風の足跡 ~風の旅人旅行記集~

~ 国内の旅やバイクツーリング日記 ~

御前崎、初日の出ツーリング

*** ページの目次 ***

~~~ §1、プロローグ ~~~

<2006年1月>

学生時代の正月は祖母の家に両親と帰省したり、受験勉強だったりと、実家で何もせず過ごすといったことがありませんでした。
ただ仕事をするようになってからは、休みの都合上、なかなか思い切って東京を離れることが出来なくなってしまいました。
何よりも暮れの民族大移動さながらの帰省ラッシュを長くて3日程度の正月休暇の為にとても移動する気にはなれないし、飛行機や宿泊代が高いので旅に出たいと思えません。
という事で、最近は東京で過ごしているのですが、特にする事がないのが実際だったりします。

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昨年の話ですが、正月は何をして過ごそう。
ありきたりに初詣に初売り?
いや、私のほうが2日から初売りをしなければならないんだっけ・・・う~む。
などと考えていたら、友人が「毎年元旦に初日の出を見にバイクでツーリングに行っているけど、暇しているなら一緒に行かないかい?」と誘ってきました。

うっ、このくそ寒い中を正月早々ツーリングかい!
バイク好きというか・・・、暇だね~。
最初聞いたときはそう思ったのですが、よくよく考えてみると、ありきたりにだらだらと正月を過ごすよりも有意義で面白いかも。

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「正月何していた?」などと職場の人に聞かれた時に、
「バイク仲間と初日の出を見にちょっと伊豆半島まで・・・」なんていうのも格好いいではないか。
って、そんなために行くのはどうかと思うけど、旅心をくすぐられるというか、面白そうでもあります。
う~ん、行ってみようかな。

「で、どこ行くの?」と聞くと、御前崎とのこと。
な、なっ、伊豆半島を越えて、静岡市も越えて、更にその向こうではないか。
そいつはちょっと遠くないかい?
通常のツーリングと違って寒い中でのツーリングなのであまり遠いのも心配です。
でも一人ではなく、大勢でワイワイと行くなら何とか我慢できるか・・・。
旅は道連れっていうけど、なんか思いっきり道連れにされているような気がする。

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という事で、御前崎への初日の出ツーリングに参加することにしました。
しかし、直前の天気予報を見るとなんと雪。
実際に大晦になってみると記録的な大雪が降り、東名高速道路が完全に通行止めになってしまう状態。
楽しみにしていた御前崎への初日の出ツーリングは中止となってしまいました。

そして今年こそはといった感じで、再び御前崎への初日の出ツーリングを行うことになりました。
今度こそはとリベンジを誓う友人の張り切りようとは裏腹に、今年もまた直前の週間予報では元旦は雪の予測。
雨男の友人、いや雪男恐るべしというべきか。

しかしながら私の普段の善行のおかげか(うそ)、見事に前日の予報でなんとか曇りに変わりました。
これなら今年は行けるぞ。
決行が確定したのが前日というのも困ったものだけど、寒い時期だけにどうしても天気には神経質にならざるを得ません。

~~~ §2、御前崎での初日の出と登呂遺跡 ~~~

当日、他のメンバーは深夜2時に東名の海老名SAに集合して、日の出時間の7時前に間に合うように途中で休憩しながらゆっくりと走るようでした。
私は仕事の後なので少し仮眠をとりたく、現地集合ということで後から追いかけることにしました。
間に合わなければ一気に高速道路を飛ばしてと思っていたのですが、元旦の朝ということで車がほとんどいなく、下道でもスイスイと快適。
だったら高い高速料金を払って高速に乗る必要もないか。
そんなに時間は変わらないだろうし。

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御前崎の灯台の写真
御前崎の灯台

6時半頃に御前崎に到着。
なんとか間に合った。
はるばるこんな遠くまで初日の出を見に来て、遅れてしまっては虚しいものがあります。
とりあえず 灯台付近を訪れてみると、付近の駐車場はどちらも満車状態でした。
どこに停めようかな・・・。

うろうろとしていると、バイクが沢山停まっている場所がありました。
結構バイクも多いではないか。
我々と同じような変人・・・、いやバイク好きな人もそれなりにいるんだ。
初めての初日の出ツーリングだったのでちょっとビックリしました。
とりあえずその一角に私もバイクを停め、他のメンバーが来るのを待つ事にしました。

