風の足跡 ~風の旅人旅行記集~

進め若者! 突撃タイ旅行記

~ 第3章 バンコク市内観光 ~

*** 第3章 バンコク市内観光の目次 ***

~~~ §1、バンコク市内ツアー ~~~

<1996年9月6日>

今日も目覚ましの音で1日が始まりました。
う~ん、今日も眠たい。お世辞にもすがすがしい朝とは言えませんでした。
それになんだかいまいち気分がすっきりしない。
昨夜は少し飲み過ぎたかな。時差ぼけに続き、今度は二日酔いかも。
いやいや、ちゃんとした病気に違いない。しかも重大な病気だよ、これは・・・。
今日は市内観光のツアーの日。大したツアーではないからサボっちゃおう。
1回はまぶたが開いたものの、再び閉じてしまいました。
そして少しの間、夢の中へ意識を飛ばした後、後輩にひどく揺さぶられて起こされました。
時計を見ると7時15分。やれやれ約束の7時30分まであと15分しかない。
今日も慌しい朝となってしまいました。

急いで支度をして、何とか約束の時間に間に合ってロビーに下りました。
昨日同様にかっこ悪いパンダのバッジを付けて待っていると、一人のおじさんが近寄ってきました。
そして「パンダバスのものですが・・・」とお互いを確認して、今日のツアーが始まりました。
今日のツアー内容は、半日かけて市内のマイナーな場所ばかりを周るといったもの。
3日間のバンコク滞在の中日はゆっくりするのもいいだろう。
そう思ってこのツアーを選んだのですが、我々以外の参加者がいませんでした。
昨日のように他のツアー客に対して嫌悪感を感じることがなくていいか。
気兼ねなくツアーに参加できるし。
しかし、出会いがないというか、人間観察ができないというか、それはそれでちょっと寂しい気もします。
でもよくよく考えてみると、市内のマイナーな場所を周るツアーというのは微妙な位置づけのような気がします。
時間のない人は有名なところを周るツアーにしか参加しないだろうし、かといって時間のある人はわざわざツアーに参加してバンコクを周るだろうか。
そう考えると何でこんな中途半端なツアーがあるんだろう。
自ら申し込んでおきながらちょっと疑問に思ってしまいました。

昨日と同様にホテルの前に停まっているミニバンに乗り込みました。
そして、改めてお互い挨拶を交わしました。
日本語をかなり流暢に話すガイドの人はおじさんに見えたのですが、聞いてみるとまだ若くて28歳との事。
ちょっと驚きました。タイ人の人はふけ顔なのかもしれない。
それともう一人運転手の人がいて、こちらは30歳のタイ人の男性。
この人は日本語が話せないので、ガイドの人が通訳をして会話に参加しました。
今日の移動はもちろん大型バスではなく、このミニバンでした。
人数が多ければマイクロバスを使うようでしたが、3人で大きなバスに乗っても虚しいだけ。
安っぽいツアーみたいだけど、午前中だけだし、バンコク市内だけだし、我々だけだしということで特に気になる問題ではありませんでした。
それよりもガイドと運転手を独占できるのがうれしい。
これはまるでプライベートツアーではないか。ちょっと得した気分でした。

サンプラプロム
サンプラプロム

10分も走らないうちに最初の目的地に到着しました。
ミニバンから降りて連れていかれたのは町の繁華街の一角にある小さな広場でした。
しかしただの広場ではなく、中央には祠みたいなものがあり、辺りは線香の煙が立ち込めていました。
ガイドの人の話では「サンプラプロム」といって人々がお祈りをする場所だそうです。
中に入ってみると、まだ朝早いのにお祈りをする人の熱気で包まれていました。
いかにもタイらしい場所ではないか。
それにしてもこんな町の真ん中にあるとは・・・。
周りは近代的なビルに囲まれていて味気ないといえば味気ないし、こんな一等地に残し続けている事を考えれば信仰熱心といえばそうだし。
まるで東京の大手町のオフィス街に残る平将門の首塚みたい。
ちょっと不思議な場所でした。

人々を観察していると、中に入ってちゃんと祈りをする人もいれば、通りすがりに入り口で手を合わせるだけの人もいました。
ビジネス街も近く、服装から想像すると通勤途中で手を合わせている感じです。
たまに日本の神社の前でも見られる光景なので、微妙な作法や小道具などは違うものの、あ~祈っているんだなといった感じで、そんなに違和感を感じませんでした。
ここだけ見てタイの人は信仰深いとは言い切れませんが、なんか色んな意味で日本と似た感じなのかなといった気持ちになれました。

お祈りする後輩達
お祈りする後輩達

ふと我に戻ると、周りに後輩がいないのに気がつきました。
あれどこに行った?ガイドの人もいないぞ。
置いていかれてしまったとか・・・。
辺りを捜してみると意外な所で発見しました。
なんとガイドの人と一緒にお供え用の花を祠に供えていました。
見よう見真似の動作はなんともぎこちなく、いかにも観光客っぽくて微笑ましい。
近づいてみると、ガイドの人がタイ風の供え方を指導していました。
ちょうど供え終わった後輩に「どう?」と聞いてみると、「少しは気分がすっきりした」と笑顔で返ってきました。
では私の二日酔いにも効くのかな。せっかく来た事だし、私も手を合わせてみることにしました。
タイの神様は寛容らしいから、こんな不届きな願いも聞いてくれるにちがいない。
きっとそうだ。「どうか頭のだるさを直してください。あっ、そうそう、ついでに頭の中身も良くしてくれるとうれしいかな。お願いします。」
よしっ、これで大丈夫。なんか無理な頼み事をしたら幾分すっきりしたような気もするぞ。
これぞ御仏の慈悲というやつかも。
こんな不謹慎な願い事をしているとは知らないガイドの人が、「何を祈ったのですか?きっと願いを聞いてくれますよ」と、拝み終わったばかりの私に話し掛けてきました。
えっ、あっ、そ、そうですか。不意を突かれた質問にちょっと言葉を詰まらせてしまいました。

フォアランポー駅前で
フォアランポー駅前で

サンプラプロムを後にすると、再びミニバンに乗りこみました。
そしてガイドの人が「次の目的地はバンコク中央駅フォアランポー駅です。」と告げ、「行った事がありますか?」と聞いてきました。
「空港から2回使いました。」と言うと、「あっ、そうなんですか。だったら抜かしますか?」と聞いてきました。
そんなにあっさりと飛ばしちゃっていいの。
改めて駅を見たいとは思わなかったけど、明日の夜、ピンサヌロークへ行く予定にしていて、そのチケットを今日の午後、購入しに行く予定にしていました。
これは手間が省けてちょうどいい。観光と言うよりも、チケットを買いに行く事にしました。
購入にあたってもガイドの人がいるので安心。
駅に着くと、一緒に窓口に行き、チケットの購入を手伝ってもらいました。
マンツーマンのガイドはこういう時には助かる。
そして無事にチケットを購入すると、まあせっかく来たのだからと駅の構内を一回りして、駅前で記念写真を撮りました。

