上屋台が禁止されてこういったホーカーズと呼ばれる屋台ビルができたようです。観光客としては注文がしやすいし、安いし、種類があるしとなかなか重宝します。今日は朝からかなり動いたし・・・、うん、チャーハンにしよう。大盛りのチャーハンを注文する事にしました。

  食後はすぐに宿に戻りました。そして、すぐに冷房を入れてクールダウン。う〜ん、涼しい。部屋が狭いので数分で寒いぐらいに涼しくなってしまいます。さて、満腹になったし、朝早くから起きているので、眠い。夕方まで一眠りするか。友人から受け取ったガイドブックを眺めつつ、睡眠モードに入りました。それにしても・・・懐かしかったな。でも会話がかみ合わなかったのが気になるところ。もしかして浦島太郎になっているのでは。長い旅や海外赴任、留学などをすると日本に暮らす人と感覚がずれるというのはよく聞くことですが、私もそうなってしまったのかな。日本を出てから4ヶ月か〜。少しずつ浦島太郎になりつつある自分に気が付き、少々考え込んでしまいました。
5月5日 (金) 雨
シンガポール
・冷蔵庫部屋
支出 3000円
  贅沢な事にシンガポールに来てからずっと冷房の効いている部屋で暮らしています。といっても、部屋代は1400円ぐらいで、むちゃくちゃ狭い部屋でした。そう、プノンペンやバンコクの安宿と同じレベルです。今までと同じように考えるなら精神的苦痛を伴う監獄部屋と言えるのですが、冷房がついているとそう感じなくなるのか、それとも私が狭い部屋に慣れてしまったのか、ここでは苦痛に感じることはありませんでした。ただ、もしこの部屋で冷房がなくて、暑苦しいと感じていたなら、恐らくこんな監獄部屋!と思っていただろうと容易に想像できるので、やはり冷房の効果が絶大なのでしょう。そう考えると監獄部屋ではなく、冷蔵庫部屋といった表現が適切なのかな。何にしても私にしてみれば十分快適に過ごせていました。

  おかげで今日は起きると・・・、昼過ぎでした。昨日は昼寝をしてしまったし、夜は友人に会いに行って帰りが遅くなり、宿に戻ってからもずっとガイドブックを読んであれこれと計画を立てていたので、寝たのが明け方近くになってしまったのも原因なのでしょうが、起きてみてちょっとびっくりしました。今までの感覚だと、朝になると日が昇って暑くなって目が覚めるか、或いは部屋が明るくなって目が覚めるか、はたまた外がクラクションなどで騒がしくなって目が覚めるかなので、目覚ましを掛けることなく、朝にはきちんと起きていたのですが、ここではそのどれにもあてはまらず、気が付くと昼を過ぎていたというわけです。なんとも気合が抜けまくりといったところ。シンガポール自体も治安がいいので、なんかシンガポールに来てから日々に張り詰めるような緊張感がないのも事実です。

  昨日から友人に届けてもらったインドネシアのガイドブックを読んでいるのですが、無性にインドネシアに行きたくなってしまいました。しかし自転車が・・・。どうもインドネシアは島国で起伏が非常に激しいようです。毎日のように山道を・・・などと考えるとぞっとします。そんなところを初心者がまともに走れるはずがありません。とりあえずインドネシアへのフェリーが出ているマラッカまで行き、そこで考えようかな。船に乗せれるのなら行ってもいいし、或いは一度自転車でバンコクまで行き、マレー半島自転車での縦断旅を成し遂げてから一気にインドネシアへ飛行機で飛んでもいいかもしれない。インドネシアに行きたくなった理由は、ガイドブックに載っているトラブル例の多さ、そして島ごとに違う文化。なんかひっちゃかめっちゃかで面白そうだし、困難があればあるほど旅のしがいがあるというものです。