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天気は予報どおりで曇り。
肝心の東の空は厚い雲で覆われていました。
しばらく待っていると他のメンバーが到着し、海岸で初日の出を一緒に待ちました。
辺りを見渡すとさっきよりも人が増え、それなりに混み合ってきました。
曇っていてもこれだけ多いのなら、快晴の予報だったならかなりの人が集まるに違いありません。

結構初日の出を見に来る人も多いんだな。
今までそういった習慣がなかったので、ちょっとした驚きでした。
それとともに寒い中、友人達と「まだ~」などとワイワイはしゃぎながら初日の出を待つというのも楽しく、初日の出が見えなくてもこれはこれでいい思い出になるなと、日の出を待ちながら思いました。

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御前崎のモニュメントで記念撮影
御前崎のモニュメントで記念撮影

日の出時間になりましたが、肝心の太陽の方は現れる気配が全くありませんでした。
予め日の出は見られないと覚悟はしていたので、そこまでがっかりすることはありませんでしたが、やはり幾ばくかはもしかしたら見れるのではないかといった淡い期待もあったので、残念には違いありません。

5分待っても状況は一緒。
じっとしていても寒いだけ。
まだかよ~。などとぶつぶつ文句を言いなっがら、日が出るまで防波堤を歩いたり、記念碑の前で記念写真を撮ったりして時間をつぶす事にしました。

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御前崎での日の出の写真
御前崎での日の出(修正写真)

もう諦めて帰ろうか。など話していると、かなり高い位置から太陽の光が差してきました。
うっ、まぶしい。
日の出というにはちょっと・・・といった感じでしたが、まあそれはそれ。
深夜に寒い思いをしてここまで来た事がどんな日の出でも神々しくさせるといった感じで、お互い「あけましておめでとう」と挨拶を交わしました。

これで思い残すことは・・・、そうだ。せっかく来たのだから記念に集合写真を撮っておこう。
バイクを停めた場所に戻り、バイクを並べて記念写真を撮りました。
さっき見えた朝日ももう雲の中。
背景の空が曇っているのがいまいちだけど、後でそれらしく太陽の光を写真に加工しておけば問題ない。・・・かな。

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御前崎からは海岸沿いを通っている150号を静岡市方面に向かって走りました。
深夜から活動しているのでお腹の方もグゥ~グゥ~と鳴りっぱなし。
途中でファミレスでもあれば寄るつもりで走っていたのですが、元旦の朝に開いている店があちこちにあるはずもなく、結局静岡市内まで来てしまいました。
せっかく静岡市まで来たことだし、休憩がてらすぐ近くにあった知名度抜群の登呂遺跡を見学することにしました。

登呂遺跡での写真
登呂遺跡で

元旦の朝だけあって遺跡内はがらがら。
地元の人が散歩していたり、羽根突きをしているだけで、ごく当たり前の公園と化していました。
さすがに元旦の朝から我々のように遺跡見学をするような文化人はいなかったようです。

これが教科書に出てくる登呂遺跡か。
名前だけは有名だよな。
そんなことを思いながら 軽く弥生時代の集落が復元されている敷地内を一回りし、記念写真を撮って遺跡を後にしました。

なんだか元旦早々ちょっと賢くなった気分・・・。
一年の計は元旦にありって事で今年は勉学向上の年になるかな・・・、って、もうそんな年じゃないか。
いや、「学ぶのに遅すぎることはない」というからな。
まだまだ成長しなければ・・・。うむ。

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静岡市の中心には営業しているファミレスがあるだろうという事で、登呂遺跡から駅方面に向かって走ると、ようやく営業しているガストを発見。
入店すると、「あと10分でモーニングメニューから一般のメニューに変わりますが、どうします?」と質問され、
迷わず「待ちます」と返事しました。
お腹がすいているので腹いっぱい食べたい。