~~~ §2、射撃に挑戦 ~~~

駅を後にした我々は再びミニバンに乗り込みました。
そして国会議事堂へ向かう為、中華街付近の商店街を走りました。
日本の商店街となんとなく似ていて、やたらとごみごみしています。
昨夜は確かこの辺りに食事をしに来たはず。
どの辺りだろうと考えながら周囲を観察するものの、朝は露店も出ていなく、全く雰囲気が違っていてよくわかりませんでした。
夜の賑わいは凄かったな。華やかでまるで別世界だった。
それが朝だとこんなありきたりな感じになってしまうんだ。
そんな事を考えていると、突然後輩が「射撃場だ。」と叫びました。
え?我々もその方向を見ると、確かに射撃場が商店街の中にありました。
なんでこんな所に射撃場があるんだ?こんな町中なのに。
こういうものは安全上郊外にあるものだと思っていたので、ちょっとびっくりしました。

射撃か。鉄砲なんて撃って何が楽しいの?といった冷めた見方もできなくはないのですが、映画などの影響から全く興味がないわけでもありませんでした。
機会があれば一度撃ってみたいなと以前から思っていました。
でも一体いくらするのだろう。
日本だったら高そうだけど、ここだったら安いかもしれないな。
もしそうならこれはいい機会ではないか。
午後からとか、最終日にバンコクに戻った時に射撃をやってみるのも悪くないな。
でもいくらぐらいかかるのだろう。
ガイドの人に「いくらぐらいするのですか?」と尋ねてみると、「そんなに高くはないです。行きますか?」と逆に尋ねてきました。
えっ、いいの。後輩の方を見ると、その目は輝いていました。
聞くまでもなさそうです。二つ返事で、他の観光を犠牲にして射撃をすることにしました。

車をUターンさせ、射撃場の前に戻ってきました。
車を降り、恐る恐る建物の中に入ると、銃声が聞こえてきました。
これが本物の銃声か。ドラマや映画ではなく本物なんだ。
中学生の頃は田舎に住んでいたので、よく近くの山へ行き、友人達と流行のサバイバルゲームをやっていました。
特に銃が好きだとか、戦争が好きだとかいった感情を持っているわけではないのですが、そういった遊びをしていたので、一度は安全に銃というものを撃ってみたいと思っていました。
その願望が今日叶うかもしれない。
少々興奮気味に受付けで料金表見せてもらうと、1セット3000円ぐらいでした。ガイドの人が言うにはちゃんと指導員が付いての値段らしい。
思ったよりも高いな。いや、こんなものなのか。
もうちょっと安いと思っていたのですが、ここまで来たら後に引く気はありません。
後輩達に訪ねると、やはり同じ気持ちのようでした。