  起きたものの今日は何をしよう。もう昼過ぎか〜。もう友人達はシンガポールを出発したんだろうな。確か午前中の便だとか言っていたはず。こんなことなら空港まで見送りに行く約束でもしておけばよかったな。そうすればちゃんと朝早く起きて有意義に外出していたはず。でも空港って・・・、この前と同じコースか。やっぱり自転車ではちょっと億劫かも。でも電車か何かで空港まで見送りに行ってもよかったな。荷物を持ってきてもらったんだし・・・ちょっと失敗。まあ今日は足休めの休日と思えばいいか。まずは昼食でも食べに出かけるか。いや、その前に一服してからにしよう。喫煙場所となっている給湯室に行きました。

  ここに宿泊している人は出稼ぎ労働者やら留学生が多く、たまに旅行者が来る感じでした。なんというか、香港の重慶マンションの宿と雰囲気がよく似ていて、居心地が良かったりします。スリランカからの留学生が何人かいて、よく給湯室でタバコを吸っていると顔をあわせます。そのうちの一人と仲良くなってあれこれと話をしてみると、彼はコンピューター関係、とりわけシステムエンジニアになりたくてシンガポールで勉強しているんだとか。色々話をするものの、正直彼の話は難しい・・・。日本は凄い国だ。コンピューターに関してはナンバーワンだ。日本人は優秀だなどと認めてくれているのはうれしいのですが、どうも日本人のほとんどはコンピューターに精通していて、彼の知識程度は理解できると思っているところに誤解があるようで、平気で専門用語を使ってくるから困ってしまいます。全く持って甚だしい誤解です。確かに日本のコンピューターというか、電化製品は優秀だけど・・・、中身まで理解できている日本人はほとんどいないんだよ。そういう感じで伝えたのですが、「だったらなぜ日本の製品は優秀なものばかりなんだ。」と言われても困ってしまいます。どうも私の説明の仕方が悪いというか、英語が下手すぎていまいち納得してもらえませんでした。

露店に山積みのドリアン
  結局、今日は自転車に乗ることなく、近所の市場などをブラブラと散歩したりして一日が終わってしまいました。忙しくしていてもあっという間に一日が終わってしまうけど、だらだらと過ごしてもあっという間に一日は終わってしまうものだな。海外では・・・。いや、日本でもそうか。とりわけ今日は市場で山積みになって売られていた果物の王様ドリアンが気になりました。トゲトゲだらけで、凄まじい匂いを発する果物ですが、果物の王様といわれるだけあって美味しいはず。シンガポールでも人気のようで飛ぶように売れていました。昔タイで食べたときはいまいち美味しさが分からなかったのですが、今なら食べられる自信がありました。これも今まで地元の食べ物を食べ続けてきていることや、ベトナムでホームステイをして鍛えられた成果なのかな。でも・・・、やっぱり一個は無理だよな。一人では食べるのが怖い代物なので、眺めるだけにしておきました。
5月6日 (土) 曇
シンガポール
・気合の再投入
支出 5700円
  このままではいかんぞ。なんかここのところ気合が抜けている感じだ。これも友人と会ったせいかな。表面的には感じていなかったけど、内面的に・・・気が付かないところでプチホームシック状態なのかもしれない。とは言っても日本に帰りたいといった気持ちは全くないので、ホームシックというより友人に会って気がだれてしまったとか、気が緩んでしまったといったところなんだろうな。ここは気を引き締める為にも明日思い切ってシンガポールを発つ事にしよう。雨が降ろうが矢が降ろうが、前に進むことが大事だ。つい3日前にはやる気満々だった自転車旅行も、今では気の緩みからか、億劫な挑戦となっていました。足の調整も・・・一回遠出しただけなので、万全とはいえないし、どこまで出来るか怪しいものです。でもこれは走りながらでも調整できる。自分の足に合わせて少しずつ距離を伸ばせばいいのだから。今はただリズムを取り戻すこと。出発してしまえば何とかなってしまうものに違いない。そう期待することにしました。しかし明日出発となると、今日は色々とやっておかないとまずい。と言うことで、朝から自転車に乗ってせわしなく動き回りました。