ということでドリンクバーで時間をつぶし、メニューが変わるとハンバーグのセット大盛りを頼みました。
よくよく考えると、 元旦早々、いや今年の食べ初めがガストでハンバーグというのもなんだかなといった感じもします。
今年は食に恵まれない年になるのかな。
いやいや、こうやって元旦から営業してくれて、暖かい場所でお腹いっぱい食べられる事を考えれば、文句を言っていたら罰が当たるというものです。

~~~ §3、悶絶!久能山東照宮 ~~~

食後は再び海岸沿いの150号に戻り、東進。
この辺りの道沿いにはずらっとビニールハウスが並んでいて、ちょっと不思議な感じのする風景が続いています。
なんでもイチゴの栽培が盛んで、いちごラインなんて可愛らしい名前で呼ばれているとか。
今はちょうど旬のようで、元旦だというのにイチゴ販売の露店やイチゴ狩りの呼び込みをする人が道沿いに並んでいました。
そのイチゴビニールハウス地帯の真ん中、地名で言えば日本平に久能山東照宮があります。

前々から行きたいと思っていたのと、今回のルート的にちょうどいい場所にあるという事で今年の初詣に選びました。
もちろん東照宮という名前が付いている事から、ここは徳川家康を祀っている神社で、なんでも日光東照宮の前身にあたるとか。
とても由緒ある神社なので、まあその~、御利益も一杯あるかな~と、そっち方面にも期待していました。

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久能山東照宮の参道の写真
久能山東照宮の参道で

久能山東照宮の場所はすぐに分かりました。
その付近だけが渋滞していたからです。
が、東照宮を見つけてちょっと顔が引きつってしまいました。
日本平の大地の上にあるというのは知っていたのですが、なんと小高い山の上に神社が見えたからです。
しかも結構高さがあります。
地名に平らという文字が入っているから感覚的に大したことはないだろうと思っていたのが大きな間違いでした。

車の駐車場待ちの渋滞をよそに、バイクなので適当に停めて、東照宮へ向かいました。
参道を歩いて、実際に近くまで行ってみると、改めてその高さにおののいてしまいます
斜面にそって長い階段が九十九折りに設置されていて、その階段をぞろぞろと人が列をなして登っていました。
これを登るのは結構重労働だぞ・・・。

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久能山東照宮の参道の写真
登山中

かなりの高さを登らないと御参りできないという想定外の展開となってしまいました。
この事実に張り切る人、意気消沈する人、それぞれの思いを胸に長い階段を登り始めました。
まあ正月はゴロゴロしがちだから、ここで体力を使っておけば家に帰って気兼ねなくゴロゴロできるというもの。
プラス思考で考えれば気持ち的には楽になれますが、やはりきついものはきつい。
そもそもバイク用のブーツで来ている人は登りにくく、悪夢の登山だったに違いません。

最初のうちはおしゃべりをしながら和気藹々といった感じで登っていたのが、徐々にみんなの口数が少なくなってきました。
息も上がれば汗も出てくる。
厚く着込んでいるのを少しずつ脱ぎ始めました。
それにしてもこのしんどさはまるで登山をしているような感じだな。
次第に息が荒くなり、それぞれのペースで登るようになりました。

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黙々と東照宮を目指して登り続けました。
それにしても長い階段だ。
残り何段とか書いてあればまだしも延々と続くから堪りません。
いつ終わるんだ。
どんどんと標高が高くなり、それに伴って眼下の車などが小さくなっていきます。

そしてかなりの高さまで登ると、門に辿り着きました。
これは一の門との事。この門の設置の仕方はまるで城みたい。
って、ここはかつて久能城、れっきとした城だったようです。

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一の門からの眺めの写真
一の門からの眺め

なんでも永禄11年(1568年)に武田信玄がこの地を攻め落としたときに、久能山が戦略的に要害であることに気がつき、元々あった久能寺を近くに移し、山上に城砦を築き久能城としたとか。
この門などはそういった山城だった名残になるのかな・・・。

この門付近は眺めがよく、よく辺りを見渡すことができました。
眺めがいいんだけど、ビニールハウスばっかりだな。
これはみんなイチゴの栽培用なのだろうか。
ビニールハウスが眼下に広がる風景って・・・ちょっと微妙かもって思ってしまいました。

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門を通過すると開けた感じとなり、階段もきれいになりました。
もうゴールは近い。
その先にロープウェイとの合流地点があり、お土産物屋やチケット売り場がありました。
やれやれようやく到着だ。

ここからはチケットを購入しないと入れないので、他のメンバーがやってくるのも待ちました。
そして全員そろうとチケットを購入。500円か。
まあしょうがない。ここまできて中を見ずに戻っては単なる筋トレになってしまう。
それに500円も払えば御利益もたくさんあるだろう。ってこれは拝観券か。
元旦ぐらい無料にしてくれればいいのに・・・などと思いつつ人数分購入しました。

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久能山東照宮の唐門の写真