射撃場で1
射撃場で2
射撃場で

射撃場は混んでいて、1レーンしか空いていませんでした。
誰からやろう。相談するまでもなく、後輩が先を譲ってくれ、まずは私が先陣を切る事となりました。
弾丸を買い、耳当てを付け、準備完了。
そして射撃をする場所に立ちました。
実際に的の前に立ってみるとかなり緊張してきました。
後ろからは後輩の視線も感じます。
後輩が見ている前なので格好よく決めるぞ。
真ん中に当てなければ。
既に気合が入り過ぎているようで、打つ前に「肩の力を抜いてください」と注意されてしまいました。
おっとリラックス、リラックス。
はやる気持ちを抑えて、一度力を抜き、テレビなどで見た事があるフォームを思い出し、再び構えました。
今度は「足を肩幅に開いて、真中を狙ってください」とガイドの人の通訳で教えられ、「さあ打ってください」とようやく発砲許可が下りました。
よしっ、発射。バキューン。

一発目を発射したものの、的をかすりもしませんでした。
どうやら撃った時の衝撃で、弾が上に逸れてしまったようです。
意外に衝撃があるもんなんだな。エアーガンとまるで違う感触に少し驚きました。
次はちょっと下を狙ってみよう。
反動を計算して的の真ん中よりも下のほうを狙って発射。
今度は上の方に穴が開きました。まだ反動がある。もっと下かな。
更に何発か修正しながら撃つものの、的の真中には当たりません。
どうも発射の振動で微妙に手がぶれてしまっている。
撃ち慣れれば安定するのだろうけど、一回目ではこんなものだろう。
テレビでは簡単そうに撃っていて、誰でも簡単に銃が打てそうな気になってしまいますが、実際はそう簡単ではないようです。
ドラマはいんちきだ。くそっ、当たらない。愚痴っていても真中に当たる訳ではありません。
弾を込めなおして後半戦の開始。
せめて一発でも真ん中の黒い部分に当てたい。
そう思いながら撃ち始めるものの、当てなければと思えば思うほど力んでしまいました。
結局、全ての玉を打ち尽くしても、的の真中には一発も当たりませんでした。