朝のビル街
  まずは各国恒例の絵葉書を出しに郵便局へ。シンガポールから日本へのエアーメールは高いだろうし、滞在日数も少ないので、今回はカンボジア同様に必要最小限の少ない枚数にしました。で、実際に郵便局に行って切手代を払おうとすると、予想以上に安くてビックリ。絵葉書そのものを購入するのに1枚40〜50円ぐらいしたので、郵送代はそれ以上の70〜80円はするんじゃないかなと思っていたのですが、切手代は30円ほどでした。切手代のほうが安いというのはどういうこと。国土が狭い分、配達が楽というか。経費がかからないのかな。それとも郵便は税金の補助で行っているとか・・・。よく分かりませんが、とっても奇妙な現象でした。それならもっと出せばよかったかなと思ったりもしましたが、書くのも色々と大変なので、これはこれでいい事にしよう。

  そして次に繁華街に行き、カメラ屋を回りました。どうしてもレンズが欲しくてたまらなくなってしまったからです。さすがに安い標準レンズでは色々と限界に感じてきました。それに新しいレンズを手に入れれば旅も楽しくなるはず。このことで自転車旅行の起爆剤となってくれればある意味安いものです。幾つか店を回り、最終的にオーチャードストリート近くのショッピングセンター内になるカメラ屋でレンズを購入しました。手持ちのお金を減らしたくないので、この出費は必要外経費という事でカードで払いました。ポケットマネーという事にしておこう。それにしても・・・・、シンガポールというのはめちゃくちゃボッてくるところなんだな。カメラ屋を回って値段を聞いていると言ってくる値段のひどいこと。実は日本人はシンガポールでボラれまくっているのではと思ってしまいました。

混雑するオーチャード・ストリート
通りの大道芸
近所の青空市場
  早速買ったレンズを試してみたくなり、とりあえずここから近いし、そのままオーチャードストリートに行ってみました。通りを訪れてみると、今まで訪れた時と比べ物にならないほど人が歩いていました。まるで東京の渋谷とか、原宿みたい・・・。そうか。今日は土曜日、週末だ。さすがは世界的に有名なオーチャードストリートだけあって、週末の賑わいはなかなかのものでした。ところどころで人だかりができていて、何事かとのぞいてみると、大道芸などのパフォーマンスも行われていました。ショッピングによし、散歩もよしと、なんか楽しそうな通りです。買い物に関してはもう十分なので、適当に写真を撮って新しいレンズの使い勝手や性能を試しました。

  この後は一旦古いレンズなどを宿に置きに戻り、久しぶりにインターネットをやりに行きました。先日会った友人からは無事に日本に到着した旨のメールが届いていました。それはよかった。私の託した撮影済みのフィルムが無事に日本に届いたか・・・。って、こんなことを言っていたら日本に帰ったら友達がいなくなってそう。ただでさえ日常において忘れられている存在なのだから・・・。お礼のメールを丁寧に書いておきました。そして何人かの友人などに明日シンガポールを出発して、自転車でマレー半島縦断を目指しますといったメールも送っておきました。きっとみんなびっくりするに違いない。それにこれで私も後に引けなくなったぞ。明日からは頑張らなければ・・・。と、ちょっと気合が入ってきました。

  その後は近所の市場などを回ってみました。今までのレンズと違ってスナップはどうだろう。なんかレンズが変わると気分も変わってくるというか、見える風景が今までと変わってくる感じがしてくるもので、ちょっと新鮮な気分で写真を撮ることができました。おまけに今日はいつも空き地だった広場で骨董市みたいなものが開かれていたりと、週末ならではの光景も見ることができました。そして夕方前にはちょっと心配になって、明日のルート確認を兼ねて少し北のほうへ行ってみました。重い荷物を積んだ状態であっちかな、こっちかなと迷うのは大変です。市内を抜けて、国境に続く道にたどり着くまでを確認しておきました。