久能山東照宮の唐門

ここからいよいよ東照宮参拝の始まり。
まずは階段の上に赤く立派な楼門がそびえていました。
「東照大権現」の扁額が誇らしげに掲げられているのが目立ちます。
なんでも後水尾天皇が自ら書かれたものだとか。
これをくぐると、鼓楼、神楽殿、神厩、神庫などといった建物が並ぶエリアとなっていて、その奥に本殿に続く唐門が見えました。
ここは迷わず本殿へ。

唐門をくぐると、でんとカラフルな拝殿が目の前にありました。
家康公の没後、二代将軍秀忠が久能山に徳川家康公を祀る神社を造営することを命じ、大工棟梁の中井正清によって建てられたものです。
当時最高の建築技術・芸術が結集しているとか。
しかも1年7ヶ月という短期間で仕上げたそうです。

拝殿の後ろに本殿があり、その二つの建物は石の間でつながれています。
こういう様式を「権現造」というようで、神社建築における権現造の様式はこの久能山東照宮によって確立され、日光東照宮を始め全国に多数造営された東照宮はこの建物が原型とされているようです。
それぐらい凄い建物なのです。案内板を読むかぎりでは。

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久能山東照宮の本殿の写真
久能山東照宮の本殿

まずは参拝。列の一番後ろについて順番を待ちました。
よく考えると神様が徳川家康なんだよな・・・。
交通安全のお願いとかしても効果があるのだろうか。
車とかバイクなんて知らないだろうし。
待っている間にふと冷静に考えてしまい、なんてお願いをしていいのやら分からなくなってしまいました。
何にしよう。考えていると順番がきてしまいました。
早くしなければ・・・、 そうだ。
やっぱりここはこれしかない。

とっさに「俺も天下を取りたい」とお願いしてしまいました。
う~ん、効果があるのだろうか。
他の神社なら罰が当たりそうだけど、ここだったら叶いそうな気が・・・。
叶ったら叶ったで困りそうだな。その器ではなさそうだし。
叶わなかったら叶わなくてもいいや。その器じゃなかったことで。
とまあ、お参りという行為を行ったことでスッキリした気分になりました。

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久能山東照宮の写真
建物の様子

由緒ある東照宮の中を見てみたいけど、それはかなわないようなので、本殿の周りを散策してみました。
さすがに造りがしっかりとしているし、建物としての均整もとれています。
シルエットは美しいのだけど、やっぱり見た目の印象は豪勢といった感想になるのかな。
細かいところまでしっかりと装飾が施され、極彩色でカラフルに色づけられている様子を見るとそう感じてしまいます。
これはどう考えても普通の神社よりも威厳があるよな。
さすがは天下を取った家康様だ。

立て札の前での写真
立て札の前で

そんなことを考えながらお守りでも・・・などと社務所の方へ行くと、ここにビックリするものが置いてありました。
なんと「山下より1159段」の立て札が。
下から1159段も階段があったようです。
う~ん、よく頑張った。
記念に写真を撮っておく事にしました。

本殿の裏手には徳川家康の遺骸が埋葬されているという神廟に続く廟所参道の入り口がありました。
少し歩かなければならないようでしたが、せっかくだから行ってみるか。

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家康公の神廟の写真
家康公の神廟

参道を歩くと、左右には家康に仕えた武将たちが奉納した石灯籠が据えられていて、ちょっと神秘的な雰囲気となっていました。
日光も確かこんな感じだったよな。
そして少し歩くと、神廟に辿り着きました。
中には入れませんが、大きな石塔が設置されていました。
これは三代将軍家光によって建てられたもので、高さ5.5m、周囲8mあるそうです。

なんでも家康公の遺命に従い、西向きに建てられているとか。
西に何か思い出の地があったのかな。
それとも西方浄土という考え方なのかな。
何にしても歴史の登場する有名な人がここに眠っていると思うと感慨深いものがあります。

家康の廟から本殿に戻ると、後輩が待っていました。
あれっ、もう廟に行ってきたんだ。早いな。
聞くとは廟があることに気がつかなかったとか。
せっかくだから行ってきたらと勧めるものの、「いや、もういいです」とのこと。
それはもったいないと思うけど・・・まあいいか。

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しばらく待っていると他のメンバーも戻ってきました。
もういい?と聞くと、もう十分との事。
じゃあ戻るか。山を下っていくことにしました。
登りではあんなに苦労した階段も下りだと楽ちん。
軽快に下に降りると、すぐ下にあったコンビニに入って水分補給。
う~ん、よく頑張った。お茶がうまい。
ご利益があったかどうかわからないけど、 元旦早々いい運動になったことは間違いありません。

これだけ苦労してお参りすれば少しはお参りの効果があるような、ないような。
気分次第・・・ってなもんか。
少なくとも明日筋肉痛になっていることだけは確かなような気がしました。
でもまあこういう機会でもないと他のメンバーはこのような場所を訪れないだろうから、ある意味良かったのかな。
きつかったけど・・・。
下った後のメンバーの満足そうな顔つきを見るとそう思ったのでした。