撃ち終わると、係りの人があまり穴のあいていない的をくれました。
なんともお粗末。できの悪い成績表みたいで人に見せるのが恥ずかしい。
後輩は・・・と探すと、射撃の最中でした。
一応撃ち方が様になっている。何枚か写真を撮り、後輩が終わるのを待ちました。
そして後輩の射撃が終わり、満足そうな顔で戻ってきた彼らに的を見せてもらうと、私よりも弾痕が真中に寄っていました。
私には射撃のセンスがないのかな。
昔、サバイバルゲームで鍛えたはずなのに・・・ちょっとショックでした。
射撃が終わると、ガイドの人とミニバンに戻りました。
いや~楽しかった。大満足でした。
ガイドの人も「この方が楽だね」と正直に言っていました。
他のツアー客がいたら到底出来なかった事です。
マンツーマンのガイドというものは融通が効いて便利なものだな。
普段は高くて縁のないものだけど、何人かいるなら割り勘でプライベートガイドを雇うのもいいかもしれない。
その方が効率よく旅ができるし、場合によってはより深くまで旅をすることもできます。
それにツアーのようなありきたりな旅ではなく、自分らしい旅をすることができるのも魅力に感じました。

~~~ §3、好感の持てるガイド ~~~

車から見た国会議事堂
車から見た国会議事堂

射撃の余韻を感じながらミニバンに戻りました。
そして、「今度は動物園に行きます。」とガイドの人が教えてくれました。
その途中、「あれが国会議事堂です」と本来行く予定だった議事堂を車内からガイドの人が教えてくれました。
射撃をしていなかったら、ゆっくりと見学できたみたいですが、全く後悔はありませんでした。
むしろなんだあれが国会議事堂か。それよりも凄い事をしたんだぞといった気分でした。
でもせっかくだからと車から身を乗り出して写真を撮っている私もいたりしました。

動物園で1
動物園で2
動物園で

その後しばらく走り、バンコクの中心にあるドゥシット動物園に着きました。
この動物園は公園に付随した小さな動物園で、ここではガイドは付かなく、しばらく自由時間になりました。
ガイドの人と別れて我々だけで園内に入ると、園内は昼前ということもあってか、えらく閑散としていました。
ほとんど人がいないではないか。
穴場といえば穴場なのだが・・・、どうなんだろう。
その閑散とした園内をゆっくりと周り始めました。
しかしどの檻を覗いても、活発に動いている動物はいなく、みんな「ぐでぇ~」としていました。
蒸しかえるような暑さだから動物もたまらんだろうな。
簡単に一回りしたものの大して物珍しい動物はいなかったし、特に面白い光景も見つけられませんでした。

まだ時間があったので、売店でジュースやお菓子を買って我々も動物にならって「ぐでぇ~」とゆっくりとする事にしました。
売店の前に置かれているパラソル付きのテーブルに座り、ジュースを飲みながら思いました。
きっと休日だったら家族連れなどでここも賑わっているに違いない。
外国の動物園は動物よりも、人間を観察するほうが面白かったりします。
その点では今日はいまいちタイミングが悪かったな。
タイの人は動物を見てどんな反応をするのだろうか?ちょっと興味がありました。
しばらくゆっくりした後、約束の時間がきたのでミニバンに戻りると、ガイドの人と運転手さんが笑顔で迎えてくれました。
本当に感じのいい人達だ。

最後に向かったのは宝石工場でした。
工場を見学するというのは建前で、実際は直販している宝石を買わせたいというのが本音なのでしょう。
しかし、我々はどう見てもそんなものに縁がなさそうな3人でした。
ガイドの人もそれはよくわかっていて、苦笑いをしながら「一応規則なので・・・」と申し訳なさそうに言いました。
きっとコミッションの問題だろうから仕方ないのでしょう。
感じの悪いガイドだったら行く気も起こらないけど、今日のガイドは好感が持てて、このくらいのことならお互い様といった感じで、あまり気になりませんでした。
どの道、買うつもりが全くないのでさっさと済ませてしまおう。
いやまてよ・・・。一人だと差し込まれるのが怖いけど、三人なら交渉の主導権はこちら側にあるので、よっぽどのことがない限り差し込まれることはないのでは・・・。
ここは冷やかしながら交渉してみるか。
観光ずれしたエジプトで鍛えた交渉術を後輩に見せておくのも悪くあるまい。
そんな事を考えていると何だか宝石工場へ行くのが楽しみになってきました。

実際に到着してみると、予想以上に大きな店でびっくり。
おまけにミニバンを降りると、タイの民族衣装を着たきれいな女の人が寄ってきて、「ようこそいらっしゃいました。」と出迎えてくれました。
なかなかサービスがいいではないか。
なんだか高級料亭に来た悪徳政治家みたいで気分がいい。というか、正直言ってちょっと照れ臭い。
後輩を見ると同じような事を考えているらしく、締まりのない顔をしていました。
これは・・・もはや敵の策中に落ちている感じ。
こんな事では甘い誘惑に落とされて気が付いたら恐ろしく高い宝石を買わされるかもしれない。
いかん、いかん。私がしっかりしないと。気を取り直し、気合を入れて店に入りました。

宝石工場での記念撮影
宝石工場での記念撮影

しかし気合いを入れて中に入ったものの、中はまるでデパートの催事場といった感じで、おまけに日本語のセールスのアナウンスがエンドレスで流れていました。
な、なんなんだ・・・ここは。すさまじい脱力感にに襲われました。
販売員も日本語を話し、客もほとんどが日本人。
欧米人はちらほらいる程度でした。
どうやらここは完全に外国人を相手に商売をしているようです。
こういうところは市場価格よりも高いと相場が決まっています。
販売員の目つきもいい鴨が来たといった感じで、ちょっと感じが悪い。
おまけにここの商品は偽物はないです。保証書も付いていますとしきりに言ってくるのも怪しく感じます。
それほど市内には偽物が多いのか。それとも・・・。
それにやたらとセールの札が貼られているのも変だ。
元々高い値段をつけて、割り引いて適正価格にしているんじゃないのか。
あれこれと考えるものの、どの道我々には大して興味あるものではありません。
まあいいか。騙されるやつも悪いんだし。ぶらぶらと一周して外に出ました。
外に出ると、ガイドの人が待っていました。
そして、手ぶらの我々を見て「やはり」と思ったに違いありません。
目が完全に笑っていました。
手ぶらで帰るのもなんか悪い気がしたので、民族衣装を着た人達と一緒に写真を撮る事にしました。
ガイドの人にシャッターを押してもらい、ピース。
これで少なくともこの工場で楽しんだという事実を作り、ガイドの人に対して義理を果たしたような気がしました。
こういうことを考えてしまうのはやっぱ日本人なのだろうか。宿に戻るミニバンに揺られながら思いました。

ホテルまで送ってもらい、半日の観光が終わりました。
「なかなか楽しかった。」ガイドの人に正直に伝えると、ガイドの人もうれしそうに照れていました。
最後にホテルの前でガイドの人と一緒に記念写真を撮り、そしてお互いに握手して別れました。
旅においての重要な要素はなんと言っても「人との出会い」です。
いい人に出会うとありきたりの旅、ツアーでも一段と楽しくなるものです。
今回がまさにそのいい例でした。