ライトアップされたマーライオン
裁判所?
  中心の方へ戻っていると夕暮れとなりました。そうだ。これはちょうどいい。世界三大がっかりのマーライオンもライトアップされている夜ならがっかりしないかもしれないぞ。ちょうどレンズも買ったことだしと思い立って、再びマーライオンを目指してみました。夜のシンガポールもまた乙なものです。とはいえ、光のまばゆさは香港の方が上だな。そもそも香港の場合はライトアップされている看板の量が多いもんな。そう考えるとシンガポールは香港によく似ていると思っていたけど、頭上に看板があまりないのが決定的に違うようです。今更ながら発見しました。そう考えるとどちらかというと東京に似ているのかな。そんなことを思いながら市の中心部を抜け、マーライオンの近くに行くと、この付近はきれいにライトアップされていました。イギリス調の裁判所らしき建物も闇夜に浮かび上がっていました。う〜ん、これはいい。あっ、三脚が・・・。夜の写真まで撮るつもりで外出していなかったので、三脚を宿に置きっぱなしでした。まあいいか。適当に固定して写真を撮りました。そして肝心のマーライオンに行ってみると、やはりマーライオンもライトアップされていました。でも・・・、いまいちかな。昼間と一緒でビルの光の中に埋まっている状態です。う〜ん、なんとかならんのかな。シンガポールの象徴なのに・・・。とりあえずズームで部分的に切り取った写真にしておきました。まあこれで思い残すことはなくなった、・・・かな。宿に戻ることにしました。明日からはいよいよマレー半島の縦断に挑戦だ。ワクワクするような、不安のような、期待と不安の入り混じった夜になりました。
5月7日 (日) 曇
ジョホールバル
・シンガポール出国。そして・・・
支出 2000円
  いよいよ新たな挑戦の自転車でのマレー半島縦断の開始です。一体どのような旅になるのだろうか。今まで自転車の長旅をした事がないので、私にとって未知の挑戦でした。初日なので万全の準備をして朝早くから出発といきたかったのですが、ちょっと航空会社のオフィスに用があるのを思い出し、まずは中心部になるオフィスに向かいました。今回私の使った航空券は以前に世界一周をしたとき(ぐうたら香港滞在記参照)にマイレージが溜まったもので、一応正規の航空券扱いです。ですから1年間有効という優れものの航空券で、帰国に関してはとりあえず半年後の設定にしていました。半年を越えれば旅にも慣れて1年以上続けているだろうと思ったからです。実際にその通りでこの調子なら1年以上の長旅になりそうな感じです。しかし途中でどんなトラブルに見舞われるか分かりません。この航空券は片道の使用と割り切ってはいたものの念のため1年後に帰国予定便を延ばしておこうと思いつきました。ちょうどシンガポールにオフィスがあるからこの機会にやっておこうかなと思ったのです。でも実際はトラブルが起きたりしたらその国から直接帰国するだろうから、香港からの帰国便は必要ないような気もしますが、本当に念のためです。で、航空会社のオフィスに行ってみると・・・、見事に閉まっていました。今日は休みか・・・。なんか非常に無駄なことをした感じで、むなしい気分で宿に戻りました。

  宿に戻ると、いよいよ出発の準備に取り掛かりました。本来はサドルバッグを付けて走りたかったのですが、結構な値段がするので、とりあえずバックバックを荷台に積んで移動する事にしました。バイクと同じだろといった感じで、安易に考えていたのですが、これが思いの他大変でした。まず鞄が結構な重さと大きさなのでバランスよく固定するのが大変で、走る前から何度も自転車を倒しそうになってしまいました。これから毎朝こんな大変な作業が待っているかと思うと、ちょっと憂鬱です。何とか積み終わると、見送ってくれた宿のおじさんに、「じゃ、さよなら」と挨拶して出発しました。が、こぎ出すものの・・・、うっ、いきなり重さに耐えかねて、転びそうになってしまいました。なんてバランスの悪いこと。さすがにいきなりこけては立場がない。無理して体勢を整えました。思えば高校時代にお中元の配達を自転車でしたことがありました。その時は一度に多くの荷物を荷台に積んで走り、大変な思いをして配達して回りました。そうだよな。荷台に重いものを載せるとこうなるんだったよな。すっかり忘れていた。そして長距離の自転車乗りが荷物の重心を下げてバランスを良くする為にサドルバッグをつけているんだと初めて理解できました。