~~~ §4、薩た峠 ~~~

段々と天気も回復してきて、空には青空が広がっていました。
気温もどんどんと上がっているようで、これならバイクで走っても気持ちがいいに違いない。
汗も引いてきたことだし、そろそろ出発しよう。
次の目的地は由比近くの旧東海道の名勝薩た峠。

東照宮を出発すると国道15号を走り、そして国道1号バイパスに合流して東進しました。
途中で友人がはぐれてしまうといったアクシデントがあったけど、まあ無事に合流できたからよしとしよう。
そして由比の手前から細い旧道へ入り、山道を登り始めました。

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旧東海道、薩た峠の写真
旧東海道、薩た峠

薩た峠とは安藤広重の浮世絵にでてくる東海道の景勝地です。
到着してみると、残念ながら富士山は曇っていて見えませんでした。
それでも空気が澄んでいて安藤広重の浮世絵と同じような雰囲気の眺めを見ることができました。
今では下に高速道路などができていますが、それ以外は昔とあまり変わらない風景なのがここの魅力でしょうか。
峠に至る道が狭いのが難点だけど、それゆえに穴場的存在となっているのがいいし、 それに辺り一面みかん畑でほのぼのとした立地環境にも心落ち着きます。

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峠からは旧東海道を走りました。
途中、旧東海道の古い町並みや由比宿、由比本陣といった趣のある町並みをバイクで走るのもなかなか気持ちがいいものです。
その後は再び国道1号に合流しました。
この先は特に目的地もなかったけど、この付近の一般道はバイパスとなっていて走りやすいし、車が少ないし、何より通行料金が節約できるしと、高速に乗るのは沼津からという事にして沼津に向けて走りました。

そして沼津からは東名に乗って、いつもどおり海老名SAで集合すると、もう夕方になっていました。
夕食には早すぎるし、ここで食べると家に帰って食べられなくなるしと、何とも中途半端な時間。
軽く喫茶をしてくつろぐだけにしました。

一服していてもやっぱり出てくる話題は久能山東照宮の長い階段。
予想外の展開だったし、かなりきつかったのでみんなの印象に強く残ってしまったようです。
まあいい思い出としておこうではないか。
2006年の元旦は長い階段を登って東照宮にお参りしたということで。
その後海老名で解散して、それぞれの家路につきました。

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無事に帰宅すると、なんとも長い一日、そして人生初めての元旦初日の出ツーリングが終わりました。
終わってみると、疲労感一杯。でも充実感も一杯でした。
元旦早々大冒険というわけではないけど、なんかちょっとした事をしたぞといった気分でした。
一年の計は元旦にあり。
今日得た充実感がこれからの一年につながりそうだな。
言葉通りに、今年一年充実した年になりそうな気がしてきました。

御前崎、初日の出ツーリング  ー 完 ー

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<国内の旅やバイクツーリング日記 御前崎、初日の出ツーリング 2006年1月初稿 - 2015年10月改訂>