~~~ §4、バンコクの昼下がり ~~~

時計を見ると午後1時。
1回部屋に戻ってしまうと、外に出るのが億劫になるものです。
さてどうしようか。さっきから同じ事をつぶやいてばかり。
口ばかりが動いている状態が続いていました。
椅子に座ってタバコを吸っていると、ふとテーブルの上に置かれているホテルのパンフレットが目に留まりました。
何気なく中を見ていくと、館内案内のところに三階にプールがあると書いてありました。
プールでのんびりとするのも悪くないな。
パンフレットに載っている写真では、いかにも南国リゾートといった感じのきれいな水をたたえているプールでした。
気持ちよさそうだ。よしっ、気分転換に水浴びをしよう。
後輩の一人は高校時代水泳部だったとの事で、この事を提案すると出番がきたと張り切り始めました。
暑い昼下がり。冷たい水に降り注ぐ太陽。周りにはビキニを着た美女。
そして冷たいビールでもあれば最高ってなものです。これは至福な時間が過ごせそうだ。

ホテルのプールで
ホテルのプールで

善は急げ。早速水着に着替えて部屋を出ました。
上にTシャツ、下は海パンの姿でかまわずエレベーターに乗り、プールのある3階に降りました。
そしてプールに着いてみると、思わず3人で顔を見合わせてしまいました。
プールは小さく、プールサイドも狭い。
そして美女どころか誰もいない。
おまけに高い場所にあるせいか、結構風が強く吹いていて涼しく感じます。
水だけは写真通りきれいでしたが、それ以外は全く持って期待はずれでした。
期待が大きかっただけに失望もでかい。
これではまるで日本でいうなら露天大浴場みたいなものではないか。
やれやれとんだ茶番だ。
こうなったら何か伝説でも残すような事でもするかと思ったものの、横を見ると隣はバーになっていました。
お馬鹿な事をしていたらすぐに係りの人が飛んできそうです。どうやらここは泳ぐよりも水遊びをしたり、日光浴をしながらカクテルでも飲む場所なんだな。
でも空気の汚れているバンコクで日光浴なんぞしたら、肌や体に悪いような・・・。
まあ何にしても我々が楽しめそうな場所ではないな。
来た記念にと写真を撮ってすごすごと撤収する事にしました。

再び部屋に戻りました。いまいましく先ほどのパンフレットを眺めてみても、納得がいきません。
きれいに写しすぎだ。これぞ過剰広告。見事に騙されてしまった感じです。
さてこれからどうするか。再び振り出しに戻ってしまいました。
そういえばお腹が空いてきたな。
食事をかねて近くのデパートやショッピングセンターにでも行ってみようか。
確か近くに大きなデパートがあったはず。
水着からもとの服に着替え直して出発しました。
ホテルから街の繁華街は目と鼻の先。すぐに大きなショッピングセンターに着きました。
かなりでかくて、伊勢丹の文字が書かれています。伊勢丹といったら日本のだよな。
中に入ってみると、一階にはファーストフードの店や日本食店が沢山あり、その他では伊勢丹デパート、紀伊国屋といった日本の店も入っていて、まるで日本のデパートさながらでした。
「日本とそっくりだ。」と後輩がつぶやき、みんな自然に頷いていました。
同じアジアだから似てくるものだろうけど、ここは明らかに日本を意識して作られたもの。
そういえばバンコクはリトル東京とかリトルジャパンと言われているだっけ。
この光景を見ていて、ふと思い出しました。

さて、どこで食べよう。店の種類が多いので何にしようかと迷ってしまいます。
一通り店を見て回った後、その中からあえて日本にもあるマックに入る事にしました。
日本と比べてどうだろうといった興味があったからです。
見た目は日本と同じような看板や店構え。さて中身はどうだろう。
ワクワクしながらマックに入ってみると、店内の雰囲気も日本と一緒でした。
きっと世界共通なんだろう。列に並びながら改めて辺りを観察してみると、店員の対応もオーダーの通し方も変わらないようです。
世界基準と言うのでしょうか。恐るべしマック経営戦術。
そして私の順番が回ってきました。
メニューを見ると、特に変わった物はなく、よく日本で聞きなれている名前のハンバーガーばかりでした。何かタイらしいものがあれば注文したかったのに・・・残念。
タイ語を知らなくてもハンバーガーの名前は世界共通だし、それに目の前の写真入のメニューを指差せば済みます。
普通にバリューセットを注文しました。難しいのは店内で食べるか、持ち帰りかを伝える時だけですが、それは客席を指差せば問題ありませんでした。