  走り出してみると、・・・やはり安定しない。重心が高すぎるので、特にこぎ出しが酔払い運転のようにひたすらふらふらと蛇行していました。信号に引っかかるのが辛い。これは大変かも。こんな状態で2千キロも走りきれるのだろうか。かなり不安になってきました。それでもしばらく走っていくと、幾分体が慣れ、まともにこげるようになってきました。でもこんな状態では山道など走れるはずがない。とりあえず・・・マレーシアの首都クアラルンプールでサドルバッグを探してみよう。少々高くても・・・、この状態で我慢するよりはいい。

  昨日下調べしておいたおかげで道の方は迷うことなく、順調でした。下調べしておいてよかった。迷いながら走っていたら、停まる度に転びそうになっていたに違いありません。郊外に出るとひたすら平坦な道だったので、スイスイと進んで行きました。時々シンガポールのサイクリストとすれ違うと、よっ、といった感じで手を振ってくれました。これで私もサイクリストの仲間入りか。ちょっとうれしいかも。でもやっぱり荷台にバックパックというのはかっこ悪いよな。見る人が見れば明らかに素人丸出しだからな。余裕ができると格好のことまで気にできるようになってきました。

  道が平坦だったこともあって、順調に進んでいき、なんとか国境に到着しました。さてどうすればいいんだ。自転車専用のレーンがあるはずもなく、困惑。こういう場合は車のレーンと一緒なのかも。車道の方から入って行こうとすると、車の人に駄目だよと教えられました。じゃ、どこへ行けばいいのだ。聞くと、歩行者と同じ所を通るんだとのこと。しかし歩行者用の方へ行ってみると、建物の入り口にエレベーターがあり、上の階へ行かなければならないようでした。で、自転車は・・・。このまま入っていいの?なんか土足で家に上がるような感じだな。う〜ん、よくわからん。困り果てて、一度自転車を入り口近くにロックして建物の中に入ってみました。そしてイミグレーションまで行き、係りの人に自転車はどうすればいいのかと聞くと、ここへ持ってきなさいとのこと。改めて自転車を押してエレベーターに乗り、長い廊下を進んでいきました。なんか非常に目立っている・・・。普通自転車でこんなところを通らないよな。

  そして先ほどの係りの人のところへ持っていくと、暇そうにしていた審査官の人がわんさか集まってきました。な、なんだ。よくなかったのか。もしかして不信人物扱い・・・。自転車をまじまじと見ているし。ちょっと不安に思いつつ成り行きを見守っていると、どうやら自転車で国境を越える旅行者は多くないようで、単に見物に来ただけのようでした。昔日本に帰国したときにモロッコの民族衣装を着て帰ったことがあったのですが、そのときも税関で係りの人が集まってきました。で、変わった服だねとかあれこれ聞かれ、このポッケどうなっているのとポケットに手を突っ込まれたことがありました。なんか日本的で陰湿な感じがしていたのですが、ここではそういったことはなく、出国審査が済むと、みんあで「頑張れよ」と笑顔で手を振って見送ってくれました。これには感動。終わりよければ全て良しというか、シンガポールでの思い出が全て美化されていく感じでした。よ〜し、次のマレーシアでも頑張るぞ。

コーズウェイ
自転車の勇姿
マレーシア側のイミグレーション
ジョホールバルの町
  マレーシアとシンガポールはジョホール水道で隔てられています。行き来するにはコーズウェイと呼ばれる一本の長い道が掛けられています。その道を進んでいきました。なんか自転車で国境を越えるっていいな。旅をしていますってな感じがする。少なくとも自転車で国境を越えたなんて話すと、日本にいる友人はびっくりするだろうな。そうだ。証拠写真を撮っておこう。国境の途中で証拠写真を撮っておきました。これで万全。日本に帰ってから友達に自慢しよっと。そしてマレーシア側の国境に向かいました。