店内は家族連れと若者が客席のほとんどを占めていました。
我々は各自思い思いのものを購入して席に着きました。
ふと灰皿置き場の横に変わったものが置いてあるのが目に付きました。
なんだろう。さっきからタイ人の人がそこに行き、銀紙の小さな皿に何か入れています。
私も灰皿を取りに行くついでに寄ってみました。
人が入れているのを見るとそれにはケチャップでした。なんだケチャップか。
しかしノズルは2種類あり、たいていの人が両方入れていました。
何が違うのだろうと思いながら私も両方とも皿にいれて席に戻りました。
後輩に「何ですかそれ」と聞かれたので、「まあ食べてみな」と知った振りをして試食させみると、後輩が「からい」と唸りました。
どうやら片方はケチャップではなく、チリソースでした。
赤いものが混ざっているなと思ったのは唐辛子だったようです。
私も食べてみると確かに辛い。辛いけど、甘辛いといった感じでうまい。
結構病み付きになる味でした。
3人で「これはうまい。日本でやれば結構流行るんじゃない。」と会話が弾みました。

食事の後はデパートの散策をしました。
特に欲しいものがあったわけではないのですが、タイの文化を知るのにいいはず。
デパートをはしごしながら、ぶらぶらとバンコクの町を3人で歩き続けました。
本当にここは日本によく似ている部分が多い。
日系企業も多い事から、日本の技術やデザインを似せて街などが再開発されているに違いない。
その傍ら朝訪れた「サンプラプロム」などが残っていたり、水上交通が発展していたりとタイらしい部分はしっかりと残っています。
あるレコード屋の前を通ると、日本の流行歌が流れてきました。
私は流行歌はあまり知らないけど、後輩が「これ華原ともみの新曲ですよ。」と驚いていました。
日本の文化もかなり浸透しているようです。
それにアジア大会を控え、町は建設ラッシュというか、妙に活気を感じます。
地下鉄はないものの、高架橋を使った新交通システムが建設中でした。
これでアジア大会の会場を行き来するらしい。
この町は現在進行形でどんどんと進化しているんだな。
観光客でも感じるほど活気にあふれていました。

タイと日本文化の融合。
だから町を歩いていても落ち着くような気分でいられるのかもしれません。
なんていいところだろう。日本人の観光客が多いのも頷けます。
それにファッションに関しても日本の流行がこっちへそのまま伝わっているような感じです。
観察してみると・・・いや、自然と目がいってしまうのですが、繁華街やデパートを歩く女性なかなかお洒落でした。
後輩が「タイ人の女性はきれいですね。日本人よりもきれいな人が多い。」とまじまじと呟いていました。
目が慣れるまで、異文化の女性はきれいに見えるもの。
だからきれいに見えるのもありますが、それを差し引いても確かにきれいな人が多い気がします。
よくよく考えると、日本の流行がそのままこっちへ流れているという事は、タイ人の女性は日本人好みのファッションをしているという事で、きれいに見えて当然かもしれません。
それに文化的なものなのか目元が穏やかなので、おっとりとした感じを受けます。
「バンコクっていいところですね。」また後輩がつぶやきました。今度は私も無意識に頷いていました。

~~~ §5、スコール体験 ~~~

かなりの時間バンコクの繁華街をぶらぶらしていましたが、そろそろ空が暗くなってきたので、ホテルに戻ることにしました。
でも、ちょっと暗くなるには時間的に早すぎるな。
空を見上げると一面灰色の厚い雲に覆われていました。
雲行きが怪しい。これは一雨きそうだ。
案の定、ホテルに着く手前で雨が降り出してきました。
それも半端でないほど強い雨脚でした。これは日本の台風の時よりもひどい。
これぞバケツをひっくりかえすという表現がまさに言い得ていました。
これだけ雨脚が強いと、雨に打たれている感じで結構痛い。
何なんだこの雨は。雨で修行できるぞ。
アホな事を考えつつも、ホテルまではもうすぐだったので、駆け足でホテルの入り口を目指しました。

ホテルの前でスコール体験1
ホテルの前でスコール体験2
ホテルの前でスコール体験

ホテルの玄関にたどり着いてみると、そんな長い時間雨に降られたわけではないのに、ずぶ濡れになっていました。
なんて凄い雨なんだろう。
振り返ると、まだ雨脚は強く、さすがにもう誰も歩いていませんでした。
車は何とか行き来しているものの、道路は川のようになりつつあります。
あっという間に町の風景が一転してしまいました。こりゃ凄い。
熱帯のスコールというのはこんなに凄いものなのか。
生まれて初めての体験に我々は少々興奮気味。
しばらくは雨宿りする地元の人に混じり、変わりゆく町並みを眺めていました。
しかし現実問題として、濡れたままなので、このまま突っ立っていては風邪を引いてしまいます。
着替えなくては。切りのいいところで部屋に戻ることにしました。

部屋に戻り、窓から外を見ると、まだ雨はすごい勢いで降っていました。
下を見ると車が水しぶきを上げて走っています。どうやら完全に洪水状態になってしまったらしい。
なんだかすごい事になってきたぞ。これ以上ひどくなったらどうなるのだろう。
車に代わって道路をボートが行き来するのかな?
他人事というか、高みの見物とはこういうことを言うのでしょう。
あれこれと漫画みたいな事を想像していました。
ふと後ろを振り返ると後輩は海パンに着替え始めていました。
「準備万端です。さあ行きましょう。」
後輩にせかされて再び部屋を後にしました。

再びホテルの入り口に立つと、ホテルの前の道路は、完全に川になっていました。
排水システムがうまく機能していないのか、それとも排水技術の限界を超える雨が降ったのか。
この状況ではどっちとも考えられました。
それにしても、昼間あんなに晴ていたのが嘘のようだ。
これが本場のスコールというものか。
相変わらず雨は降っていましたが、先ほどよりは弱くなっていて、人の往来も始まっていました。
歩いている人を観察すると、傘を持っている人は少数派でした。
日本だったらコンビニなどで安いビニール傘を買う人が多いけど、タイでは濡れるのを選ぶ人が多いみたいです。
雨季の最中、毎日のようにスコールがくれば、濡れるのも気にならないのだろうか。
それとも文化の違いなのかな。水掛け祭りというものもあるし。
はたまた単に日本人が贅沢なのか。
雨の中を小走りに走る人々を見てて考えさせられましたが、水の滴るいい女というか、雨に濡れるタイ人の女の人は一層きれいに見えた事だけは、はっきりしていました。

スコール後の水遊び
スコール後の水遊び

それから10分程経つと、さっきまでの雨が嘘だったかのように止んでしまいました。
なんと素晴らしい引き際。
スコールというものは、にわか雨の強烈版といったところだろうか。
それにしても短時間とはいえ凄い雨量だったな。
雨がやんだといっても、未だにホテルの前の道路は川状態になっていました。
この水は排水から逆流した水なども含まれていて、ものすごく汚い水だとは思うものの、入ってみたくなりました。
辺りが暗いので水の色はわかりませんが、明るければとても入りたくないような色をしていたに違いありません。
足に傷口がないのを確認して恐る恐る水に足を入れると、生温くて気持ちが悪い。
生ぬるい温泉、そう鉱泉として有名な有馬温泉といった感じです。
昼間プールに入れなかった分をこれで挽回できたかな。しかし我々はまるで子供ではないか。
なんかアホな事をやっているよといった周りの視線を感じつつ思いました。
それにしてもいきなりのスコール体験は、正直言って我々にとってはとてもいい観光になりました。