  マレーシア側の国境は・・・、シンガポールの近代的な建物と比べてしまうと、かなり貧弱に見えてしまうのはしょうがないことなのか。なんか高速道路の料金所みたいな感じだし・・・。ここでは迷うことなく歩行者用のゲートに行きました。入国審査を受けると、「アー・ユー・ツーリスト・オア・テロリスト?」などと訳の分からないことを言ってきました。顔がにやけているところをみると、こう言うのが流行っているのかな。真面目な人間に向かってそんな言われても、どう返答していいのか困ってしまうではないか。冗談のつもりでも勘弁して欲しい。

  入国審査を受けると、晴れてマレーシアに入国。さて、次は税関か・・・。あれっ、まあいいか。よく分からないまま通過してしまいました。そもそもこの国境は入国審査をしなくてもすり抜けることができるではないか。なんか凄くいい加減な・・・。これもシンガポールの入国審査の厳しいことを当てにしているからではないのか・・・。呆れつつ外に停めていた自転車にまたがり、ジョホールバルの町に出ました。さてどうしよう。まだ昼過ぎか。ジョホールバルに何があるわけでもないけど、今後のことを思うと今日はここに泊まるか。まだ足の調整ができていないので初日からあまり遠くへ行くのは次の日への負担が大きいだろうし、出発したのもちょっと遅めだったし、次の大きな町までどのくらいかかるか分からないし、とりあえず国境を一つ越えて満足だし、ここは宿が多いし、色々と考えてここで宿を取る事にしました。

  やたらと宿のある町で宿には困らないけど、選ぶのには困りました。そのうちの一軒でチャックイン。なんか胡散臭そうなフロントの人でしたが、値段が安いのでしょうがないところか。荷物管理さえしっかりとしていれば大丈夫だろう。という事で、宿を決め、まずは両替などをしに、市内へ出ました。荷物を積んでいないとなんて自転車がスムーズなことでしょう。銀行で両替を行い、簡単に街を見たらすぐに宿に戻りました。なんか眠い。朝早く起きたし、昨夜は遠足の前の日の夜のように色々と考え事をしていて眠れませんでした。一眠りするか。宿の人に宿泊費を払い、部屋で夕方まで寝る事にしました。

  気持ちよく寝ていると、キュイーン、バリバリと外の方で工事をするような音が聞こえてきました。ん、何だ。胸騒ぎがしたのか、ふと目が覚めました。まあ気にすることでもないか・・・、いや、もしかして・・・・、何か妙に嫌な予感がするぞ。第六感が働いたのか、慌てて自転車のところへ行ってみると、自転車はなく、無残に切られたチェーンロックが落ちているだけでした。おいおい・・・・・(呆然)。って、こんな昼間にやるか、普通。自転車は昼間だし、一眠りしたらまた自転車を使う予定だったので、宿の外のガードレールにチェーンロックでくくりつけていたのですが、そんなものお構いなしでした。なんて国だ。マレーシアは。しかし・・・、どうしよう。いやいや落ち着くんだ。まずやるべき事をやろう。自力で捜すのは無理だし、警察に行って盗難届けをかいてもらうしかないか。そうすれば保険でなんとかなるかも。

  どう考えてもこの宿の人が怪しい。自転車に乗っているのを知っているし、部屋にいたもの知っていたし、何より行動が怪しい。ここは揺さぶりを掛けてみるか。部屋に戻るときに、「自転車が盗まれた。警察に行きたいのだが、警察はどこにある?」と尋ねると、「いや、警察はまずい。知らない。」の繰り返しでした。この慌てようはいよいよ怪しい。といっても証拠はないし、もしかして不法な営業しているだけで過剰に警察という言葉に反応しているのかもしれないしな。まあいいか。警察署ならガイドブックの地図に載っていたので、歩いていくことにしました。もちろん部屋の荷物は念入りに鍵を掛けておきました。

  警察署に行くと、受付で「英語で大丈夫ですか?」と聞き、英語の話せる人に応対してもらいました。「自転車でマレー半島を縦断しようとしていて、宿の前に自転車を置いていたら盗まれてしまった。云々。」と状況を説明しました。「どこの宿に泊まっているのですか?」と聞かれ、ガイドブックにも書いてある宿の名前を言うと、「・・・?」といった感じ。知らないらしい。ジョホールバルにはいかがわしい宿が多いからそういうところには泊まらない方がいいとの事。他の宿に移った方がいいとまで言っていました。そうなんだよな。また戻って泊まるのもな〜。でもお金払ってしまったしな。まあこれは後で考えよう。とりあえず盗難証明書?みたいな物を書いてもらいました。最後に「言いにくいんだけど、アドバイスをするなら、旅を続けるなら新しいのを買い直したほうがいいよ。」と言われました。こればかりは日本で同じことがあっても、同じ事を言われそうです。「色々とありがとう」といい、警察署を後にしました。

ジョホールバルの町で
川沿いの屋台地帯
  このまま宿に戻っても気が滅入るだけなので、ブラブラと散歩することにしました。といっても特に見所があるわけでもなく、気分も沈んでいるので退屈な事。ジョホール水道沿いにはシンガポールを見ることのできる展望台みたいなものがありましたが、今朝まで滞在していたので特に感慨深いものはありません。でもシンガポールのイミグレーションの建物を見つけると、さっき見送ってくれた人たちになんか申し訳ないような気分になってしまいました。全く人のものを盗むなんて・・・。盗まれる方の事も考えてほしい。まして壮大な挑戦を試みている最中だというのに・・・。

  薄暗くなりつつあったので町の繁華街に戻ると、川沿いの空き地では多くの屋台が開店準備をしていました。おっ、これは夕食にいいかも。まだ中途半端な感じだったので、もう少し暗くなるまで時間を潰し、ちょっとはやめの夕食をとりました。やはり屋台がこれだけ並んでいると、気分がいい。どれにしようかな、どの屋台にしようかなと迷うのもまた楽しいものです。とはいえ、事実上今日がマレーシア初日。なんか得体のしれない料理が多かったりします。今日はこれ以上失敗したくないしな・・・。無難なチャーハンあたりにしておくか。後は・・・、いいか。そんなにお腹もすいていないしな。今日はかなり動いたはずなのに食欲があまりないのは、やはり精神的にショックを受けているようです。

  食後はすぐに宿に戻りました。今の宿へあまり泊まりたいとは思わないけど・・・、宿を替わるのも面倒だし、まあ部屋に篭城していればこれ以上のトラブルは起こるまい。それに・・・、正直一度マレーシア人に不信感を持ってしまうと、どこの宿に行っても同じ気分になるに違いありません。人間不信とは恐ろしいもので、関わりがあるもの、共通項でまとめられるものに対してひどく不信感を抱いてしまいます。落ち着くまではマレーシア人不振が続くのかな・・・。旅をしていてこれほど悲しいことはありません。

  宿に戻ってからは一人で部屋の中で今後のことを考えました。どうしよう。どう考えても明日の朝までに自転車が見つかって、再びバンコクを目指して自転車で出発だ!なんてことはありえない。となると、自転車旅を諦めるか、シンガポールに戻って買い直すの二択だな。ここに滞在して自転車を探しまくるとか、出てくるのを待つというのは当然却下。まずありえない。それに海外保険に入っているので、保険の規約を読む限りでは自転車の購入費用は保険で降りてきそうだ。国境で自慢げに撮った証拠写真が、保険用の証拠写真になってしまうのが悲しいけど・・・。まあインドネシアに行きたくなっていたので、ちょうどいいといえばちょうどいいタイミングなんだが・・・。楽しかった自転車旅行という事で終わりにしよう。次の目的地はマラッカ海峡に位置するマラッカ。ここには日本人宿があるらしいし、そこでまた情報収集して次の予定を考えよう。って、なんかベトナムのハノイで腹痛に苦しんでフエの日本人宿に駆け込んだときと似ているかも・・・。

*これ以降は編集中の為リンク切れになっています。
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