~~~ §6、ホテルのバーで ~~~

外に出たついでに、買い物をして帰る事にしました。
今日は空模様が良くないし、また雨が降り出してくるかもしれません。
それに数少ない服が濡れてしまったので、部屋の中で食事をすることにしました。
まずはホテルの軒下で雨をしのいでいた屋台で焼き鳥を購入。
その他に屋台で色々と買おうとしたのですが、雨に弱いのが露店。
スコール後の後始末でほとんどの店がてんてこ舞いでした。
こういう時に便利なのがコンビニ。
コンビニの品揃えは日本とあまり変わらなく、なんでもあるといった感じでした。
適当に食材を購入し、お菓子でもとお菓子売り場を物色していると、日本ではもはや売っていない絶版品を幾つか発見。
これは懐かしい。今時口の中でバチバチはじける「ドンパッチ」なんて日本じゃ売ってないぞ。
あっ、「コーラアップ」これも小学校の時に食べたっけな。
とまあ、懐かしさの為、主食以上に結構な量のお菓子を買ってしまいました。

ホテルの部屋で1
ホテルの部屋で2
ホテルの部屋で

部屋に戻り、各々自分の買ってきた食材を広げました。
私はタイのカップラーメンを買ってきたので、お湯を沸かさないといけません。
部屋に備え付けのコーヒー用の湯沸し機に水を入れて待ちました。
しかしこれがなかなか沸かない。
日本的な感覚でいうと、壊れているんじゃないかと空手チョップを食らわせたくなるようなもどかしさですが、ここタイでは沸くまで気長に待とうといったところなのでしょう。
その間暇なので、昼間射撃をした時の的を取り出してみました。
みんなのを比べてみると、どう見ても私の的が一番成績が悪い。
「まぐれですよ」と気を使って言う後輩でしたが、宝くじではないので、やっぱり私は射撃のセンスがないようです。
まあいいか。滅多に使う技ではないし。

そうこうしているうちにやっとお湯が沸きました。
カップ麺のふたを開けてあれこれと中に入っているものを取り出し、麺の上に中身を空けてみると、なんだか全体的に色が赤い。
もしかして激辛?パッケージにエビのマークが描かれているので、これはシーフード味で食べやすいだろうと思って選んだのですが、どうやらちょっと当てが外れてしまった感じです。
お湯を注いでみると、一層辛そうな色になり、何やら独特な匂いもしてきました。
「これって・・・、トム・ヤンクンではないですか。」と後輩が教えてくれました。
エビのマークはエビで出汁を取るトム・ヤンクンの意味だったのか。それにしても辛そうだ。
案の定、食べてみるとやはり辛い。
しかも普通の辛さではなく、頭が痒くなるような辛さでした。
激辛の国ではカップ麺もやはり激辛が好まれるみたいです。
あ~辛い。そうだ日本の友達にお土産として買って帰ろう。値段も安いし、話題にもなるし。
思わないところでいい発見がありました。

カップ麺を食べ終わると、焼き鳥などを広げ、ビールを飲みながら今日あった事などをしゃべりました。
それにしても今日も色んなことがあったな。
射撃に、スコールに・・・今のところなかなか有意義なバンコク滞在ができています。
でも、明日で第一回目のバンコク滞在は終わり。
しばらくはバンコクを離れてタイの中部を回る予定となっています。
と言う事で、このホテルに泊まるのは今日で最後。
なかなか快適な宿だったな。って星が4つも付いていれば当たり前か。
明日からは夜行とか安いゲストハウスでの滞在を予定しているので、星の付いたホテルを十分堪能しておかなければ。
そういえば、チェックインした時に色々とクーポンをもらったけな。
机の上には最初の日にもらったクーポン券が一枚も使うことなく残っていました。
なんのクーポンだっけ。確認すると、バーの飲み物一杯無料券と朝食券3枚でした。
朝食は、ここ二日間朝早く起きれなく、一度も食べていません。
せっかくだから明日の朝はちゃんと起きて、朝食を食べようではないか。
今更ながら3人で誓いあいました。
バーの券は今使うしかありません。再び着替え直して、ぞろぞろとバーのある3階まで降りました。
昼間、パンフレットの写真に騙されて行ったプールの隣にあったバーがそうでした。
ついでにプールを覗いてみたけど、もはや真っ暗。
スコールの後だし、誰も使っていないようでした。
晴れていれば、夜風に当たりながらプールサイドで飲むのも悪くないはず。

バーはなかなか高級そうな店構えでした。
一人だったら入る勇気がなく、迷わず回れ右をしていたに違いありません。
ただ今日は後輩が二人もいるので心強い。
よしっ、突撃。中に入ると、先客にアメリカ人の老夫婦が4組程度いました。
身なり相応。我々の方はちょっと場違いな感じでした。
まあいい。どうせ我々は見るからに学生だ。少しぐらいの無作法は許されるだろう。
注文にやってきたウェイトレスに無料クーポン券を渡し、飲み物を頼みました。
バーの舞台では生バンドの演奏者がいて、シックな曲を演奏していました。
いいムードだ。たまにはこういう雰囲気で飲むのもいいもんだ。
大人の味と言うものだろうか。隣にいるのが後輩ではなく、愛しの彼女だったらな。
などと後輩たちと笑いながら話していると、アメリカ人の一人が演奏者に何か言い、老夫婦達が真中に集まりました。
なんだ?もしかして・・・急に古いロックの定番「ロック・アラウンド・ザ・ロック」が演奏されて、老人達が踊り出しました。
やっぱり・・・。今までのシックなイメージがぶち壊しです。さすがはアメリカ人。
ただ、場の雰囲気が安っぽくなり、我々も身分相応に近づいたのだけは確かでした。
我々も踊るか。そう思ったものの、あまりにも年の差というか、世代が違いすぎてやり辛い。
せめて同じぐらいの年齢の人達だったら混ざるのだけど・・・今日のところは眺めるだけにしておこう。
やっぱりこういう所で明るくなれるのがアメリカ人だな。
日本人は集団で貸しきっていれば、これ以上に明るくなれるのだろうけど、それは狭い明るさのような気がします。

ホテルのバーで記念撮影
ホテルのバーで記念撮影

アメリカ人の老夫婦達は3曲ほど踊ると、重い体重のせいか汗だくになり、息を切らせながら席に戻って行きました。
あんなに太りたくないものだ。その後は再び静寂というか、シックな曲に戻りました。グラス一杯のドリンクを飲み終わり、しばらくくつろいだ後、撤収することにしました。
追加すると金がかかるし、なんだか慣れない場所なので肩もこってきました。
部屋に帰って誰にも気兼ねなくビールを飲みなおそう。
最後にホテルのバーに来ることなどめったにないから、係の人に頼んで記念に写真を撮ってもらいました。
それにしても一日の締めくくりがホテルのバーというのも悪くないな。
なんか金持ちの大人になったというか、大人の旅をしている気分みたいです。
部屋に戻ると、明日からの計画を話しながら、コンビニで買ったビールを飲んで盛り上がりました。
そして、眠くなった頃、明日はちゃんと朝食を食べようと、みんなで確認し合ってベッドに入りました。

第3章 バンコク市内観光  ー 完 ー

第4章 水上マーケットに続く

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<進め若者!突撃タイ旅行記 第3章 バンコク市内観光 1999年12月初稿 - 2015年10月改訂>